謹賀新年
ハッピーニューイヤー!
年越しそばは、日本から持ち帰ってきたけどもったいなくて仕舞い込んであった美味しい二八蕎麦をいただきました。
迷っていた具は、素揚げにした薄切りのれんこん、カリカリっと焼いた油揚げとさっと湯通ししたほうれん草、わかめと榎茸、、、、刻みネギと随分前に日本で大流行りだった柚子胡椒(小瓶を買って帰国して、まだ使い終わってなかったのを使いました。)
美味しかった〜。
普段は蕎麦には七味唐辛子ですが、柚子胡椒も使わないと気が抜けちゃう、と柚子胡椒にしたのも結構気に入りました。
夕飯もちゃんと食べた後ですので、麺は80グラム一把を茹でて二人で半分こ。
なのでかなり物足りなかったのですが。
帰宅後、お蕎麦の支度をしながら、やっぱり元日はちょっと何か特別な感じが欲しいなーと思い、勢いで急遽がめ煮(筑前煮)を仕込みましたよ。
あとは年越しそばと同じ出汁と具で雑煮を作って朝のおせちもどきとしました。
飾り切りなんて手間も切り取られた細かい部分も勿体無いので絶対できない性分。
しかも急遽作り始めたので椎茸の中に戻りきれない頑固なのが二つほどあり(写真左)待ちきれないから調理始めちゃいましたが、煮込んだあともやはりちょっと頑固な感じでしたね。
でも大急ぎで作ったものとは思えない美味しさ。自画自賛。
インスタントポットで作りました。
メモがわりに手順をば:
インスタントポットでヴィーガンがめ煮
- 乱切りした人参(大1本)*
- 厚揚げ四つ入りのパックから二つを油抜きして一口大に切ったもの*
- ごぼう(太め半本)の斜め切り(ごぼうが奇跡的に手に入ったのです!)*
- れんこん(中位の2節)(穴が綺麗に見える切り方でなく繊維が長くなる切り方。味>見栄え)*
- 昆布出汁をとった後の出し昆布
- 干し椎茸戻して適当に切ったもの
- たけのこの水煮の真空パック(何年か前に見つけて大喜びで買ったけど大事にしすぎて忘れてたもの。)
- 里芋にそっくりなアジアンな芋5つほど、皮むいて半分にきったもの
- インスタントポットはSauté(炒める)機能で*の材料を炒め
- 昆布を入れて調味料とだし汁を入れ、残りの材料を入れたらSautéをキャンセルして蓋をし、pressure cook、high Pressureで5分にセットする。
調味料はお好みで。
うちは、昆布と椎茸だし、みりん、酒、砂糖と醤油ちょっぴりと塩。
インスタントポットで作ったから長時間煮るよりも 美味しいのか、は不明ですが、ささっとできるのでいきなり思いついて作る場合には良いですし、かき混ぜたりしないで短時間で調理するので里芋が煮崩れたりせず、美味しくできました。
煮物は調理後冷めていく間に味が染みるって言いますので一晩おいて元日の朝、大変美味しくいただきました。
餅話
前にも書いたことがありますが、西洋人の多くはお餅が苦手です。
例外もいるでしょうけど、私の知り合いでお餅を美味しい!と心から言える人とは会ったことがありません。
「味がないのにいつまでも咀嚼し続けなければならず、疲れる」と思うようで。
乳製品や肉、加工食品などの味に慣れた舌には和食の味付けが無味に感じるという人は結構います。
ご飯やお餅、豆腐などはガツンとくるわかりやすい味がついてないから、日本人でも子供などはやっぱりふりかけが欲しいとかたっぷりあんこがついてないと、とか、ありますよね。
でもお餅が嫌いな日本育ちの人にも会ったことはありません。
今年はおせちは作る気になれませんでしたが、なんだかお雑煮は食べたいぞ、と思っていた私。
久しぶりに家で餅を作ろうと思っていたんですが、なんやかやと忙しくしているうちにうっかりしていて、そのうちやる気もタイミングも逃してしまいました。
で、出来合いのお餅を買うことに。
工場で大量生産されたサ*ウの切り餅みたいなのを。
むかーし一度買ったことがある、市内の大きな韓国食材店まで行きました。
輸入品だからきっと高価だとは思っていましたけれど、(300グラム入りで八ドルちょっと)その過剰包装にかなり躊躇しました。
分厚いプラスティック袋の中の角餅は一つ一つ個別包装されています。
自分で作ればこんな無駄は出さずに済みます。
でも自分で作る気力はない、、、、。
普段は餅なんか食べたいと思わないのでこんなことで迷わないんですけれど、今年はなんだか食べたい、、、、、ああ、なぜこんな時に限って、、、。
餅食べたいと感じたのは軽く10年以上ぶりのことですし、正月くらい食べたいものを食べたい(基本的にはいつも食べたいもの食べてますけれど)
忘れてたけど(10年以上)餅ってやっぱり私のソウルフードなんだろうな(都合よく)
やっぱり買ってしまいましたよ、清水の舞台から飛び降りる気分で。
せっかくですから味わって大切に食べましょう。
ついでに夫にも味見させてあげましょう。
しっかり加熱してちょっとトロトロっと柔らかくなったお餅を入れたお雑煮を夫に「一口試してダメだったら無理しなくていいからね。」と出してみました。
今までに餅を提供したのは2回。
初回は挑戦して、お気に召さず。
2度目は両親の家で。
なので今回もダメ元で。
そしたらなんと、夫、お餅を一口食べましたよ。
「柔らかいから大丈夫?」
「・・・(咀嚼してて無言)・・・」
お汁で流し込みながら二口、三口くらい食べたでしょうか。
すごい苦手意識があったはずなので、挑戦してみようと思ったのはなぜなのか(提供しておきながら)不思議ですが。
結局残りは私が食べましたけれど、こんなに食べてもらえると思っていなかったので褒めて差し上げました。
韓国のトック(我が家では韓国のもちと呼んでいます)みたいに一口サイズにしてくれたら良いのに、などと言っていましたが、トックを入れたスープをたまに食べたのが練習になったのかも。
次回は調理前に餅をトックサイズに切ってみようかな