食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

座りっぱなしの生活は次世代の喫煙

 

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庭の片隅に押しやった落ち葉。作業はこれでおしまいです。

 

腰痛持ちの姿勢ポイント

 

私は大学生の頃に無茶をして腰を痛めて以来、ずっと腰痛持ちです。

 

 

同じ姿勢をずっと取っていると腰にきます。

 

庭仕事は15分同じ姿勢でやってると腰にきます。

重い物を持つのもダメですし、同じ動作を続ける、体の重心を片側に置くような姿勢を続ける、などもダメなので、ずいぶん昔カーリングの体験レッスンをして、結構才能あるかも、という発見がありましたが、小一時間やってるうちに腰にきたので、ごめんなさい、カナダのナショナルチーム、私はカナダのカーリングの星にはなれません、と辞退。(冗談です)

 

 

座るときには足を組まなくなって10年以上経ちます。

 

 

姿勢の点でも運動の種類という点でも、体のバランスを常に気にして生きてまいりました。

 

座り続ける仕事だと腰にくるので、歩き回るのと座るのと、半々くらいにバランスの取れる今の仕事はとてもありがたいのです。

 

が、コロナの影響で家でズームでミーティングしたり、ロックダウン解除後は人数制限しつつ、紙を減らしてネット上でファイルを共有するシステムを導入したために、パソコンに向かう時間が増え、歩き回る時間が減ったため、仕事中座ってる時間が激増してしまいました。

 

 

 

数年前から言われるようになったのがSitting is new smoking.です。

座りっぱなしの生活は喫煙と同じくらい体に害悪だというのです。

運動不足がいけないというのではなくて、座って過ごす時間が長いのがいけないと。

腰痛のない人たちにも悪いってことですよね。

 

ここ数年は「立って仕事をするデスク」が普及したり、立ちっぱなしだとそれはそれで疲れるからと「立って仕事するデスクだけど、座りたい場合は高さを調整して普通のデスクにもなる」製品が登場したり。

 

人口の8割は腰痛持ちだという説もあるくらい、多くの人が苦しんでいます。

 

 

体の構造と椅子に座るという行為

人間は元々四つ足で生きていた先祖が二本足歩行になり、直立歩行になり、、体の構造の元々のあり方と逆行する姿勢をとるようになった、、、から腰痛とか肩こりがあるんだ、と言われますね。

 

椅子に座るという行為は背骨の自然なカーブを考えると、不自然でよろしくない姿勢なのだと。

ずっと座ってることで体のあちこちが圧迫され、体液の流れを抑圧し、、、良いことがほぼないらしいと。

 

 

とはいえ疲れたら人は自然に椅子に座りますよね。

でも日本には昔は椅子はなかった。

 

床に座るなら胡坐をかくか横座りが一番楽ちんですよね。

  

でも長時間この姿勢だとやはり体には負担だと思います。

 

では何が一番自然で楽な姿勢なのか、、、

 

 

いつも通ってるカイロプラクティスのドクター曰く、しゃがむという姿勢が一番体には自然で楽なのだそうです。

 

 

 

しゃがむ文化圏

日本で育った私はしゃがむの平気です。

 

欧米出身の友人たちと一緒に和んでいた場面で、どういう経緯だったか覚えていませんが、私がふとしゃがんだときに言われました「あ!その姿勢、日本の人たちはできるんだよね、でも私たちノン・ジャパニーズにはできないんだよ!」

 

その発言をしたのはキウィの子で、ノン・ジャパニーズと言いつつ、その場でうなずいていたのはみんな西欧圏出身者でした。

 

イスラムやインド亜大陸、東南アジア諸国、もしかしたらカリブ海諸国も、、、何しろ西欧諸国以外の文化圏には日本以外にもしゃがむ文化圏は多く存在しますよね。

日本同様にこのような文化圏にも欧米の生活スタイルは入り込んでいますから、しゃがまないで椅子に座るばっかりの人も増えてるかもしれませんが。

 

何しろ、しゃがむという行為は西欧文化的な価値基準からすると、お上品ではないし優雅でもない。

 

だいたい、しゃがむ姿勢は排便や出産などと言ったとても生物的(⇆文化的)な行為を思い起こさせます。

でもそれは同時に、しゃがむという姿勢がいかに排便や出産するときに自然で有効な姿勢なのか、ということでもあります。

 

 

しゃがむという意味のSquatで検索すると、筋トレでやるスクワットのことばかり出てきて、しゃがむことの利点についての情報はパッと出てきませんが、こんな記事を見つけました。

 

タイトルは、椅子に座り続けてダメになった体を開放する「しゃがむ」ワザ(意訳)

getpocket.com

 

しゃがむことを忘れた西欧社会、もう一度しゃがむことを思い出してみませんか、というようなテーマです。 

 

しゃがむときに必要な柔軟性は、膝だったり足首だったり腰や骨盤の付け根だったり、体の重要なポイントに関わっています。

しゃがむのをやめた文化圏で生まれ育った友人たちにはできなかった姿勢ですが、多分練習すれば、手遅れでなければ彼らだってしゃがめるようになったはず。

同時に、しゃがめる文化圏出身者も、しゃがまないことで関節が固まってしまってしゃがむ能力を失うこともあり得ますよね。

 

 

しゃがむのが良い姿勢だと言われても、ずーっとしゃがんでいればそれはそれでアチコチに痛みがくるでしょうけれども。

 

 

人類は野生動物より脳が発達して知恵があると思いがちですが、野生動物はこういうこと一切考えずとも柔軟に動き回ってます。

 

 

それとも野生動物も腰痛あるのかな? 


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