週末はマンハッタンに行ってました。
マンハッタンはモントリオールからだと車で6時間〜7時間ほど。
トロントへ行くのと同じくらいです。
国境を超えるので面倒くさいし、アメリカは45代目の大統領になってから行く気がしなくって、、というか避けたくて、しばらく行っていませんでしたが、今回はもうすぐ遠くへ引っ越してしまう友人と会うために行ってきました。
マンハッタンのヴィーガン事情
大都会マンハッタンですから、全く心配も下調べもなく臨みました。
昼前に到着して友人宅に荷物を置いて、近所にあるJin'sというラーメン屋で食べたのは、野菜ボウル。
メニューにヴィーガンのマークがついてたのはココナッツミルク入りのグリーンカレーラーメン、とういうものが一品だけで、ココナッツミルク入りのラーメンが食べたい気分ではなかったので、野菜の丼がなぜヴィーガンじゃないの?何が入ってるの?それ抜いてヴィーガナイズできませんか?と質問してみたら、厨房の方とウェイターさんが食材の原材料リストを調べてくださいまして「この野菜丼、ヴィーガンですね、動物性のものは一切入ってないです」と。
ウェイターさんが二人くらいとキッチンの方とできっちり調べてくださったみたいで、皆さん親切でビックリしましたよ。
ナスとエノキが入っていて甘辛いタレでおいしかったです。
ただ、さすがアメリカ、大量でした。
大量なだけに後半は甘さが口の中に残る感じで、味が濃く感じ、少々苦戦。
地元にお住まいの方はタッパ持参で持ち帰りすると良いかも。
夫はすき焼き・ボウルを食べてましたが、夫も甘さと量の多さに苦しんだ模様です。
二人とも完食はできませんでした。
小さな店でしたがマンハッタンだけで三つくらい支店があるみたいです。
コロンビア大学付近だけあって学生風の若い人たちがひっきりなしに出入りしていました。
そして、ラーメンを啜らないで食べてる人たちを目の当たりにして一人で内心驚いてました。
食べにくいでしょうに、啜らないと。
ご飯をお昼にたっぷり食べたので夕飯はご飯ものじゃなくてもいいやと思ってましたが、入ったお店でヴィーガナイズできるものの選択肢をみて結局選んだのは、またしても丼物、、
このお店のボウルは豆腐をグリルでちょっと焦げ目がつく程度にグリルしたものにピーナッツソースがかかってましたが、一緒に乗ってる野菜が全部生。
生野菜より加熱した野菜が好みの私にはこの組み合わせはどう転んでも「残念」としか思えない。
これは個人の好みの問題ですけれど。
このお店はFarm to table, 地産地消のお店だとかで、値段もそれを反映してる感じでしたが、優しいお店でした。
ヴィーガン・飲茶も試しました
二日目の昼には中華街のヴィーガン・飲茶に行きました。
ここでの食事は嬉しくって食べるのに夢中で写真なし。
かろうじて食べきれず持ち帰ったあんまん(つぶれてますが)の写真を撮りました。
飲茶ってカートにのせたセイロなどに入った美味しいものをあれこれ指差して注文して食べるものだと思ってたんですが、久々に行った飲茶はリストにチェック入れてそれを渡して注文、、でした。
なので指差し注文では記憶しきれない料理名を覚えるチャンスとばかり、リストを「記念にもらえますか?」といただいて帰ってきましたよ。笑
友人のお姉さんが今年からヴィーガンになったそうで、しかもお姉さんは穀物アレルギーなのだそうで、ヴィーガンな上穀物が食べられないから食べ物に困ってるらしく、このお店で私が選んだ米粉のダンプリング各種や米粉で作った麺の品や、何でどうやって作ってるのかは謎ですがヴィーガン・クラゲのサラダなど(最初彼女は、それはいらないわー、と拒否してたんですが好奇心からちょっと食べてみて気に入ってました)お姉さんを連れて来れそうな店だ、と喜んでいました。
TVコメディー、 Seinfeldtに出てきたグリーシースプーン
日曜の朝ごはんは近所のCommunity(金曜の晩に夕飯食べた店ですが朝ごはんが美味しいとかで)に再び行きましたが、すごい行列だったので名前を伝えて待ち時間を聞いて、待つ間こっちの店で時間潰そうか、、、とその昔Seinfeldtの撮影に使われた食堂、Tom's Restaurantが斜向かいにあるのでそちらに行きました。
この店は昔ながらのグリーシー・スプーン的食堂ですので、ヴィーガンが食べられる食品などなさそうだなと思ったらフルーツサラダがあったので、それと紅茶を。
このサラダ、量は少ないしカンタロープとハニーデューとブドウが一個だけ、って何それ、と思ったんですが、熟れ頃で美味しいものでした。
とはいえやっぱりマンハッタン、なんでも高いですね。笑
これとティーバッグの紅茶とで9ドルちょっとですよ。
周りのテーブルにはコロンビア大学の学生と思われる若い人たちが沢山いらっしゃいましたが、皆さん学生なのに羽振りがいい、、というか、この店はこの界隈ではこの量の割にやっぱり比較的安い方みたいですね。
お店そのものは、味にうるさい人が行くところというよりは昔ながらの定番のグリーシー・スプーンを楽しむ、もしくは大盛のご飯を求める学生が行く店、という感じです。
食堂でフルーツサラダをいただいた後出向いたお洒落系なお店、Community ではヴェジタブル・サンドイッチからチーズを抜いていただいて、ヴィーガンですのでチーズ以外もヴィーガナイズしてくださいとお願いして注文。
そしたら、野菜にマヨネーズが乗ってて、おお、これは忘れられたか?と。
夫と友人はヴィーガン・マヨかもよ、と言ってましたし、よくわかりませんけれども、間違われたとしてもここで「マヨっぽいものがのってるから食べない」と突っ返したらゴミになりますからね、環境のために動物性食品を避けてるのにちょっとマヨが乗ってたからと食べ物を捨てるのが環境のために良いとは思えないので、こういう場合は気にせず食べます。
間違って肉とか魚が入ってたら流石にちょっと食べられないですけれど(これは味覚が変わってしまったせいか、モロに動物の身が入ってると鼻と舌に刺激が強くて本当に楽しめないのです。)
サンドイッチも美味しかったですけれど、つけ合わせのサラダの中に水菜が入ってて、大変嬉しうございました。
ニューヨークはいつも遊びに行くだけですけれど、旅行者には皆さん大変優しい街だと毎回思います。
住んでるとタフでないとやってられないんでしょうけれども。