食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

国際女性デー、女性服のポケットの不在または不足とDangerous coats 

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焼きビーフン、インゲンが無かったので代わりに蓮根を細かく切って入れてみました、見えませんが。笑

昨日の夕飯は焼きビーフンとブロッコリのローストでした。ブロッコリの茎の皮で出汁をとって焼きビーフンに利用。食べ尽くしました。

 

 

国際女性デーです

日本は半日先を行ってますので、この記事がアップされる頃にはすでに月曜日で「国際女性デーの翌日」ですけれども。

 

そうそう、今日はついでに、北米では夏時間が始まる日なので、時計が1時間早まります。

日本との時差が1時間縮まりますよ。

なので、朝いつも通りの時間に目を覚ましても、実は1時間寝坊した話になってまして、これに合わせるために人々は「眠りのサイクルが乱れて疲れて仕方ない」と不調を訴えたりします。

最近では夏時間制の導入を取りやめる州や国がボチボチ出始めています。

 

 

国際女性デーに話を戻します。笑

 

 

地球上のあらゆる国や文化圏では、程度の差こそあれ、女性の地位が男性よりも低いところばかりですよね。

昔に比べれば、どこも少しずつ改善されてきている、、、とは思いますけれど。

 

今私たちが当然のことと受け止めている「性別を理由とした格差がない分野」といえば、例えば選挙権とか、基本的人権とか、ありますけれども、他の分野にいまだに存在する男女という性別故の待遇格差を少しずつ減らして行けたらと思います。

 

祖母が若い頃に比べたら私が生きている今の世の中はずいぶんマシですけれど、同じように、私がお婆さんになる頃に現役で仕事を探したりキャリアを積んだりする若い女性が「あのお婆さんの時代に比べたらずっとよくなっている」ようであって欲しいですよね。

 

 

 

女性の洋服、ポケットの不在または不足

ヴィクトリア時代の女性は社会的な立場が低く、重要な事柄を決定したり社会参加したりする機会もなかった。(「ヴィクトリア時代」は何時代に入れ替えても話は通じますね。)

 

そんな女性たちが身に着ける服のデザインは、いかに体のラインが美しく見えるか、と言うことが重要なので、ポケットなどは必要なかった。(ついていてもそれは飾りであって、中にものを入れられないものも、、、これは現在でもありますよね。)

 

現在も女性の社会的地位は低いし、女性用の服には実用的なポケットがないものが多く、いかに体の線が美しく見えるかに気を配られた「スタイル重視」、女性たちもそれが当たり前だと受け入れて、「スタイリッシュ」なものを買い続ける。

気をつけてみると、ポケットが一切ない装いをしていることだって珍しくはない。

  

女性は小さなバッグを持ち歩いたりしますから、ポケットではなくてそこに細々したものを入れれば良いということでしょうけれど、ペンとかちょっとした仕事道具って、ポケットに入れておいて、必要なときにサッと取り出せる方が便利ですよね。

 

通勤の時も、定期券、財布、携帯電話、メガネ、文庫本などをコートの内ポケットや外ポケットに分散させて入れておけたらいちいちカバンを開け閉めしなくて良いから楽ですよね。

 

男性用のコートには内ポケットがついてないものを探す方が難しいと思うのですが、女性用は内ポケットがついているものはなかなか無いですし、胸ポケットなどは小さくて何も入らなかったりします。

 

女性服の(実用的な)ポケットの不在は社会の中で女性に与えられた役割を象徴していますし、女性の行動を制限する数多くの、行為主体の曖昧なマイクロアグレッションの一つでは無いかと思います。

 

 

Dangerous Coats

国際女性デーですからね、女性の立場の向上と幸せを思ってもう一つ書きます。

 

上に書いたポケットの話を思い出したのはこちらの写真の、↓これをネットで見つけたから。

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Dangerous Coats  (By Sharon Owens)

 

Someone clever once said  (昔 賢い人が 言いました)

Women were not allowed pockets(女性にはポケットが許されなかったと)

In case they carried leaflets (リーフレットを持ち歩くかもしれないから)

To spread sedition (謀反を促すために)

Which means unrest (それは社会不安を意味する)

To you & me (あなたにとっても、私にとっても)

A grandiose word (大袈裟な言葉ですね)

For commonsense (ただの常識的なことなのに)

Fairness (公正さ)

Kindness (慈愛)

Equality (公平さ)

So ladies, start sewing (女性たちよ、作りはじめよう)

Dangerous coats (危険なコートを)

Made of pockets & sedition (ポケットと煽動の思想が沢山縫い込まれているコートを)

 

下手な翻訳を付けてみました。

 

フェミニストが公正さ、慈愛、公平さを求める時、それを現行の平安で秩序ある社会を乱す余計なものと扱って除外しようとする、そういう構図は確かにありますよね。

 

社会の周辺層への差別は、それが性別、国籍、人種、宗教、何が理由であれ、社会全体で現状を省みて改善しなければ、社会そのものが弱くなっていくと思うんですよね。

 

去年でしたか、女性受験生の合格ラインを引き上げて、男性の受験生を多く合格させた医学部がありましたけれども、ああいうの、将来多くの人命を救うことができたかもしれない優秀な人材をその大学は受け入れることができなかったわけですから、その大学自体も損してます。

今年は国籍バージョンで同じような不正があったようですが、差別される方はたまったもんじゃ無いですが、国籍や性別で差別しない公正な大学が他に山ほどあるでしょうから、別の大学で才能を花開かせて欲しいものです。

 

 

 

ちなみに上の詩を書かれたSharon Owensさんって誰だろうとググりましたら、Barbara Streisandの物真似をするコメディアンというか歌手なんですね。

 

 

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