今日も蒸し暑い
ブリティッシュコロンビア州の小さな谷間の街で、最高気温49.5度を記録したとか。
カナダ初の高温記録です。
我が家はこの街から遠く離れていて、気温ももっと低めの30度ちょとですけれども、今年はヒートウェーブが来るのが例年よりもかなり早い、という点で、やはり異常さを感じています。
台所が暑い時の涼しい夕食
今日も庭で調理してやりましょと思っていましたら、昼頃に豪雨、その後パラパラと降ったり止んだりで、夕方にも一雨きました。
予報では雷雨になるかもとか。
結局今のところ雷はなっていませんけれども、夕飯の支度を庭でやる暇はない感じでしたので、やむなく台所で普通に調理。
でもね、暑いですから、熱を出す調理は短時間にまとめてぱぱっとご飯を作りたい。
そういう次第で、今日の献立はインド飯ふうな感じで、インスタントポットで調理するブラウンバスマティライスと、鍋で調理する野菜たっぷりのグレイヴィー。
インスタントポットでご飯を炊くのは、日本米だともっちりしてて、それが好きな人は良いですけれども、私はちょっと重く感じるので、日本米の普通のご飯はインスタントポットでの調理はやめました。
バスマティライスなど、パラパラっとした米とか、ブラウンライスなど、玄米系の調理の場合はインスタントポットは失敗知らずで便利だと感じます。
ブラウン・バスマティはさささっと水で洗ったら、米を内釜に入れ、今回は米4カップに水5カップで調理しました。
普段は米3:水5で炊くのですが、インスタントポットの場合、密閉された鍋から水蒸気になって逃げる分が減るためか、3:4で炊いても大丈夫でした。
人によっては1:1で炊いてるようなので、本当はそれでも良いのかも。
浸水しておく時間も不要です。
ご飯を仕込んでからさささっと作ったグレイヴィーはこちらです:
- カリフラワー・レンティル・インド風なグレイヴィー
- 玉ねぎ、あらみじん切り中くらい1玉
- ニンニクみじん切り、4カケくらい
- カリフラワー、小さめの一玉 (茎も細かく切って調理します)
- 塩、コリアンダーパウダー、クミンパウダー、ガラムマサラ、ターメリックなどなど
- トマトピュレ
- トマトを適当に切ったもの
- レンティル
- フレッシュなコリアンダー、ざくぎり(盛り付けるときに上にかける)
テンパリング用に、クミンシード、マスタードシード、カリーリーフ、グレープシードオイル
厚手の鍋に油を敷いて、微塵に切った玉ねぎ、ニンニク。カリフラワーを順次炒め、トマトピュレ、刻んだトマトなど入れ、レンティルを加えます。
レンティルは好きなもので良いですが、他の材料と一緒に調理するので素早く火が通るように、皮を剥いてあるレッドレンティルを使い、全体にちゃんと火が通るように少し水を加えてレンティル全てが水面下に落ち着くようにして蓋をします。
グツグツいってきたらフライパンを熱し、グレープシードオイル、マスタードシード、クミンシード、カリーリーフを入れ、シード類がぱんぱんと弾けてきたら鍋のグレイヴィーに加えて混ぜる。
出来上がり。
ご飯の上にかけて召し上がれ。
気候変動は現実
地球上のあちこちで異常な暑さだとか異常な降雨量だとか、いろんな異常気象現象を目にし耳にするようになっています。
毎年の異常な猛暑だってその一環ですから、すでに「目にします」「耳にします」じゃなくて自分の暮らしにも直接影響していますよね。
自分の生活がどこまで地球環境を破壊する経済活動と関わっているのかを個人が自発的に分析して自覚する必要があると思います。
他人に「あなたのその習慣、環境破壊に貢献してるよ」って言われたくないですし、誰かに言われる前に一人一人が自分の習慣を省みるのが一番早いと思いますし。
自分の活動を改善する良いきっかけとしては、プラスティック・フリー・ジュライ(plastic free july)とか、4月にはアースデーがあります。
完璧を目指すとか、今の暮らしを捨てるとか、そういうものでは全くなくて、自分にはどんな行動ができるのか、可能性を模索するものと受け止めると、色々と面白い試みをしている人たちの話を見聞きできて楽しいのです。
カナダが直面してる環境問題のうちの一つ
先日まで連日最高気温を記録していたBCの小さな町、Lyttonが森林火災のため、街全体が避難するという事態になってしまいました。
毎年夏になると森林火災が巻き起こる北米ですが、高温のせいで乾燥が進み、ちょっとしたことで発火してしまいやすい状況になるようです。
森林火災は自然のサイクルの一部であり、古い森林が発火して燃えることで次の命が育つスペースができる、という自然の摂理でもあるのですが、本来の自然の営みと人間の経済活動が衝突しているのは確かです。
火災が起これば生き物は逃げ出さなければいけませんから、街を作ってそこに生きていた人々は無事に逃げ延びることができても、自分の家やコミュニティを失ってしまいます。
毎年森林火災の報道を聞くたびに、人間はどこまで自然の中に入っていって良いものなのだろうかと考えさせられます。
カナダの環境対策、色々な問題がある中で、森林伐採の問題もかなり深刻です。
問題が広く知られて、個々人にとって何かできることがないかどうかを考える機会を持てたら、良い方向へ向かうことができるのではないかな、と思います。
地球を使い捨てることはできません。