食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

フランス語とケベック語と、サプリは効くのかどうか

近所の児童公園にいる鯨さん。なぜか頭にキッパ(ユダヤ教の男性の頭蓋)みたいなものが乗っかっています。

グリーンクリスマスの予報は当たるか否か。
公園内にいるくじらの形のオブジェ。

夏場は水遊び馬(緑の竜と鯨と地面のあちこちから水が噴出する)になるこのエリアに、ずーっと昔からいる鯨さん。

ちょっと前に ヒヤパ (id:hiyapa) さんも別の鯨さんと遭遇した様子をブログに書いてらっしゃいましたっけ。

 

 

モントリオール領事館のツイート

先日の雪にインスパイアされたのか、こんなツイートが↓

領事館の方が作ったんでしょうか、可愛らしい。

 

ケベック・フレンチとフランスのフレンチ、使う単語が違うことがままあり。

ケベックでは毛糸の帽子のことをトゥークって言うのですが、英語でもそう呼んでます。

だからフランス語の単語だと言う意識はなかったんですが、そういえば綴りがフレンチっぽいか。

 

よその州から来た英語話者の人はビーニーとかハットとか言いますね、そういえば。

 

 

そういえばつい最近、ケベック人が言う「電灯を点けて(消して)」「ラジオを点けて(消して)」「蛇口を開けて(閉めて)」などに使う、Open (Close) ouvrir (fermer)と言う表現、これってフランス語から来たものだと思ってたら、フランスにお住まいの方に「フランスではそう言う使い方はしません」と言われ、おお、またしてもケベック語だったのか、と。

 

それにしても毛糸の帽子、un bonnet d'hiverって長いですね。

寒いから口を動かしたくなくて un tuque が定着したのかも。(個人的見解です。)

 

 

 

サプリはどれほど有効か

ヴィーガンは動物性食品を食べませんので、栄養が偏らないように若干注意をする必要があります。

特にビタミンB12は植物性食品には含まれていないため、サプリで摂るか、ヴィーガンやヴェジ向けに不足しがちな栄養素を強化してある加工食品を摂取するかする必要があります。

 

加工食品は例えヴェジ食品でもなるべくなら避けたいところなので、私はビタミンBコンプレックスを摂取しています。

 

ヴィーガンになる前は、サプリなんて正直信用していませんでしたので、自分がお世話になるにあたって、家庭医やカイロの主治医(ケベック州のカイロ医は基本的な西洋医学も履修しています)医師の義妹などに数人に聞いてみて、「栄養は食品から、サプリは補足」「同じサプリでもメーカーや製品による質の違いがある」等に注意して色々調査してから選ぶべき、と認識しました。

 

でもね、調べるといっても医学雑誌とか読んでもわからない素人ですから、ネット販売してるサイトを見て購入者のレビューを見たり、ビタミンの内訳を比較したりするのが関の山。

 

しかもサイトのレビューにはサクラが混ざってる可能性がありますし、「とても良い」程度のレビューなんかは参考にもなりゃしません。

 

サプリは医薬品ではないため、政府がチェックして品質基準を整えているものではないので、売り文句に騙されないように注意する必要があります。

 

 

と言うことで、ずっと安定して販売され続けているもので、大袈裟で紛らわしいキャッチコピーがついていないもので、最初は小さめの瓶を選び、日々きちんと摂取して、毎年の健康診断の血液検査できちんとチェックしてもらって、と言う感じで消極的な選び方をして現在利用しているBコンプレックスに落ち着いています。

 

 

もし質や吸収率が悪くてビタミンB12が摂れていなかったとしたら、欠乏症状が出るはずですけれど、毎年の血液検査では問題ないようですので、多分大丈夫ってことでしょう。

水溶性のビタミンなので、摂りすぎていたとしたら尿に出ていくだけなので、そこも問題ないようです。

 

B12以外ならサプリはあくまでも「食事の補充」であり、食品で取れるものならその該当する食品を食べることが一番。

 

最近よく聞くプロバイオティックも、キムチやヨーグルト、納豆などから簡単に摂取できますが、どのバクテリアがどういう効果があるのか、はっきりと個別に確認できているわけではなく、サプリになって出回っている商品が実際にどんな効果が期待できるのかは定かではないとか。

商品パッケージに「**菌が生きたまま腸に届く」とか書かれているとついフラッとそちらを手に取りたくなりますが、食品パッケージの規制内ギリギリの販促ワードに要注意。

 

アメリカの場合は特に、FDAはサプリの内容を審査することはあり得ないので、パッケージにFDA evaluatingとか書いてある場合は明らかに嘘だそうです。

 

 

冬が暗い地域の人はビタミンDも

北米の北の方やヨーロッパなどはやはり冬の日照不足によるビタミンD不足は深刻なので、欠乏する前にサプリで摂取しています。

食品から摂るということも考えられますが、ヴィーガンの場合は食品からの摂取は難しいので。

 

肉も魚も食べる人も、かなり気をつけて食べているから大丈夫、と自信のある人は別ですが、北国に住んでいる方の多くはビタミンDサプリは必須ではないでしょうか。

多分市販されるパン、乳製品などの食品にもDが強化されてるでしょうけれどね。

 

幼児や高齢者、肌の色の濃い人々は比較的太陽からのビタミンDの吸収が悪いそうで、そういった条件の人たちもサプリで補足する方が良いそう。

 

 

ビタミン神話?

ビタミンDが抗体を増やすとか風邪にかかりにくくなる体を作るのに有効であるとか聞いたことがありますが、欠乏してはいけないけれど、ビタミンDを取れば抗体が増えてより強い体になるとか、残念ながらこれでコロナにかかる確率が下がる、とか言うことではないそうです。

 

 

そうそう、風邪を引いたらビタミンCを多く摂るのが有効である、という説、あれも実は実証されているわけではないそうです。

 

ニューヨークタイムズの記事↓によると、この説は化学結合を研究し、2つのノーベル賞を受賞した有名なアメリカの物理学者、ライナス・ポーリングが発端だとか。

 

彼が後にビタミンCに執着したのは、従来の研究よりも、彼自身の自己実験に基づくもの。

彼は1970年に出版した『ビタミンCと風邪』という本の中で、エネルギーを高め、風邪を避けるために、現在の1日の推奨量の30倍以上のビタミンCを摂取することを勧めているものの、彼の主張を裏付ける証拠はほとんどないとか。

 

 

読者の知識を試すサプリメント・クイズ形式です。

www.nytimes.com

 

 

もうすぐクリスマス、その翌週はお正月ですね、早い!


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