食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

秋が来た?日本でヴィーガン製品を使う

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近所の農村チックな界隈の雑木林にある葉っぱ。

 

帰国当初は暑くって蒸し暑くってたまらーん、と思っていましたが、ここ暫く気温が落ち着いて、雨が上がっていても結構涼しくなりましたね。

秋の訪れを感じる、、、とテレビで言っているのを耳に挟みました。

 

20度台の気温になると、モントリオールの人々は「ナイスだね~、わー、心地よいね~」と喜びますが、「秋」という言葉はまだまだ出てきません。

モントリオールの職場の人たちからのメールにも「最近暑さが去ってくれて、今朝なんか13度で、とてもクールでうれしかった」とありますが、日本では「10月のようきです」と。

 

今「10月のようき」と打って、漢字変換の選択肢から感じが選べなかったんですが、ようき、ってどう書くんでしたっけ?

やばいなー。

 

さて、そんなわけで、わが家族も秋を感じているようです。

窓を開けて外気を招き入れるのは、エアコンで冷やすよりもなんというか、開放感を感じる、逆に言えばエアコンでさわやかな気温になろうとも、窓を閉め切っていると閉塞感を感じるので、このようきは大歓迎です。

 

気になります、ようき、漢字変換の選択肢を見てもわからないとは、まずいですね。

今ググりましたら、陽気ですって。

そうか、陽気は陰気の反対語だけではなくて、気候のことを話すときの「ようき」でもあるんですね~。

知ってたのに忘れたのか、知らなかったのか、それすらわからなくなってます。

ははは。

 

 

日本でヴィーガン製品を買う

大量には食べないものの、肉や魚をちょこちょこと料理に入れるのが日本流の家庭料理ですから、ヴィーガンの私にあわせてご飯をつくると、途中まで材料を合わせて、途中から私の分を小分けして、そこに卵を入れるとかかつおだしを入れるとか、面倒になります。

 

大豆ミートを利用して、そこらへんの面倒を解決できないかな、とスーパーで探してみまて、見つけたのが三種類。

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ナゲットタイプの大豆ミート

左のものは「生」タイプで、開封して鍋に入れるだけの簡単手ごろ商品です。

匂いも気にならないし、歯ごたえもそこそこで、肉の味でも肉の食感でもないけれど、肉の満足度に近いものは得られるかな、という感じ。

タンパク質が入るので、そういう意味でも肉の代わりに便利ですね。

 

右のものはぬるま湯で30分ほど戻してから調理するタイプで、これと同じような感じのものがモントリオールでも台湾製の素食材料の並びで販売されています。

モントリオールで試したものと同様、戻した後若干の「大豆ミート臭」がしますので、私は水を変えてちょっと絞りますが、両親は全く気にならなかった模様です。

夫はこの匂いが嫌いなので、個人差ありということでしょうね。

この製品は「大きいのでこのまま唐揚げにしたり」とパッケージの使い方に書いてありますが、うちはこれを半分くらいに切ってカレーに入れてみたり、割いて薄切り肉っぽくして炒め物に入れました。

割いて薄切りっぽくしたら、フライパンで表面をカリッとさせることで、かなり肉っぽい食感に近づきました。

味付けはシンプルに塩コショウとニンニクだったのですが、不思議に肉っぽさを感じましたから人の味覚とは不思議なもの。

 

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ミンチタイプの水で戻す大豆ミート

最後にこちらはミンチタイプです。

ひき肉料理を思い浮かばなくて、このタイプは買ったもののあんまり使っていませんが、この商品に関して言えば、大豆ミート臭もなく、あっさりしていますが、細かいからなのか、存在感もあまりなくて、使わなくても良かったかな、という気もしないでもない。

近々麻婆豆腐みたいな感じでどかっと使ってみたいと思います。

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豆乳ヨーグルトも

 

豆乳ヨーグルトも買ってみました。

庭でとれたブルーベリーと混ぜてみましたが、結構おいしくいただけました。

日本は大豆製品が豊富にあるから、大豆製品の延長としてヴィーガン製品が開発、販売しやすい土壌があるのでしょうね。

 

商品を手に取って原材料をチェックすると、多くの大豆製品は「国産大豆使用」か「カナダ、アメリカ」(あれ、アメリカ、カナダの順だったかな)とあります。

そうかそうか、カナダの大豆が来てるんだ~、と思いますが、アメリカ産のものと一緒くたにしないでよね、という気もします。

だってアメリカの農作物の規制ってちょっとやばいですからね、それとカナダのものを一緒にされるのもねえ。

ただ、国産でない場合でも「遺伝子組み換えでない」と書いてあるものがほとんどです。

こういう表記、どこまで信頼できるのか、どういう風にその真偽のほどをチェックしているのか、はたまた言ったもの勝ちなのか、そこらへんはよくわかりません。

 

そういえば母が先日「減塩のお塩買ってきたよ、本当かな~」と。

塩のパッケージですが、「減塩」ってありました。

 

あと、「化学調味料不使用の昆布だし粉末」も私のために買っておいてくれていましたが、原材料のリストにはちょっと意味不明のいうアイテムがずらずらと。

  • 風味原料(国内製造)
  • (昆布エキス粉末、昆布粉末)
  • でん粉分解物(国内製造)
  • 砂糖
  • 酵母エキス粉末
  • でん粉
  • 米油

化学調味料の定義とはなんなのか、欧米ではMSGが悪者代表で、MSG不使用!とあってもよく見ると別の化学調味料が入ってることがありますが、日本の場合は材料の一つ一つの化学名ではなく「化学調味料」「アミノ酸」など、大雑把で消費者に情報を提供したくないのかな、と思えるような表示です。

 

この昆布だし粉末製品も、実際に添付されているものの実態は不明ですが、消費者が不安にならないように「国内製造」って書いてあるんだなあ、と思うと、なんかそれも心理操作してるなあという気持ちがして、あんまり信頼できないように感じます。

砂糖とか酵母エキスのところには国内製造とか国産とか書いてないということは、国内製造を強調しているアイテムには国外の製品になにか問題があったという過去でもあるのかしら、とか、いろいろと想像の翼がばっさばっさ広がります。

 

加工品を食べるということは、ある程度そういう不明なものも口に入れるということですから、加工偽肉製品も手放しで喜んでガンガン食べたいとは思いません。

ただ、自分だけのためにご飯を作るのが難しい状況とか、手軽さが必要な時などに対応するのを楽にしてくれるアイテムではありますね。

 

あとはこの、分厚いプラスティックパッケージだけなんとかならないものかな。

これはヴィーガン製品に限らず、日本のスーパーマーケットの商品全般に言えますけども。


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