ケベック州のコロナ対策
こちらではCOVID-19 が〜、とか、パンデミックが〜、という言い方をしますが、日本語では「コロナが〜」なんですよね。
あと、コロナ禍というのも目にしますが、これはどういう意味でどう発音するのか、実は知りません。なんとなく文脈で理解して進めてますけれど。
それはさておき、ケベック州の1日の感染者数が二千件を超えた日があったみたいで、先週火曜日の夕方のルゴー・ケベック州知事の会見により、エッセンシャル・サービス以外の業種は再びロックダウン状態でリモートワークせよと。
春のロックダウンの時はエッセンシャル・サービスと看做されていなかった我が職種ですが、いつ終わるのかわからないパンデミック中、人々のメンタルヘルスがどんどん悪化し「パンデミックの中の(もう一つの)パンデミック」と言われるほどに。
政府も当初は感染率を抑えることにフォーカスしていましたが、次第に経済への配慮がクライテリアの上位へ押し上がり、今では人々のメンタルヘルスへの影響を考慮してか「ハロウィーン、必要だよね、許可しまっせ」「クリスマス、集まりたいよね、10人までなら良いよ(これは後にキャンセルに)」などという(詰めの甘い)寛容な方針を出したり。
そのせいで感染率を抑えるというフォーカスがかなりブレブレなような。
とにかく、今回のロックダウンではうちの職場は影響を受けず、私も翌日から平常通り出勤しております。
上司と同僚は公共の交通機関を使って通勤するのですが「メトロも、電車も、バスも、ガラガラだった」そう言われてみれば、歩道も道路もガラガラでしたね。
そして、知事の会見前までは最近見かけなかった、「すれ違う時に思いっきり歩道から車道に降りて3メーターくらい間を開けて私を避けていく人たち」が三人ほど。
こういうすれ違い方をする人たちって、春のロックダウンが段階的に解除されるにつれて消えていったんですけれども(夏場なんかもう、ウィルスなんか夢だったんじゃあ?くらいの勢いでみんな忘れてたような)ロックダウン再開になった途端に極端な人たちも再登場。
外へ出よ、滑って楽しめ!
政府もパブリック・ヘルスも、野外でスキーやスケートをするのは奨励していて(それしか鬱憤を晴らす場がない)スキーレッスンなどはインストラクターを含まずに八人まで集まっても良いとか(でも距離は保てと、、無理があると思いますけれど。)
クロスカントリーすると汗だくになる私、スキーできる公園が閉鎖にならないといいなあ、と願っておりましたが、奨励するってことはトイレなど基礎的施設を閉鎖することはあるまい、とホッとしています。
冒頭の写真は近所の散歩で見つけた、陸上トラックに水を流して簡易アイスリンクになっていた公園。
雪がどかっと降らないのでとりあえずスケートして憂さ晴らししましょうか。
2020年のポジティブを振り返る
年末になるとテレビもラジオも、その年を振り返って一年のニュースダイジェストなど流したりしますが、今年はどこもかしこも同じ話題ばかり。
どうしようもないことですけれども、あえて思い出させてくれなくても結構です。
と思っていたら、アムネスティ・インターナショナルのサイトでこんなリストを見つけました。
今年、世界中で達成された、喜ぶべき人権への闘いの勝利41件だそうです。
月毎に、どこの国でどういう状況が背景にあり、何が変化したのか、というのがまとめてあります。
パンデミックで世界が停止してしまったかのような日々でしたから、さぞ行動しにくい状況だったでしょうけれど、あちこちで精力的に活動を継続している人たちが存在するんですよね。
41もの事例の中には私が住んでいる国に関わることもいくつか、日本の企業が関わることも一つ、そしてUKやUS関連もあります。
人権問題は他人事、アフリカや東南アジアだけの話、というわけではないのです。
今からちょっくら滑りに行ってきます。