食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

本当だった、スリラチャ価格高騰!

5ドル以上だったら買わない方針なんで、買いません。
いつの間にこんな値段に?

本当はこれ、そこまで好きなわけじゃないんです。

 

このソースを買うようになったのは、ズバリ、大きなボトルなのに安くてお得だったから。

タバスコとか、少量で良い値段するじゃありませんか。

 

段々と人気が出てきて、値段も段々と上がってきて、昔は3ドルでお釣りが来るようなものだったはずが、最近は4ドルでお釣りがくればまあいいか、っていう感じで、パンデミック前は多分うちの近所のスーパーの安いところでも4ドル数十セントの世界だったと思います。

じわじわ上がってきたなー、なんて思っていたんです。

 

それが先日、職場の誰かが、原料が不足しているらしくて、スリラチャは生産不能になってしまって、アマゾンなどでは10ドルくらいで出回っているらしい、という話をしていました。

 

嘘でしょ〜、ホットソースごときにそんな値段?

 

と思っていたのですが、近所のアジグロでの値段、9ドルですよ!

高すぎない?

 

 

夫がこれをバカスカかけるので、我が家には常に予備が2本くらいあるのですが、これを機にスリラチャを脱却しようと提案。

 

私はどちらかというと生のチリペッパーや乾燥のペッパーフレークや粉末のものを使う方が好きです。

これに限らずソースになってるものって、酢や糖分が加えられていて、いろんな味付けをした料理が同じ風味に変えられてしまうようで。

 

 

今年の夏のSriracha製造停止の理由は気候変動によるとみられるホットチリペッパーの生産不足とか。

www.ctvnews.ca

 

 

Sriracha、ブランド名かソースのタイプか?

我が家がずーっと買っていたこのプラスティックの寸胴ボトルと緑色のキャップのSriracha ソース、私はずっと製品名だと思っていたのですが、ここ最近になって、まるで別のメーカーやブランドのホットソースのラベルにも「Sriracha」ってついているものを見かけます。

先日は業務用スーパーへ出かけたんですが、Frank's Hot Sauceという北米でよく見かけるホットソースブランド、ブランド名の下にSrirachaとデカデカと表示してある業務用の2リットル入りのボトルが!

 

「これ買っとく?」と言う夫に「別ブランドのソースを試すなら小瓶から」と慎重に対処しました。

 

でもそこの棚にはいくつかの別メーカーのSrirachaソースが並んでいましたので、ひょっとしたらそういうカテゴリーのソースってことなのかも?と。

 

ウィキペディアのページをみましたら、ブランド名のSrirachaエントリーは別にあると表示が。

そうか、バンドエイド(登録商標)とバンドエイド(総称)みたいなもんなのかなやっぱり。

 

ウィキの記述によるとこうです↓

In a Bon Appétit magazine interview, US Asian-foods distributor Eastland Food Corporation asserted that the Thai brand of hot sauce Sriraja Panich, which Eastland distributes, is the original "sriracha sauce" and was created in Si Racha, Thailand, in the 1930s from the recipe of a housewife named Thanom Chakkapak

 

唯一無二だと私が思い込んでいたのはHuy Fong Foodsという会社によるこのボトルのソース↓で、ここのソースのウィキのエントリーにも The green cap and rooster logo are trademarked, but the U.S. Patent and Trademark Office considers "sriracha" a generic term.[8]  (緑のキャップと鶏のロゴは登録商標だが、米国特許商標庁によるとsrirachaは総称である)とあります。 

en.wikipedia.org

一方で、Huy Fong Foodsの創始者Tran氏は「地名(タイにある街の名称)を冠した商品名を登録商標にすることは難しいので登録をしなかった。これにより他の人々も同じ名前のホットソースを製造するようになった」という発言をしているようで、どっちが本当なのやら。

 

 

Sriracha、シラチャ? スリラチャ?

Sri ですからスリでしょ?と思っていたんですが、夫はシラチャと発音します。

Rがあるでしょ?インドの南にあるあの国だって、シランカじゃないでしょ??

と思っておりました。

 

しかしこれも、ウィキのエントリーに表示されている発音記号によると、タイでもベトナムでもRの音は発音されていないらしい。

 

え〜、ではなんでR入れるんでしょうか。

 

でも、アジア諸国でローマ字を使ってる国々のローマ字綴の言葉の発音は必ずしも英語やフランス語の発音のルールとは関係ありませんからね、Rがあろうがなかろうが、そこの国の人たちの発音の仕方が当然正しいことになるわけです。

 

まあね、中国語のピンインだって、ここにRがあるのに全然Rに聞こえないよ?なんてことありますし、色々と、ローマ字とアジア諸国語との関係は不思議なのです。

 

Srirachaの物語

上記のウィキペディア記事のHistoryのセクションは結構面白いのでお暇のある方はぜひ読んでみてください。

 

 

何でもかんでも値上がりする昨今ですが。


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