食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

間違い電話の物語

カナダのサンクスギビング・ウィークエンドが終わりました。

うちは七面鳥も食べませんが、夫はやっぱりロースト・ベジやグレーヴィー、スタッフィング、クランベリーソースなどを食卓に並べたいということで、七面鳥の代わりはいつものレンティル・ローフを作ってヴィーガン・サンクスギビング・ディナーやりました。

写真はすっかり忘れておりました。

 

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ある日の夕飯はチックピー煮込み、スイートポテトのパコラ、青菜のカレー粉炒め
 
電話に出ない習慣

ここ20年くらい家の電話には出ていません。

 売り込みとか、詐欺とか、ろくな電話がかかってこないから。

 

というのは嘘で、電話に出ちゃうと一時間くらい切らせてもらえない話の長い知人がいたためです。

 

「今から出かけなきゃいけないからもう切る」と言ってから30分は切らせてもらえないような、話が長い人だったんですよ。

 

もう切るから、はいさいなら、と有無を言わさずに切ったこともありますが、やっぱり後味悪いんですよね。

 

そんな彼は5年くらい前に亡くなってしまいまして、電話がかかってくることもなくなりました。

電話だけじゃなく色々と癖の強い人でしたけど、それはそれで良いお友達でしたので、亡くなってしまうと寂しいものでした。

 

その後「彼からの電話である可能性は無いのだから、電話がなったら全部出ちゃってもいいよね」と電話に出ることにしたのですが、売り込み、詐欺まがい、変な電話がジャンジャンかかってくるので、結局やっぱり電話は出ずに、留守電に吹き込んでる声を聞いてから出るという方法に戻りました。

 

帰国したときに両親の家でも電話には出ないと言っていたので、うちのやり方、そんなに特殊でもないのかなと。

皆さんは電話にはすぐに出ますか?

 

  

 

カオリさんとDenis

携帯の留守電には、受付メッセージとして自分の名前を録音してあります。

英語で。(フラ語でメッセージを残されたくないので)

 

でもフランス語で誰か別の相手を想定したメッセージを残していく人がたまにいます。

電話に出るときには「ハロー?」と英語で出るのですが、いきなりフランス語で喋り始める人たちが結構います。

 

モントリオールにはバイリンガルだから最初に使う言葉が英語(またはフランス語)でもフランス語(または英語)で話しかければ切り替えが効く人は大勢いるので、こちらが英語で喋っててもお構いなしな人はいくらでもいると言うこと。

 

で、気が付いたんですが、フランス語の間違い電話はいつもDenis(カタカナにするとドニ、という感じの発音です。)アテなんです。

 

Denisさんの電話番号と私の番号、似てるんでしょうね。

でもDenisって男性名です。(女性ならDeniseで発音がちょっと違います)

 

私の声は電話回線を通すと男性の声に聞こえるんでしょうか。

 

「間違い電話ですよ、これはDenisさんの電話番号じゃありません」といえばそれでお仕舞いなので問題はないんですが、ちょっと不思議。

 

直接話す場合はそれでおしまいですが、留守電にDenisさんあてのメッセージを残されても折り返し電話して教えてあげることはありませんので、「Denisさん、留守電に入れといたのに何も返事がないなあ」なんて思ってるかもしれません。

 

機械の録音メッセージじゃなくて本人の声で名前もしっかり名乗ってる受信メッセージなんだから「あれ、Denisじゃない」ってそこで気が付いて欲しいですけれど、そう言うことを気にしない人が結構いるんですね。

 

それで思い出したのが、ずいぶん昔、東京に住んでいた頃に家の電話にかかってきていた間違い電話です。

 

 

何度も何度もかかってきたんですよ、**ヤカオリさん当ての電話が。

 

「よくかかってくるんですけど、この番号はその方の番号じゃありません」と訂正して差し上げていましたけれど、たまに「え?**ヤさんでしょ?」と食い下がる方とか、無言になって電話を切って、その後30分くらいしてからまたかけてくる方とか(電話の向こうの音などで同じところからかかってきてるとわかることありますよね)変なことが結構あり。

 

この無言の方からの電話はしばらく続いたので、**ヤカオリさん、何かトラブルに巻き込まれてしまったのかな?

 

「カオリさん、英会話の次のコースに申しみませんか」と言う勧誘の電話がかかってきたことも。

私カオリさんじゃないですから、と答えましたら、一瞬黙ったあと、あなたも英会話習いませんか?と切り替えて攻めてきたり。

お金払うなら誰でも良いってことでしょうけれども。 

 

 

留守電には大学の講師らしき方からのメッセージで「**ヤさん、課題の提出期限を過ぎてしまっていますが、これを提出しないと次の実技のテストが受けられません。今からでも提出したければ至急連絡してくれたら対応しますから、電話してください」などとあったこともありました。

 

せっかくセカンドチャンスを与えようとしているこの講師氏のメッセージはカオリさんには届かないまま。

これちょっと気の毒に感じたんですけれどもどうすることもできませんでした。

 

 

どんな人生を送っている人なんだろう、提出期限遅れててもセカンドチャンスをくれる講師に指導を受けている大学生で、実技のテストもあるということは音楽科?

そしてしつこく電話してくる女性の知り合いがいる。 

 

 

突然消えちゃっていろんな人たちに探されてるとか、何かトラブルに巻き込まれてるとか、なんとなく不穏な雰囲気を感じました。 

 

 

電話されたくない人に嘘の番号を伝えていたのかも?

間違いですよって言った時に番号を読み上げて確認する方達、私の電話番号を読み上げてましたからね。

 

あーでも、大学は学生の電話番号や住所は把握してるでしょうから、大学の講師から間違い電話ってのは変な話ですね。 

 

 

 

 

 

 

知らない人の不思議な人生を想像するのはちょっと面白かったです。


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