コロナウィルス
コロナウィルス騒動が続きますが 皆さんの日常はいかがでしょうか。
私は日本のメディアが自然に入ってくる環境にいないので、日本ではどうなっているのかな、とネットでチェックしていますが、実際の街の雰囲気などはわからないので歯痒いです。
日本ではいろんなことが巻き起こっていますね。
マスクの買い占めとか。
カナダではBCとオンタリオに感染者が発見されていますが、イランからBCへやってきた感染者は、フライトの乗り継ぎでモントリオールのトゥルドー・エアポートを経由していたとか。
空の旅であちこちに拡散する可能性ってこういう風にあり得るんですね。
感染者ご本人も多分「風邪気味かなあ」程度だったとか、気がつかなかったんじゃないでしょうか。
若者や子供は感染しにくいとか、してもすぐ治っちゃうとか聞きますし。
肺などに持病のある方や高齢者が感染すると大変だ、というので、日本に住む両親が心配ですが、隠居の身ですから、人混みを避けるとか体調に変化を感じたらすぐに休息するとか、そういうことは仕事してる人たちよりも簡単にできます。
高齢者だから医者に縁があるので、通院先の病院で感染と言うリスクは高いですけどね。
でもインフルエンザだって風邪だってうつるときは移るし、高齢者はそういうのだって辛いですからね、気に病みすぎてもしょうがない、、でも常識的な予防だけはお願いしますよ、という気持ちです。
私に言われるまでもないでしょうけど。
拡散を止めることはもはやできないので、今後はインフルエンザと同様の対応策に移行するだろう、という話を耳にしましたが、日本はどうかなと思ったらこんなページを見つけました。
記事のタイトルは「新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの? 感染管理の専門家に聞きました」
コロナウィルス に感染しているのかどうかを調べるPCR検査の流れや、検査の精度などについて説明されています。
また、(インタビューの時点で)検査が陽性だった場合どうなるのか、『広まる陰謀論「日本で検査が少ないのは政府が感染者数を少なく見せたいからだ」 』についての専門家の見解などにも触れられています。
記事の最後にある、風邪の症状などが出て不安に感じた場合どうすれば良いのかという質問への答えをこちらに引用しておきます。
心配かもしれませんが、知っておいていただきたいのは、感染者の80%は軽症で、1週間ほど風邪のような症状が続いて治ってしまうということです。また、お子さんはなぜか感染者も重症者も非常に少ないですし、妊婦さんも今のところ重症化しやすいという報告は出ていません。
重症化する危険があるハイリスクな人は、だいたい50歳より上の方や持病のある方ですが、COVID-19の進行は比較的緩やかですので、風邪症状が出たら慌てずに休養し、症状を注意深く見守ってください。
日本での感染者の方の状況で、体調が悪かったが出社した、という例があったと思うのですが、風邪なのかコロナウィルス なのか判断ができない状態で、「だから休みます」が言いにくい職場(が圧倒的なのではないでしょうか)では、やっぱり休めないでしょうね。
かといってその後「やっぱりコロナウィルス だった」となり「自己判断で無茶しやがって」などと批判されることになるというのなら、本人にしてみればどっちに転んでも酷い話です。
日本ではありませんが、私の職場も風邪で休みにくいです。
慢性的人手不足で。
ダメだー、と思ったら休みますけれども、気軽にホイホイと休めるような職場はありませんよね。
ただ、休むことにして連絡を入れた場合、同僚も上司も必ず「心配しないで、ゆっくり休んでください、早く楽になりますように」というような言葉をかけてくれます。
休職期間中の給与が払われるのかどうか、職場や取引先が自分の欠勤を受け入れてサポートしてくれるのか、この条件が整わないと「休養が必要です」と言われたって休めませんよね。
マスクは日本の外ではどうか
コロナウィルス の報道がされ始めてから、母が「カナダにはマスク売ってる?送ってあげようか?」と、いかにもお母さんな発言をしまして。
送られても使うとは思えないので丁寧に辞退しました。
カナダでも感染者が、、と聞き、カナダでもマスク使用者を見るようになるかしらと思っていたのですが、その気配は一切ありません。
マスクが予防に有効だ、という話すら聞きません。
くしゃみや咳をするときには手のひらで口を覆うのではなく、肘の内側を口の前に持ってきて、、とか、そういうのは以前からよく聞きますけれど。
10年くらい前に、普通の風邪でしたが結構咳が出ている状態で、仕事を休めなくて(と判断して)でも職場の人たちに風邪をうつしちゃいけないな、と思ったため、マスクを使ったことがあったんですが、職場の皆さんにかなり不評で、上司に呼ばれて「クライアントの皆さんが怖がってるんだけど、、、、気持ちは嬉しいんだけど、、、、ちょっとね」と(カナダの人たちはあんまり直球で苦情を言いません)やんわり辞めてくれと言われたことがあります。笑
日曜大工用の、ホームデポかどこかで買ったマスクでしたし、ピンクだったんですけどね、マスク=医療現場=仰々しくて恐ろしい、という印象だったようでした。
SARSが流行ってた当時、流行真っ只中なのにやっぱり会う人、会う人、みんなハグするし、モントリオールはフレンチ式なのでほっぺとほっぺを合わせてチュッチュ、とやるし、ウィルスが蔓延しやすい気がしますが、習慣は今でも健在です。
(風邪ひいてる時などはみんな控えてますが)
医療機関での感染
日本の方が「医者で検査してもらったらインフルエンザだった」とか「風邪で医者に行った」と仰るのを耳にしては、北米との違いを感じます。
北米だけではなく多分西欧諸国も、風邪程度の症状で医療機関へ足を運んでも何もしてもらえません。
風邪で医療機関へ出向かない理由としては、
- 風邪に聞く薬なんて存在しないから
- 医者に会いに行く時間も労力も無駄になるから(米国以外多くの欧米諸国では医療費は無料なのでお金の問題ではありません。)
- 医者に会いたくてもその前に予約をとるのが大変
- 予約なしでも良い救急医療室はだいたいものすごく混雑しているから、家で横になって休養している方がよっぽど回復への近道
- 風邪で病院へ行ってもっと酷い感染症を移されて帰ってきたくない
それでも医療機関の待合室などには、咳き込んでいて多分肺炎かインフルエンザか何かかな、という人はいますから、長時間待たされてでも医師に見てもらう方が良いと判断する場面はあり得ます。
でも日本のような、気軽な「風邪気味だね、医者に行こう」はあり得ません。
欧米の医療機関が日本ほど気軽にアクセスできないシステムだから、というのが主な理由とはいえ、それに慣れると、風邪くらいで医者に行く習慣そのものが風邪やインフルエンザの蔓延にもつながるのではないかしら、とも思えます。
ゆっくり休むことを奨励する社会って難しいですが、パニックより休息の方が必要な時かも。
ゆっくりしっかり睡眠をとって、体も心も休息を取らせてあげましょう。