アジア系の店でビートルート
パンデミックになって以来、それまで一番よく通っていたスーパーに行くのをやめました。
なぜなら、狭い店内にこれでもか、と陳列棚を拡張して色々置きまくるので通路が狭く、地中海系、北アフリカ系の人々がよく食べる野菜類が割と鮮度が良い上値段が他の店よりも安いので、グリーク系、中近東系のおじいさんやお婆さんたちがこぞって買い物にくる店なのだけど、おじいさんやお婆さんたち、2メートル距離を空けましょうなんてお構いなくぐいぐい近寄ってくるし大声で喋るしで、ロックダウン当初は本気で身の危険を感じたため。
あの店だったら割と鮮度の良いビートルートの葉っぱ付きの束があっただろうけども、現在足繁く通うアジア系のスーパーは、アジア系だけにビートルートとかリーク(ポワロ)とか、売れないのか、どうでも良いのか、鮮度の良いのが並んでいません。
だから去年の秋から最近まで、例年に比べるとかなりリークとビートルートの消費量が減ってます。
それを言い出したらブリュッセルスプラウツもそうだし、アスパラガスもそうだし、結構色々あるなあ。
その代わり蓮根、春菊、大根などは例年よりもうんと頻度が上がってます。それは嬉しいですけども。
しばらく食べないとやっぱり食べたくなるビートルート。
アジア系の店で、買ってきましたよ。
やっぱりちょっと鮮度がアレでしたけど。
冬の根菜類はオーブンでローストして食べるのが好きなのですが、他のロースト系野菜が勢揃いしないので、とりあえず今回は甘酢漬け的な処理をして、日々サンドイッチに入れたり摘んだりできるようにしておきます。
好きな香りと嫌いな香り
好きな香り、嫌いな香りって結構個人差がありますね。
私が「うおー、美味しそう!クンクン、クンクン、良い香り〜」と喜ぶコリアンダーの葉っぱの香りなど、従姉妹は「ウワァっ!入れないで〜〜」と泣きそうになりながら逃げます。
なぜそんなに嫌なのか?
良い匂いなのに〜〜、、。
と思いますが、私もリコリスとかアニスとかウイキョウとか、こちら系の匂いが強いものを出されたら「うぎゃー、臭い!」と思うので、そう言うことかな、と想像は尽きます。
そうそう、コリアンダーの香りは系列的には私が嫌うリコリスとかアニスとかウイキョウとか、それ系の匂いと同列なんだそうです。
不思議です。
嫌いな香りで言えば、クローブの香りも大変嫌いです。
薬臭い!というか埃くさい?
そういう苦手な匂いの詰まったスパイスが、今回こしらえたビートルート漬けにはてんこ盛りなのです。
や、てんこ盛りって言うほどは入ってませんが、クローブ6つとスターアニスが一つ。
あれ、てんこ盛り気分でしたけど、二種類だけでしたか。
両方とも少量でかなり匂いがキッツイのでね、やっぱり苦手だとてんこ盛り気分ですね。
オールスパイスもレシピにはあるのですが、粉末状のものしか家になかったので、代わりにクローブ一つとナツメグのかけらを入れて代用してみました。
ナツメグは嫌いじゃないし、シナモンは好きな香りだし、そうやって香りのスペクトラムのこっち方面は受け入れられているわけなので、慣れていけばあっち方面も嫌じゃなくなるかも、と、たまに嫌いなスパイスも使うようにしてきたのですが、今日はこのビートルート漬けの支度をしながら地下に洗濯物をしに降りたり2階に何かを取りに上がったり、と家の中をあちこち歩き回っていましたら、台所に入ると香ってくるスターアニスやクローブの香りが「あれれ、なんだか良い香り?」に思えて。
不思議ですね〜。
生のまま(乾燥してますが)でスターアニスやクローブの瓶を開けると鼻に皺がよるんですけどね、色々合わせて、オレンジの汁も入れたりしたせいでしょうか。
レシピの参考にしたのはこちらです。
苦手なものや嫌いなものが少なければ少ないほど気楽に人生楽しめますから、自然に嫌いな香りが気にならなくなると良いなあ、、。