この日の夕飯は、ファラフェルとフムス、これにちょっと前に作ってあった野菜のコンフィ、赤キャベツと普通のキャベツのザワークラウト、そして再挑戦のトマトのローストは十二分で取り出して、かなり満足度の高いアルデンテに近づきました。
次は十分で取り出してみよう。
マンガ・北斎・漫画
モントリオールのRiviere-des-Prairies地区にある市立図書館(Bibliotheque Riviere-des-Prairies, 9001 Boulevard Perras, Montreal)で開催されている『マンガ・北斎・漫画―現代日本マンガから見た「北斎漫画」展』を見てきました。
領事館と国際交流基金の共催だそうで、領事館からのメールのお知らせで開催を知りました。
お知らせメッセージによると「江戸時代に葛飾北斎が描いた「北斎漫画」と日本の現代マンガの接
無料です。
マンガから見た北斎漫画ってどういうこと?と思ったんですが、近代のマンガと北斎の北斎漫画や他の有名な浮世絵師の絵がテーマに沿って旨いこと並んでいまして、割と見応えあり。
図書館での展示ですし、きっと三十分くらいで観終わるだろうと思ったら、四十五分かかりました。
浮世絵は全部パネルにプリントされたもので実物は一枚もないのですが、北斎漫画の冊子は本物(多分)の展示もありました。
マンガ北斎
帰国した折に訪問した深川江戸博物館でたまたま杉浦日向子さんの作品の展示もあったのですが、このマンガ展でも杉浦さんのマンガ数作品のページが展示されていました。
杉浦さんが描いた北斎と娘のマンガもありました。
私は知らなかったのですが、北斎のことを描いた近代の漫画作品って杉浦さんだけじゃなくて、他にもいろんな漫画家さんが取り上げた題材だったようですね。
あと、これはわざとなのかプリントする際に間違って裏返しにプリントしてしまったのか、どっちなんだか不明な掛け軸?がありました。
近寄ってみるとこんななんです。
たまーに、日本の文字を裏返しにプリントしちゃったTシャツとか見かけますけれど、日本の美術関連の展示でこれは、大きな失敗もしくはわざと、、、どっちでしょう。
日本のマンガ文化についての展示もありました。
コミコンとか、最近では北米でも普通にありますけれど、こういうのって昔は日本だけのものでしたね。
そして漫画の描き方教本。
こういう感じの本、子供の頃に一冊家にあったような覚えがあります。
日本の美術やマンガが好きな知り合いがいたら、無料だしぜひ、とお勧めしたいとは思うんですが、この図書館、かなり東の方にありまして、メトロ圏外。
地図で見ると東というより北ですが、モントリオールの島はグイッと東側が右上がり、街の作りはさも島が東西に長く広がっているようにできているので、私たちの頭の中の地図ではダウンタウンより右手は「東」。
逆に真ん中にある山、マウントロイヤルの左手に進んでいくと「モントリオール・ウェスト」などと「西」扱いされるんです。
とにかく、バスを乗り継いでいくと我が家からだと1時間半、ウェスト・アイランドなんかからだと車でも1時間かかるでしょうね。
なんでこんな辺鄙なところで開催することにしたのでしょう、、、ちょっと謎。
辺鄙なところとはいえ、図書館そのものは割と良い感じでした。
普通に本が並んでいる部屋の壁や部屋の隅に転々と展示されているので、あれ、この続きはどこへ?と所々でどっちへ向かっていけばいいのかわかりにくいんですが、図書館のセキュリティのお兄さんやカウンター内にいる司書の皆さんが親切で「地下にも展示ありますよ、見ましたか?」とか「この冊子持っていっていいんですよ、どうぞ」とか、気を使っていただきました。
日本のコミックブック、うちの近所の図書館でもいくつか置いてあります、、、フランス語訳ですけど。