食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

アルバータ・ロッキー観光メモ・パート3

赤い部分はWildlife Corridor - 野生動物保護地区

 

人里とトレイルをつなぐRoam

ハイキングトレイルが山のように存在するCanmore。

ただ、北米の田舎ですから、車がないと山へ行くのも難しい。

 

でも夫はずっとホテルに缶詰予定ですから、車をレンタルしてもほぼ使えません。

私は普段運転しないので他所の州で知らない道を運転するなんて無謀。

という次第でレンタル案は最初からボツ。

 

自転車を借りてトレイルヘッドまで行って自転車を止めて、、、とも思いましたが、レンタルした自転車を盗まれたりしたらそれも面倒臭そうだし、せっかくレンタルしている自転車に乗らないで何時間も放置するのも勿体無いし。

 

と、思ったら、資本主義大国アルバータ州ですけど、案外素敵な環境対策があるようで、なんとCanmoreの市内を通るバスが無料で利用できます。

住民税支払ってる人たちだけ、ではなくて観光客でも、誰でも。

 

roamtransit.com

 

 

Canmore市内を巡るバスは5C、5Tと二路線あります。

トレイルヘッドの割と近くまでバスが通ってます

Canmoreの市街地の地図は市内のホテル、レストラン、お店、などで貰えます。

それとGoogleマップ、Alltrails.com のトレイルマップ、そしてバスの路線図とを駆使してお目当てのトレイルのトレイルヘッドに一番近いバス停を割り出してバスに乗って出かけ、まずはHighline Trail と Three sister's pathwayを歩きました。

 

後日町外れから徒歩で別のトレイルに入り、トレイルマップを見ながら適当に歩いた後山を降りてみたら5Tのバス停があったのでちょっと待ってからバスに乗ってダウンタウンに戻ってみたり。

無料だし割と頻繁に通っているしで気楽に利用できるのは大変ありがたかった。

 

バスに乗り合わせた地元の人に景色の良いスポットを教えてもらったりしたのも嬉しかったですね。

 

天気がコロコロと変わる

山の気候は変わりやすいとは聞いていましたが、本当でした。

1週間の天気予報をチェックしてから赴いたのですが、悲しいかな火曜日から週末までの予報が雨続き、木曜あたりからは朝は雪の予報も出ていて、爽やかな春のハイキングは期待できそうになく、しっかりと雨具を詰め込んで、濡れた時のためにハイキングブーツも2足持参して挑みました。

 

一日中爽やかに好天気だった月曜日は仕事関連でカルガリー市内の建物の中で1日過ごすという勿体無いことになりましたから、火曜の朝起きたら太陽が出ていたので、大急ぎでバイクレンタル屋に駆け込もう、、と思ったら、開店は十時。

昼過ぎには雨になる予報が出てるのに!

 

結局その日は午後曇りだし、たまに雨の滴がぱらっときたかな、、という程度で、ジトジトした雨が降り続けたわけではないので意外に野外活動も快適にできました。

雨の予報が出ていても割と外れるんですかね。

そう思っていると降り出すこともありましたが、しばらくすると雨雲が去って、ずっと一日中雨という日はありませんでした。

 

町の中心部の標高は1309メートル。周辺の山々は高いところは2936メートルに達しています。(NY州のAdirondack山地は最高峰の標高が 1629m)

 

金曜日に夫とハイキングをした折には本当にラッキーなことに最悪な予報とは裏腹に好天気で、午後三時くらいに街に降りてきたあたりから、山の上に雲が掛かってきて「やっぱり雨になるのかな?」と。

 

雨が降り出す前にぜひ山を眺めながらどこかのテラスでビール飲もうよ、と眺めの良さげなパブに入り、テラスでビールを飲み始めたら、ぽつ、ぽつ、ぽつ、とヒョウが降り始め。

でもね、雹とは言ってもぽつん、ぽつん程度だったので、そのままビールを飲み終わるまでテラスに居座りましたよ。

 

 

Canmore Museumでは街の歴史を学べます
雨降りの時のアクティビティ

ダウンタウンには街の歴史を知ることができる博物館と、カナダのRoyal Canadian Mounted Policeの発祥の地でもあるこの街ならではな、RCMPの歴史博物館的な施設とがあります。

 

あとは北米の小さな観光地によくありがちな小さな商店街のギフトショップを冷やかしてみたり、カフェやパブで読書してみたり。

 

初日に訪問したブリュワリーの二階など、景色の良さを最大限に活かした建物(窓が大きいとか、テラスの位置が良いとか)で休憩すれば、ハイキングとは別の楽しみ方もできました。

 

ブリュワリー2階のバルコニーからの眺め。

バルコニーから室内に戻って数分後、霧で覆われて山は見えなくなりました。


カルガリーの友人や月曜に仕事で会った人たちに「今週後半は天気が悪いようで残念」と言うたびに「わからないよ〜、多分晴れてたくさんハイキングできるよ」などと言われましたが、これはカナダ人にありがちなポジティブトークではなくて、本当にそういうことだったのだなと。

頂上まで登山する場合は天候に応じたギアの準備などが必要ですが。

 

 

次回はヴィーガン外食事情について書きます。


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