食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ナス好きのあなたに贈るババガヌーシュ

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ピタがなかったので人参で食べました。ババガヌーシュ
 
あなた、って書きましたが自分がナス好き

一番好きなナス料理は、日本の焼きなす。

黒焦げになる程しっかり焼いたナスの皮をむいたらすり下ろした生姜をたっぷり載せて、醤油をかけて食べる、それだけですけれども、しっかり焼いたナスは旨味がすごくて、たまりません。

 

黒焦げになるまでしっかり焼くだけとは言え、炎の上で調理できないと結構ここが大変で、焼きが足らないとどんな生姜たっぷりでも高級醤油でもダメですよね。

 

ババガヌーシュは中近東、多分レバノンからきた食べ物ですが、焼きなすと共通する「ナスをしっかり焼いて黒焦げにしたからこそ出てくる香りと旨味」が詰まっていて、美味しいのです。

 

以前日本で姪っ子に何か料理を教えてと言われてこれを選んだんですが、オーブンで焼いたナスがイマイチ焼きが足らなくて、わざわざ教えてもらって作ったものなのにあんまりたいして美味しくもないなあと思ったんではないかな、と思うんですが、日本の子らしく気を遣って「おいしい!」と言ってました。

本当にちゃんと焼いたらあんなもんじゃないんだよ〜。

 

 

作り方は簡単

  • イタリアン・ナス (しっかり焼いて、皮を取り除く)2〜3個くらい (約1キロ)
  • タヒニ(中近東のねりごま)三分の一カップくらい
  • オリーブオイル 三分の一カップくらい
  • レモン汁 レモン半分の汁くらい (今日はライム)
  • ニンニク 3〜4こ
  • 塩 小さじ半分くらいから、味見しながら
  • クミンパウダー 小さじ半分弱 (好みで)

 

焼いたナスは皮を取り除き、水分が出ているのでその水分は捨てる。この日はバーベキューで直火で焼いたので汁は下に落ちたので水切りなどせず。

これを他の材料とスプーンでしっかり混ぜるだけ。

フードプロセッサーを使うレシピなどもネットでは見かけますが、全く不要。

洗い物が増えるだけです。

スプーンでグルグル回してるだけで充分なくらいに柔らかく焼けてなきゃいけないのです。

 

オーブンなどで焼く場合は本当にしっかりしっかり火を通すのが意外に大変なので、輪切りにしてフライパンで焼く方が良いかもしれません。

 

 

食べる時はピタですくって食べたり人参やセロリなど野菜で食べたり。

 

 

 

ババガヌーシュにしようと思って買ってあったナスですが、先日こちらのブログで美味しそうなナス料理の記事が連投されていて、あれもこれも食べたい!とナスへの欲望がふつふつと湧いてきましたので、次に買い出しに行った時にはもっと買い込んでこようと思います。

 

nonsugar23.hateblo.jp

 

 

他にナスの料理で好きなのは、ラタトイユ、中華のナス炒めやインドのナスの料理も美味しいですね。

どれも基本的にはナスがクタクタに火が通ってて美味しい野菜煮込みの各国版と言う感じでしょうか。

 

 

6月24日はFête national du Québec 

昨日はFête national du Québecでお休みでした。

フェットナショナルとは要するにナショナルホリデーと言う意味で、国民が国のことを祝う日です。

ケベック州は単なる州ですけれど、州のことをネイション=国と呼びます。

法的には国家ではなくて、同じ文化民族の人たちの集まりという意味のネイション。

移民がたくさん入ってきていても、その多くはモントリオール周辺に集まってますので、ケベック州全体に見れば昔からのケベック住民であるケベコワ(ケベコワーズ)と言われる人々が8割以上?9割以上を占めていると言われています。

 

なのでケベックのナショナリズムは他のカナダとは全く別もの。

ここでは書ききれない複雑な歴史や政治的な話はあるのですが、他所からきているからケベコワーズではない私も、住んでいるうちになんとなく、「私はケベックに住んでいる。」という認識が「カナダ」を超えていて、オンタリオに遊びに行くたびにちょっと外国気分だったりします。

なんというか、「ここにはフランコフォンだのアングロだのいう区別がないんだわー」というのが新鮮というか。

たまに日本や英国の友人たちに「カナダに住んでいるきゃすぴえ」とか「カナダではこうなんだってね」などと言われるとかなり違和感があります。

良いとか悪いとかそういう意味ではなくて、自分は「ケベック」に住んでいる、というのがカナダの中の州であるケベック、という認識じゃなくて、無意識のうちに「ケベックとカナダは同列」になっているというか。

実際にありとあらゆる点で、連邦政府の取り決めが「ケベック州民は州政府の取り決めに従ってください」となっていることがありますし。

 

来週の水曜日、7月1日はカナダデーですが、この日はモントリオールでは祝日こそいただいてますけど、別に大した日でもない。

この日にたまたまケベックの外のカナダの州にいると、商店が全てお休みしていたり花火が上がったりするので「何事?」と本気で驚いてから「ああ、そうか、カナダデー、この州ではお祝いするんだね」と気がつくのです。

 

 

ケベックのフランス語はフランス語ではない、とかフランス人に言われるとムっとします。いや、本当に発音やスラングなどおフランスのフランス語とはかなり違うんですけれども。


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