日本は非常事態宣言が解除されましたが、こちらは徐々に緩められているとは言え、非常事態である現実は変わりません。
とは言え限定的に(そして実験的に)モントリオール市内でも必要最小限ではない商売もオープンし始めたとか。
市内に住んではいても基本的に家に篭っていて、徒歩圏内を徒歩で散歩する程度しか外出しないため、市内の話もニューヨークやシカゴの話も同ように遠い感じがします。
限定的にサービスが再開できることになった業種の一つに、ずっとお世話になっているカイロプラクティスが含まれていたようで、先々週あたりにメールがありまして、治療再開することになったため、セクレタリーが患者の皆さんに予約の組み直しをするために電話をしますよ、と。
このカイロのオフィスはクリニックやプライベートのお医者のオフィス、カイロやオステオパス、カウンセラーのオフィスなどが入ったヘルスケア雑居ビルの4階にあります。
メールには「エレベーターは一度に二人まで、そのため行列を作ってもらうことになります。予約時間には遅れないように、でも待合室が狭いためあまり早めに来ないようにお願いします。待合室及び治療室ではマスク着用を義務付けしますが、持参できない患者にはこちらからマスクを供給します、、、云々」という注意書きが。
患者と患者の合間にはカイロのドクターもPPEを取り換えるそうです。
という次第で、電話が入りました。
新たにお願いしたのは6月下旬。
キャンセルになった日付順で優先順位があったそうなので、もっと早くに診てもらいたければそれは可能だったんですが、なんだかまだこちらの心の準備ができていなかったので。
ということで、6月下旬に市内デビューをする準備として、マスクを作ってみました。
ジャジャーン、、、
これの前に夫用に大きめのを一つ作ったので、二つ目の作品です。
これは「香港マスク」というのを以前ネットで見かけて、型紙をダウンロードしておいた物。
本来の香港マスクはペーパータオルやティッシュペーパーなどをフィルターとして挿入し、耳に取り付けるゴムを通している部分に紐を通しておいて、それを後頭部でギュッと結んでマスクと顔面の密着度をあげる、、などの工夫により、よりフィルターの精度をあげることができるのだそうですが、うちには細い紐がなかったので、この部分は割愛。
でもティッシュやペーパータオルをフィルターとして挿入したければそれは可能です。
あと、鼻の部分に細いワイヤーを縫い付けたので、顔に取り付けた時に鼻の両脇部分が浮くことなくより快適にフィットする、、はずです。
YouTubeに解説ビデオもありますが、こちらは広東語で何を言ってるやらさっぱり、、でもちゃんと英語で字幕がついています、、、が、字幕を読んでも「バックステッチって何?」と素人にはよくわからないんですが、でもビデオを見れば私のようにお裁縫は年に一度くらいしかやらない人でもわかります。
香港マスクのビデオをみ終わると、画面右側に似たようなマスクの手作りチュートリアルビデオがずらずら出てきます。
すごいですね。
世の中にはこんなにも手作りマスクを作って楽しめている人たちがいるのか、、、とちょっと不思議な気分になりました。
使用後に洗って干している間用のマスクも必要かな、と、第二弾を作り始めました。
実は第一弾で使った布、柔らかくてスルスル動きやすい布で、とても縫いにくかったので、第二弾はシンプルに木綿のパジャマの切れ端を使うことに。
マスクを縫うこと自体はそれほど大したことではないのですが、久々に使い始めたミシンの糸調子が突っ張ってしまったり、縫い始めたら糸が終わってしまって急遽似たような色合いの糸を探してガサゴソしたり、折り曲げて縫うところで布を安定させるためにアイロンを出してきたり、と、普段しょっちゅう裁縫をしていない私のような者にとってはいちいち面倒くさいハードルが出てきて、一通り出来上がった頃にはちょっと疲れてしまいましたよ。
もっと大物を作って疲れるならいざ知らず、マスク二枚でげっそりとは、、、。