昨今、朝冷えてます
2週間くらい前に出かけたLe P'tit Train du Nordはモントリオールからちょっと北へ行った先。
自転車漕ぎながら目に入る木々が少しずつ色づき始めていたので「おおお、紅葉、見逃したくない!」と。
で、今年はどうも紅葉が早いらしいのです。
ネットで「見頃、どこ」と検索してみたらば、なんと、アメリカとの国境にちかいイースタン・タウンシップスがピークに近づいているとか!!!
そう言えば去年、イースタン・タウンシップスで凄く綺麗な紅葉スポットを発見したのでしたが、そのときはピークを3日ほどすぎたあと、って言う感じだったのでした。
それでも綺麗でしたけどね。
もうピークに近いなら今のうちに行っておこう
と渋る夫をせっついて出かけてきました。
が、ネットの情報が正しいとは限らない、まさに教科書的教訓を得た今週末。
全然ピーク近くない!!!
来週末でもまだピークじゃないかも。
うちより南の方なのにすでにピークって嘘っぽいと元々疑っていた夫「だから言ったじゃん」
とりあえず、去年見つけたスポットはどこら辺だったっけ、と辺りを徘徊し(でも紅葉がまだまだだから、そんな素敵ではない)気に入っているケベックの「より美しい村」に立ち寄ってちょっと散歩して、リンゴ園にも寄って、りんご狩り、、は面倒くさいので農園の売店ですでに収穫してあったりんごを十ドル分だけ購入。
自分でりんご狩りすると、ワクワクして嬉しくて絶対に食べ切れないほど取ってしまうので、大人な私たちはもう、冷静な目で見て「鮮度の良いうちに食べ尽くせる量」を買えば良い。
夫はりんご入りドーナツとかパイとか買ってました。
紅葉は勇足でしたがリンゴはゲットしましたから、まあよしとしましょう。
イースタン・タウンシップス
イースタン・タウンシップスはモントリオールの南、アメリカとの国境線の上のあたりに広がるいくつもの小さな町の集まり。
多くの集落が英語系住民の入植から始まったようで、多くの町の名前が英語です(が後にフランス語の名前が正式名称にされた町も)
英語系住民の学校、Grammar Schoolと言うのは High school, Middle schoolと同様の総称ですが、フランス語表記が法で徹底されるようになった時に「じゃあ」とLeをくっつけてしまったのでしょうか。
この建物は現在では市のコミュニティセンターみたいな感じで利用されている模様。
アスベストスと言う街
イースタンタウンシップスには2012年まで現役のアスベストス・マイン(石綿鉱山)があったのですが、その鉱山のある町の名前がなんとそのまま「アスベストス」なのです。
初めて地図でその名を見た時は目を疑いましたが、発癌性物質で危険な物質であると認識されるうんと前には普通に住宅建材として利用されてきたミネラルです。
それが地中にあったから掘り出して輸出して、それで発展した街と言うことですね。
ただ、WHOにも「人体に有害な物質」と指定され、使用を禁止する国が続出した過去の資源、この名前のもたらすネガティブな響きが町の印象にも繋がってしまうことから、名前を変えようと言う動きが始まったのはしばらく前のこと。
パンデミックで名前変更のプロセスが若干遅れたものの、先日アスベストス市長が「新しい名前の候補4つ」を発表したのがちょっとしたニュースになりました。
候補はApalone, Jeffrey, Phenix and Trois-Lacs.
候補の名前の意味は順番に 絶滅の危機に瀕しているカメ、市で最初の石綿鉱山経営者の名前、神話上の鳥、1999年にアスベストスと合併した元の自治体をそれぞれ示しています。
あんまりパッとしない気もしますが、アスベストスよりはましか。
隣国の存在を感じるハイウェイ
パンデミックで国境は閉鎖されていますし、それ以前も現在の45代目大統領就任以降は国境を越えるのを極力避けて過ごしてきました。
この写真の地点からだと、ほんの15キロ程でベルモント州に到着します。
ベルモントやニューヨークの国境付近にはハイキングで楽しめる山々が沢山あり、三連休など利用してキャンプとハイキング、など楽しい思い出。
次に訪問できるのはいつのことやら。
パンデミックに45代目、、悲しいやら情けないやら。
酒は買ったがチョコは写真撮っただけ。