ヴィーガン・ガンボ作りました
ガンボはアメリカ南部のケイジャン/クレオール料理です。
ケイジャンとはカナダ東部のマリタイムスに住むアケイディアンが追放されてアメリカ南部に移住した人たちの文化。
アケイディアンとは1530年代以降にフランスから当時のニュー・フランスに定住した人々のこと。
彼らとクレオールの文化が融合したのがルイジアナなどアメリカ南部の文化、と大雑把に理解しております。
ラフカディオ・ハーンが日本に来るちょっと前に新聞記者として米南部に住んで、クレオールの料理のレシピを集めた本を書いています。
大雑把だし手に入らない材料もあるし大体私はヴィーガンなのでどんなに興味があってもこの本のレシピは使えませんが、読み物として大変面白いです。
ガンボはルイジアナ州の公式料理だそうです。
Wikipediaによると、主に、濃い味付けのされただし汁、肉か貝(または両方)、ルー、クレオールの三種の神器「セロリ、ベルペッパー、玉ねぎ」から構成される。
ということは、ヴィーガナイズした時点でこれはガンボとは言えませんね。
ガンボという言葉はオクラを意味することもあります。
そんなわけで、おくらたっぷりのヴィーガン・ガンボもどき作りましたよ。
海の幸や肉は入りませんが、野菜と、しっかり下ごしらえしたルーの深い味わいで、美味しくできました。
ルーを作りながら、ガンボって案外日本のカレーやハヤシライスに似た方向性があるんではないのかな、なんて思ってみたり。
作り方は基本的に、
まずルーをしっかり作る(油脂と小麦粉をしっかり炒めて深い色=チョコレート色になるまで、30分くらいかかるかも)
野菜(玉ねぎ、セロリ、パプリカ、オクラ、などなど)を炒め、そこにケイジャン・フレイバー(パプリカ、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、オレガノ、タイム、塩、胡椒、カイエン)をいれ、ルーを入れて混ぜ、ヴェジブロス(入れすぎないこと)を加えて火が通るまで加熱、それだけ。
肉っけを入れないヴィーガンは、豆とか豆腐とかヴィーガン・ソーセージとか、ソイ・ミートとか、好きなタンパク源を入れたら良いと思います。
ケイジャンスパイスミックスはググってみたところ、大体が、
- パプリカ(スモークト・パプリカを揚げてる人も)
- 乾燥オレガノ
- ガーリック・パウダー
- 乾燥タイム
- 塩
- ブラックペッパー
- カイエン・ペッパー
- オニオン・パウダー
を混ぜ合わせる、というレシピでした。
スパイスミックスをレシピ通りの分量で作ってもそんなに頻繁にはケイジャン料理を作るとは思えないので、私はこれらを大さじ1を小さじ半分くらいに換算して混ぜて使い切りました。
ウェイターテストとショッピングカートテスト
北米では、というか英語圏では?お付き合いを始めたばかりのお相手と長期的に(結婚とか一緒に家庭を築くとか)関係を続けていく相手にするべきかどうかを判断する決め手の一つは、一緒にレストランやカフェなどに行った時に、相手がその店のウェイター(ウェイトレス)に対してどういう態度をとるかを観察すると良い、とよく言われます。
接客で(しかも北米はチップをもらってなんぼ)収入を得ている人たちはお客さんより弱い立場ですから、何か間違いがあったり、質問したり、ちょっとこれをこうしてくれませんかね、という注文をつけたりする場合に、「俺様はお客様だぜ」と強気に出たり横柄な態度だったり、無茶苦茶嫌な奴に豹変するパターンの人だったらば、付き合い始めた自分への態度は単なる上っ面で、素顔はそんなやつなんだろう、ということ。
ショッピングカートテストというのは、カートに荷物を入れて駐車場まで押してきて、買ったものを車に積んだ後、カートをきちんとカート置き場に戻すか、それとも脇に押しやって知らんぷりして車に乗って発車しようとするか、、、、というもの。
確かに弱者に対してとか、人が見ていない場面でどう振る舞うか、そこにはその人の素顔が現れますよね。