食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

見知らぬ他人の評価をどこまで参考にするか

 

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湿気た海苔で、海苔の佃煮。酒みりん砂糖、醤油に山椒の瓶詰め。甘さ控えめ。

 

レビューサイト

皆さんは普段オンラインのレビューを参考にしますか?

 

 

地元のレストランを決める時にはレビューサイトはわざわざ参考にはしませんけれど、旅先の場合は、ヴィーガン外食と言うくくりでオンラインで店を探したり、ホテルを予約サイトで探す際に、そう言ったサイトに載っているレビューにもやはり目が行きます。

 

あとレビューを比較的じっくり読むのは、オンラインで何かを買う時。

 

そのサイトや出品者が信用なるかどうか、品物は商品の写真や記述から自分が思い描いているようなものなのか、実際に使った人たちはどう思っているのか、さらに「壊れたものが届いた」のあとの「カスタマーサービスが酷かった」など書いてあるレビューが複数あれば(その逆も然り)うーんやっぱり買うのやめよう、と思うことも。

 

通販って昔よりは抵抗がなくなっているとはいえやはり心のどこかで不安なのかも。

 

 

 

一方、レビュー読むなんて時間の無駄だと感じることも多々あります。

 

 

食べ物の場合は、評価している人々が普段どんなものを美味しいと思って食べているのかわかりません。

好みが違う人が高評価してても自分が同じものを気にいるとは限りません。

 

食べた時の体調とか、ウェイターが失礼なやつでムカついたとか、評価している人がなんでも否定的に書く人だとか、そういう個人的で主観的な条件にも影響されているかもしれません。

 

 

なので、レストランのレビューは ヴィーガンメニューあり、クレジットカード対応、要予約、等など、そう言う具体的な情報に重点をおきます。

けどやっぱり行こうと思ってる店に星がたくさんついていれば無意識に信頼度が上がってるのかもしれません。

 

 

 

旅先で

以前、アイルランドに旅行した折、細いヨーロッパの道を運転して事故に遭っては旅行が台無しだ、と長距離移動は電車を利用することに決めました。

アイルランドの都市、と言ってもダブリンくらいしか知りませんが、こじんまりしてて徒歩でかなり行動できますし、バスやタクシーを使えばもっと色々いけますし。

 

ただ、ちょっと辺鄙な場所にある風光明媚な見所などへいくのはやっぱり車がないと不便です。

 

という次第で西の町ゴルウェイからはアラン諸島ほど近くの絶壁を見にいく1日ツアーと、あとダブリンではホップオン・ホップオフ、と観光バスを初めて利用しました。

 

この時に初めて知ったのですけれども、ツアーバスのドライバーはお客をあちこちに連れていきながら、運転しながら行き先の説明やらその場所の歴史やら、バスガイドさんの仕事も同時にこなすんですね。

すごい口の立つ凄腕運転手じゃなきゃ、結構大変そうだと思いました。

 

ツアー客皆を笑わせる合間には「ツアーの後はトリップアドバイザーで星を5つお願いしますよ、あなたのおすすめのドライバー、私の名前はディミアンですよ」と宣伝も抜かりない。

最初はこの人だけかと思ったら、ホップオン・ホップオフのドライバー達も同様。

トリップアドバイザーではこの会社のバスが一番だと書いてね、私の名前はエイデンですよ、などと。

 

会社の方針で言わされてるんでしょうけれども、トリップアドバイザーってそんなに影響力あるんでしょうか。あるのかなやっぱり。

 

考えてみたら、ホテルの予約サイトも予約して泊まったあと、サイトから「お宿はどうでしたか、レビューしてください」ってメール通知がきます。

アマゾンからも買ったものが届いた後にレビューして、ってメールが来ますね、そういえば。

 

基本的には書きませんけれども。

私の貴重な時間と労力を無料で商売人に提供する理由はないと思うので。

 

 

こちらもプロじゃないんだから「お金出すからレビュー書いて」と言う依頼が来るはずはありませんけれども、こういう素人のレビューで売り上げが左右されるからこそ、レビュー書いてくれ、ってせっついてくるわけですもんね。

 

でもそれなら、どんなレビューでも書いたら後から1%のキックバック、とかすれば良いのです。

大勢が書くレビューですから、一つあたりの価値は低い(1%でも多すぎるかな?)でしょうけれど、それで営利が上がるんだから、無料で宣伝してもらおうなんて図々しい。

 

でも反面厳しいレビューを書く人もいるから、商売する方にしてみれば一律にお金なんか出せないかもしれませんけども。

 

 

 

気軽に人の仕事をレビューするということ

これはThis American Lifeと言う長寿番組で、オンラインのレビューにまつわるエピソードを集めたもの。

プロローグはある女優の伝記を書いたライター氏、発売開始からアマゾンのレビューが気になって、ひどいレビューを読んでは傷ついて、、でもある日、ひどいレビューを残した人たちが、他にはどんなレビューを書いているのか見てみたら、彼らの価値基準自体を相対的に眺めることができるようになって気楽になったというお話です。

www.thisamericanlife.org

エアB&B、Uberなどと同様、購入者や利用者が投稿するレビューを宣伝に使うやり方もある種のシェア・エコノミーで、だからやっぱり質もそれなり、信頼性もそれなり、ということになるのでしょうね。

 

 

評判って諸刃の刃ってことですね。


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