土曜日の夕ご飯は、市内のヴィーガン寿司屋でテイクアウトしてきました。
以前数回利用したことのあるスシ・モモではなくて、別の店。
ヴィーガンのお店は多いほど嬉しいですから、一軒だけ贔屓にするのではなく色々とお金を落としてサポートしようではないか、と。
滅多にテイクアウトしない客ですから、お金を落として、とか、サポート、とか、偉そうなこと言える身分ではないですが、まあチリも積もれば。
今回利用したお店は、メトロMont-Royalすぐそばにある Ohana Sushi Veganです。
Mont-Royal とDroletの角。
実は20年以上前にこの辺に住んでいたことがありまして、当時は住所を聞かれてもDroletがうまく発音できなくて「なんで言えない名前の通りに住んじゃったんだろう」なんて。
この店の場所は当時はベーカリーだったはず。
その隣は小さくてパッとしないデパナ(ビールとタバコを売ってるコーナーショップ)
この筋はゴミとしか思えない中古品を、売ってるのかただ置いてるだけなのか、みたいな骨董商や偏った好み限定な中古の服屋が何軒もあって、家賃が安いからなんとかなるけど、それにしても誰が買うの?というような店ばかりだったんですが、今やちょっと良い値段をふっかけそうなブティックとかちょっとしたレストランとかが並んでいます。
ジェントリフィケーションが街をガラッと変えた良い例といった感じ。
サイトの写真にも載ってますが、ヴィーガン・ツナとヴィーガン・サーモン、ヴィーガン・海老などの品もあるようです、が、私はあんまりこういうヴィーガン魚介類というのに期待していないので、写真だけ楽しみました。
ヴィーガンの創作寿司なので、メニューで中身をじっくり読んで、どんな味かな?と想像して、中身のバリエーションを考えながら色々と見繕って注文しますが、やはり魚介類ではないし巻物なので、美味しいんですけれど、段々と記憶も味も混ざってくるような。
2枚目と3枚目の写真はとても似てるんですが、具の内容も似てて、しかも両方とも5切れで8ドルの安い部類なんですが、割と好き、いやいや、2枚目のソイ・シート入りのは一番好きだったかも。
ソイ・シートと言ってるのは多分湯葉だと思うのですが、味付けと歯触りが干瓢っぽくて懐かしく美味しかった。
一番期待していたのはBellaというものだったんですが、蓋を開けてみたら、生春巻きみたいな、いやまさに生春巻き。
生春巻きは美味しいし好きですけど、生春巻きならスライスしてなくて、皮が具をきっちり巻いてパンパンになってるのをかぶりつくのが美味しさのうち。
まずいわけじゃないし生野菜たっぷりは良いんですけど、これなら次はないわ、でも生春巻きにこういう具を巻いて食べるのもアリね、とヒントをいただいて、それはそれで嬉しいことではありました。
ヴィーガン寿司、色々と驚きや喜びやちょっとガッカリが混ざってますけれど、毎回たどり着くのは「でもこんなに多様な材料を仕込んであれこれ取り合わせて巻いてくれて、受け取った私はただ食べるだけで済むんだから、これはやっぱりお得」という結論。
やろうと思えば作れそうなものも結構ありますけども、絶対面倒臭いですし、これだけ多種多様な素材を揃えて、残った材料をきちんと使い切れるとは思えないですしね。
ヴィーガンのお店はどうしてもダウンタウンやプラトー地区などに偏りがありますけど、モントリオール市内でヴィーガンのすし屋で検索するといくつも出てきます。
ありがたいことこの上ない。
けど、もっと近所にもこういう店ができないかなー。
近所だったらフラフラっと店に入って三品くらい夫とシェアして食べて飽きる前にお会計して出てきたい。
わざわざ買いに行くと、ついつい色々頼んで食べきれないくらい買ってきてしまいます。
今日は五種類。
四種類でも多分お腹いっぱいになります、五種類頼んだもの、全て食べきれなくて、それぞれ一切れ二切れずつ残ってますから。
レストランで飲食、オミクロンが入り込む前までの数ヶ月間ほどは制限付きではあれ大丈夫になってたんですけれど、なんだかね、例え感染者数が減っていたとはいえ、同時に人々のマスク感覚も距離感覚も緩んできていたので、こういう時にうつされちゃうのはきっと飲食店だ、とやはり避け続けています。
申し訳ないですけども。
それでも頑張って営業続けているレストランやカフェ、好みの店はなるべくサポートせねば。
とは言え何ヶ月かに一度なんですけどね。