気候変動は確実に
先週半ばから、モントリオールでは11月というのに日中の最高気温が20度近くなる日が続きました。
それでも朝は0度近いので、朝はやく家を出なきゃいけない上司は「帰りは暑いと思うけど仕方ない」とダウンジャケットで出勤。
私は徒歩に切り替えていたものの、もったいないからやっぱり自転車で出勤。
とすると出勤時間の20分前に家を出れば良いので、そのときすでに気温が14度くらいとヌクヌクなため、ジャケットなし手袋なし。
これがあと2日くらい続くらしいです。
そのあとはまた晩秋に戻る(はず)
このまま冬が来ないでくれたら良いねえ、と職場の人々。
年々気温が上昇すれば、そのうちカナダも温暖で過ごしやすい土地になるのかも。
それ自体は良いですけど、ハリケーンとか洪水とか森林火災とか、そういうのもセットで頻発しますからね、各国政府、環境政策を引き締めて行かないと。
大統領選挙の翌日、トランプの言葉通りアメリカ政府はパリ気候変動協定から撤退しましたが、バイデン当時候補は「トランプは撤回したが77日後にバイデン政権が戻す」と発言していました。
アメリカの環境政策への取り組みの変化に期待したいものですが、どこまでできるでしょうか。
異常気象ですが、暖かいのは嬉しいので土曜はしまってあったバーベキューを引っ張り出して 来て、ランチバーベキューといたしました。
ついでにバブリーも。
長かった、見てただけなのに疲労困憊した
自分の国の選挙じゃないですし、候補者でもないですし、ただ報道を読んで知人や義姉義妹たちと会話してるだけですが、それでも長かった!疲れ果てた!
ペンシルバニア州に住んでいる義妹、友人や職場の知人たちの中にはトランプ支持者が割といて、だから彼らがどういう考えでトランプを支持するのかを理解しています。
毎日顔を合わせる友人、知人たち。
人間関係を良好に保ちたいから、政治の話は一切しない、絶対しない、と言っていました。
一方カリフォルニア州に住む義姉はトランプ支持者と言葉を交わすことはあんまりなさそうな地域に住んでいて民主党の選挙運動にボランティアで関わっています。
そしてカナダに住んでいる夫と私。
カナダは、アメリカの共和党支持者や共和党政治家たちが忌み嫌う「ソーシャリズム」を実践している国ですから、税金が上がったってそれで医療費がカバーされて、ちょっと病気したくらいで路頭に迷うようなことのない安心な制度の何がいけないのか、と思ってる人多数。
トランプ政権になって以来、それまで受け入れられないとされていた反社会的で差別的な発言や行動をする人々がアメリカ社会の中で確実に増えました。
大統領が率先してやってるんだから当然ですけど。
カナダは単なる隣国ですけれど、家族がアメリカとカナダの両国にいるという人は多いし、ポピュラーカルチャーは共有していますから、アメリカの荒んだ状況は日々とても身近に感じられます。
政治的な信念はさておき、ここ数年来の人々の口調というか態度というかなんというか、右か左か問わず激しさを増していて、当事者たちも周りの者も、みんなかなり疲弊していたと思います。
昨日、バイデン次期大統領とハリス次期副大統領が行った勝利宣言のスピーチ。
バイデン次期大統領は、「聖書にあるように何事にもその季節があります。何かを築く時、刈り取る時、タネをまく時、そして癒す時。今アメリカは癒す時を迎えました。」と言いました。(聖書の日本語訳とは言葉遣いが違っているかもしれませんがご了承あれ。)
The Bible tells us that to everything there is a season – a time to build, a time to reap, a time to sow. And a time to heal. This is the time to heal in America.
本当に、アメリカは癒しが必要な時期に来ていますね。
問題を多く孕んでいる社会だからこそ、人々の不満を利用するトランプのようなデマゴーグが大統領になってしまったわけですから、バイデン政権が取り組むべき課題は大きい。
アメリカ市民の皆さん、見守っていた隣人の皆さん、ひとまずお疲れ様でした。
あ、でもまだ裁判沙汰が残ってるのか。
南米やアフリカの独裁者みたいなことにならなければ良いですけれど。