食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Instant Pot で炊飯の良し悪し

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毎年秋になると美味しいリークが出回ります

写真は本文とは一切関係ありません。

商品レビューじゃないので記事中触れている商品の写真は載せたくないし、、苦し紛れに去年の写真を!

去年の今頃は何してたかな、と見てみたら、同じようなもの食べて似たようなことしてますが、自由だった、、、。

 
20年来の炊飯器が壊れた

我が家には、20年近く前にお友達のお古でいただいた、ものすごく昭和の香りのする炊飯器がありました。

寸胴で、ほんわかピンクの花柄模様。

ついている機能は炊飯と保温のみ。

 

内釜のテフロンがかなり剥がれてきていて、これはヤバイ、と思いつつ、まだ壊れていないし、子供に食べさせるわけでもないし、と罪悪感を感じながらもそのまま使っていました

 

それがこの夏、突然壊れました。

 

20年も(前の持ち主の使用期間を入れるともっと)よく頑張ってくれました。

昔の家電は長持ちなのか、単純な構造だから壊れにくいのか。

 

 

その後は厚手の鋳物鍋でご飯を炊いていましたが、以前は炊飯は夫の仕事だったのに、なぜか鍋で炊くことになってからはこれが私の仕事に。

 

夫に聞いたら、「新しい炊飯器を買おうよ、前の炊飯器に慣れてたから、鍋だとちょっとね」と。

夫が面倒くさがるのみならず、炊飯にちょうど良いサイズの鋳物鍋は出番が多いので、ご飯を炊くたびに他の料理に使えないのも不満。

 

それなら炊飯担当者が希望するマシン、労働環境向上のためにも、その願い、叶えて差し上げましょうか、と。

 

 
新世代炊飯マシンを探して

日本製炊飯器を買う気は毛頭ありませんでした。

 

だって、たかが炊飯するのに何万円のマシンが必要?

 

昭和の炊飯器で十分美味しいご飯を食べていましたから、コンピュータ制御で多機能でお粥やヨーグルトも作れる、そんな大そうなものに何万円も出す気にはなれず。

 

 

しかも「炊飯器」はどんなに高価で多機能でもやっぱりテフロン加工の内釜ですから新たに買う気にはなれません。

 

と、ぼんやり悩んでいたところ、Instant Potという製品で炊飯している方のYouTubeを発見しました。

インスタントポットも多機能鍋ですけれども、内釜はステンレス。

 

ふむ。

 

 
ネットで調査

インスタントポットは「電気圧力鍋」で「スロークッカー」。

圧力鍋もスロークッカーも持っています。

だから欲しいと思ったことはありませんでしたが、炊飯器として使えるならあっても良いかな、と炊飯機能の使い方とか炊き上がり具合のことなどを調べてみました。

 

やっぱりご飯ですので、日本語で、日本の方が使い方を説明しているブログやYouTubeをいくつか参考にしました。

 

sekai-e.com

 

hinodesunrise.com

 

だいたいが好評価をしていらっしゃる様子。

ふむ。

ご飯の炊き上がりはもちもちしていると。

ふむ。

 

 

 

日本人以外の方もインスタントポットでご飯を調理する方法、などのYouTubeを発表していらっしゃいます。

日本人以外の人たちも美味しいと思えるということは、もちもちではないご飯も炊けるってことよね?(日本米のようにお箸で口元に運べるご飯でなく、パラパラとしたご飯が良しとされるので。)

 

ステンレスの内釜に炊き上がったご飯がこびり付くという問題はありますが、そんなものは水を張って後で洗えば良いし、税込みで100ドルしないし、じゃあ買ってみよう、と。

 

 

使ってみた感想

ご飯は評判通り、モチモチに炊き上がります。

これは好きずきですし、日本人のYouTubeやブログにも「だからダメ」という評価はみられなかったのですが、個人的には正直「ちょっと疲れる」感じです。

 

まず最初に炊き上がったご飯を食べた夫が「餅みたい」と。

褒めているのではありません。(彼は餅嫌い)

 

 

しまった、もちもちしたご飯が美味しく感じられない人が目の前に!

 

何度か炊き方のモードを変えてみて、あまりモチモチしていない炊き上がりを目指してみたのですが、今の所どう炊いても出来上がりはモチモチ。

 

何度かモチモチのご飯を出しているうちに夫も慣れてきたような気がしますが、今度は私がちょっと胸焼け気味。

 

もちもちしているってことは、グッと凝縮されている米粒たち、普段食べるカサと同じ量食べるとちょっと食べ過ぎになるのかもしれません。

 

もっとふわっとしたご飯が良いなあ。

 

 

それなら鍋で炊けば済む話ですが、なら買う必要はなかったわけです。

あー、失敗かな。

 

 

先日作ったPhoはインスタントポットのYouTubeをいろいろ検索していて偶然見つけたブロガーさんのビデオのおかげで作ることができたし、圧力鍋やスロークッカーとして使えるわけだから、買って大失敗、というわけではありませんけれども、炊飯器の手軽さを求めて買った点においては失敗かなあ。

 

加熱時間や圧力の具合など、設定を変えられるので、自分の好みに炊き上げる工夫をしていらっしゃる方々のブログを見かけましたが、「柔らかい」「硬い」などの表現は主観がかなり入るので、他人が言う「美味しい」が自分の美味しいと同じとは限らないので、自分で実験して見るしかありませんね。

 

いろいろ検索していたら「これで炊いたご飯は食べられたものじゃなかった」なんていうコメントも出てきました。

こういうコメントはなんの参考にもなりませんが、きっとこの方の好みからかなり外れたものが炊き上がったんでしょうね。

 

そこまでこき下ろす気はしませんが、自分の好みって、好みじゃないものを食べて初めて気がつくこともあるんだなあ、と。

ご飯なんて日本に生まれ育った人は日常的に食べてるものですから、こんな年になるまで自分が「もちもちのご飯はあんまり好みじゃなかった」と気がつかなかった自分に驚いています。

 

 

赤飯やおこわは好きなんですよ、でもあくまで非日常の食べ物として、なんでしょうね。


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