大好きなのに手に入らない
蕪、オクラ、他にもいろいろありますが、この二つはうちの界隈では全く見かけないわけじゃないんだけど、鮮度の良い立派なのを見かけることがあまりにも少ない野菜たち。
蕪はこちらではターニップと呼ばれていて、オーブンでローストしたりマッシュしたりスープに入れたり、色々と楽しみ方がある野菜、、、ですが、なぜかうちの近所のスーパーでは売れないのか、あまり見かけません。
見かけても、何か月倉庫に眠っていたのか?と思うような、鮮度の怪しい状態のものばかり。
なぜでしょう。
ということで、今年は自分で作ってやる!と種を撒いていたのでした。
でもね、種まき、水やり、たまの草むしり以外に何をすれば良いやら、いや、何をするも何も、まるで世話する暇もないというか、うっかり忘れがちというか、、、しかも今年は夏の後半に日本に帰省してしばらく放置したし、もうだめだなー、と思っていたのですが、大根葉が立派にわさわさ茂っていたので「じゃあもう蕪や大根そのものはどうでも良いから、花がつき始める前に抜いちゃえ!」
ということで、大根葉目当てで収穫しましたら、小粒の蕪たちがゴロゴロと。
でもこれ、もうしばらく放置しておいたら多分とうが立ってしまって美味しくありません。
大根も、大した太さのものはできていませんでしたが、畝の一番向こうにあった一本は根っこもしょぼい状態なのに、葉っぱの部分から茎が伸びて花がつき始めていましたから、このしょぼい根っこは一生大根らしくはなりませんし、食べることもできません。
やっぱり土をしっかりこしらえて、肥やしをやるなりなんなりしなきゃいけないんでしょうか。
でもまあ、大根葉が好きですから、良いんですけども。
ということで、影の主役がこちら↓
収穫直後は土がついてますので、庭でバケツで何度か水洗い。
蕪もたわしでゴシゴシと土を洗い落としました。
台所に持ち込んだら、食卓にバスタオルを広げてそこに葉っぱを並べてちょっと水切り(庭でも振り回して水切りしましたけど。)
さあて、どうやって食べようかしら。
一本ぶんくらいだったら大根葉のふりかけとかご飯に混ぜて混ぜご飯にしますが、それだけでは追いつきません。
三通りの大根葉(蕪の葉含む)レシピ
母に電話して「大根葉がたくさんあったら何を作る?」
すっかり忘れていたのですが、祖母がよく作ってくれていたという大根葉と油揚げのさっと炊いたの、これを教えてくれました。
3〜5センチくらいに切った葉っぱと油揚げ(今回は台湾の揚げ湯葉)を鍋でささっとごま油で炒めたら、だし汁、さけ、みりん、砂糖、醤油少々塩少々を入れてちょっと甘辛い感じに炊く、それだけ。
葉っぱが主だから、汁気が多いと汁っぽくなるかなと遠慮気味に入れて炊き始めましたが、水分が足らない感じで「あれれ?」と後からもっと思い切って追加しました。
色が綺麗なうちに火を止めてみたら、茎がやはり硬いですので、色は犠牲にしてしっかり柔らかくなるほど炊きました。とはいってもそれほど長い時間ではありません。
それで葉っぱは多分4株分くらい消費しましたけども、全部だとやっぱり多すぎるので、残りは冷凍しました。
茎よりの部分はふりかけ(にしておいて後で気が向いた時にご飯に混ぜて大根葉飯にできるという計画)以外には何しようかな、、と思っていた矢先遭遇したid:cherusi-kitchenさんのブログ記事で、味噌和えというのを見つけました。
cherusi-kitchen.hatenablog.com
コメント欄で甘味噌の作り方も教えていただいて、そこに生姜のすりおろしとすりゴマを混ぜて、作ってみたのが下の写真です。
油揚げをカリッと焼いたのに合いそうだ!と思ったのでこうしてみました。
もっと和風の素敵なお皿に乗せたら良い感じでしたよ。
葉っぱの切り方が短いのは、大量の葉っぱ(何しろ6人がけの食卓いっぱいに広がる量)、葉っぱメインの部分を避けてから茎メインの方を切る作業に入った時点でついつい頭の中が無の境地に至ってしまって、いつもの切り方(ふりかけにするために短く切る)で全部切ってしまったため。
残りはいつも通りのふりかけに。
鍋に葉っぱを入れてガガガっとかき混ぜながら、酒、ごま油、塩、スリゴマ、などを入れてやります。
ふりかけは簡単だし結構好きなんですが、今回は初めて挑戦した上の二つが美味しくて、夫も両方とも気にいったようで、売れ行き良好でした。
cherusi-kitchenさん、ありがとうございました、来年もまた作ります。
ミニチュアの蕪は皮を剥かずに味噌汁などに入れています。