ツナサラダもどきといえば
欧米の、というか英語圏のヴィーガンの方々のレシピブログをみているとよく目にするのが、「ツナサラダみたい!」という触れ込みのチックピーサラダです。
でもどの方のレシピを見ても、魚っぽさを演出するような材料が入っているわけでもなく、どこをどうすればチックピーのサラダがツナっぽくなるのか、いつも不思議に感じていました。
大体こんにゃくの袋を切った時に「ちょっと魚臭い臭いよね」とか言う人もいるくらいなので、魚の匂いとか磯の香りに関しては認識が違う気が、、、。
というわけで、チックピーのツナサラダ、レシピを何度も見かけた割には一度も参考にして作ったことがありませんでした。
日曜にチックピーを茹でて、平日のランチ用にフムスを作ったのですが、フムスは作りすぎてしまうと面倒臭い(冷凍しても忘れがち)ので、茹でたチックピーの全てを使い切らなかったのです。
使うあてがなくて中途半端に残った時にはインド系や中近東系のおかずにしてしまうことが多いですが、なんだかそういう気分でもなかったのでそのままタッパに入れて冷蔵庫に入れておいたのですが、ふと「ポテサラみたいな感じでマヨネーズで味付けしてつまみやランチのお供にしよう」と。
いつも作る豆乳のヴィーガンマヨは、夫が自分用にツナサラダを作るときくらいしか使わないので(しかも夫もツナサラダは月に一度くらいか)使い切るのに時間がかかるのですが、分離してしまう前に使ってしまおうという気持ちも。
そして夕飯の時にほんの味見程度に小鉢に入れて出したら夫の反応が予想以上によかったんですよ。
曰く「ツナサラダみたい」
どこら辺が?
マヨネーズが入ってるからってことかも。
翌日も「あれはきゃすぴえのお母さんが作るポテトサラダみたいで美味しい」
我が母が作ったポテサラの味なんか覚えてるんですか?
手抜きでどうしようもなく簡単にできるサラダなので、そこまで気に入ってもらえると、また楽できるやん、と嬉しくなります。
ということでメモしておきます。
ツナ(もしくはポテト)サラダを思い起こすチックピーサラダ
材料
- 茹でたチックピー
- あらみじん切りにして酢を少々入れた水に10分くらい晒して水切りした玉ねぎ
- チーズおろしでおろしたにんじんたっぷり
- ヴィーガンマヨ
- 塩、胡椒、ナツメグ、乾燥オレガノ
- レモン汁
- 青ネギの青いところ(たまたまあったから)
手順
- チックピーは茹で汁を切ってボウルへ
- 材料を全部入れて混ぜ合わせ、味見して調整する
- 出来上がり
こんなのレシピって呼べませんけども。
それにしても夫まで「ツナサラダっぽい」と言い出したので、夫の魚感覚は大丈夫かなと思いましたが、言いたいのは要するにマヨネーズで味付けしたサラダ、と。
ということは、ヴィーガンブロガーさん達のツナサラダもそういうことだったんでしょうか。
なーんだ。
夏場、トマト、きゅうり、セロリなどを常備してる時はもっと生野菜系をたっぷり入れたサラダを作ったりしますけれど、冬でもこれなら作りやすいですね。
チックピーはインスタントポットで、Bean/Chili のボタンで、14分高圧で調理しました。
もっと短くても大丈夫かとも思いますが、柔らかく美味しく炊けたので次もこれで行こう。
Ruthさんのインスタントポットのコツ
インスタントポットは圧力鍋ですが、色々なボタンがあって、手動で自分で蓋しめて火にかけてシュッシュッシュというのを待って調理する圧力鍋よりもなんだかわかりにくいのです。
説明書を読むのが面倒なので、いい加減に使い続けていますが、やっぱりもうちょっと理解してから使うべきかなあ、と色々と探しまして、コツが並んでいるページを発見。
このサイトに載っているレシピやコツを研究、開発したRuthさん、カナダの、引退して隠居生活を楽しみ始めた初老の女性だったのですが、去年の2月にすでに亡くなってしまっているそう。
それでもいまだにファンは大勢いらっしゃるようで、今このリンクを貼るためにサイトを見てみたら、彼女を偲んでご遺族にメッセージを残しているファンが大勢いらっしゃるようです。
レシピをシェアしたりコツを伝えあったり、そういう仲間っていう感じで人気があった方だったようです。
ソーシャルメディアとかネット関連って他人との関わりでネガティブな話を目にしがちですけど、こういう例をみるとちょっと嬉しいです。
今日の夕飯はどうしようかな