夫のシェパーズパイはマッシュポテトがものすごく美味しいんですよ。
この日は具の中にナスとズッキーニが入ってました。
これをシェパーズ(羊飼いの)パイと呼んでしまって申し訳ありませんって感じですが。
ケベック州ではパテ・シノワ(中国人のパイ)と呼ばれます。
その昔カナダ各地で鉄道工事をやっていた頃、労働者には食事として肉、野菜、じゃがいも、が配給されていたとか。
それを受け取ったヨーロッパ系の労働者は肉を焼いて野菜とじゃがいもを茹でて皿に並べて食べていただけだったのに、中国人労働者は肉と野菜を炒め、じゃがいもをマッシュして層にしてオーブンで焼いてパイを作って食べていたので、なんと工夫して美味しく食べることだ、と真似する人たちが出てきて「中国人のパイ」になったんだとか。
前にもここで書いたかもしれませんね。
同じ話をなん度もする年寄り現象、、、。
お題「節約する(ケチる、ともいう?)のが好きですが、みなさんの節約術を教えてください。ぜひ参考にさせていただきたいです。」
節約(ケチる)だったら私も書けますので、参加してみます。
洗脳されないで自分の幸せを維持する
私の最大の節約法は、ズバリ、広告、宣伝、流行り物に関する情報をシャットアウトすること。
そしたら時代遅れになって面白くない暮らしになってしまうんではないか、と、思われるかもしれませんが、まあそうなのかもしれませんが、流行に乗ってたら幸せなのかといえばそんなのは関係ないと思うので、全く問題ありません。
そういう暮らしになったのは、日本を出て、決まり事やルールみたいなのがあんまりない世界にきたおかげもあると思います。
あとは日本みたいに店がゴロゴロあちこちにないんです。
あるにはあるけど、ダウンタウンとか、郊外なら郊外でモールとか、なんというかまとまったところにはあるけれど、そこを離れると店に近寄らずに生きていけるというか。
ああ、あとは、店の前を通ろうが中に入ろうが、欲しいと思うものがあんまり見当たらない、っていうのも大きいかもしれませんけども。
これは店に置いてあるものの質とかデザインとか色合いとかがグッとこない、私の物欲をくすぐらない、っていうことかもしれませんし、そういうところで生きてきたせいか、帰省した折に日本のお店に入っても実は物欲を刺激されることは年々減ってきてます。
宣伝とか「今世の中ではこんなのが、、、このスポーツするならこんな道具が、、」っていう情報は要するにマーケティング作戦。
マーケティングって「世の中の人々にこれ持ってなきゃ(買わなきゃ、参加しなきゃ)いけない、必要なんだ」と「思わせること」で、要するに軽く洗脳しにかかってきてるわけす。
お金をかけない娯楽
自分が好きなこと、やりたいことも日本に住んでいた頃とだんだん変化してきて、娯楽といえば森に行く、山へ行く、自転車に乗る、ハイキングする、適当なものを詰め込んでピクニックする、たまに映画館や美術館へもいくけれど、基本的にお金をかけなくても楽しめることが増えました。
友達と延々おしゃべりするのも、お互いの家でとか、先日は墓地を散歩しながらとか、何しろお金が必要ない状況が多くなりました。
こんな生活環境でお金を使うといえば、本当に贅沢好みな趣味でもなければ、、って感じです。
日本、特に都会にいるとそういうわけにはいかないかもしれないので、この「節約法」多分全然役に立たないかもしれませんが。
でも、基本は物欲を刺激する広告や「今時こういう装いをするべきで、こういう鞄を持っててこういう靴を履いてるのが格好良いんだ」というサブリミナル・メッセージを受け取らないという部分は重要だと思います。
ヴィーガンで安く食べる
ヴィーガンになって以来、北米で入手困難な鮮度の良い魚介類も肉も買わなくなったので、食料品の出費は抑えられてます。
ヴィーガンでも加工食品(ヴィーガンアイスクリームとか、出来合いのヴィーガンミールとか)を買うのであれば割高でしょうけれど、野菜や豆腐や豆を買って家でご飯作ってれば安上がりです。
筋肉をエネルギー源にして移動する
移動にかかる出費として、メトロとかバスの乗車賃がありますが、これがなんだか年々値上がりしてて、今年は乗車賃(同じ区域内なら一駅でも10駅でも同じ)が3ドル50セントくらいするらしいんです。
私は普段は自転車通勤してますし(冬は徒歩)月々のバスパス(一ヶ月定期みたいなもの)も買わないし、10チケット分をチャージしたカードも、パンデミックになってからは一度も使わなかったので、つい最近3年前にチャージした分を使い切ったばかり。
公共の交通機関を使う方がエコですし車の維持費や保険料もかからないのだから実際は安いんですが、何しろ値上げ続きで一度の乗車賃が3ドル以上になっちゃってたら定期券でも持ってなければ一度の乗車もちょっと躊躇しそうですよね。
帰省するたびに首都圏の電車賃の安さに感心しますが、大勢が常に移動の足として交通機関を利用するからこそ。
人口が少ないところではなかなか難しいことなので、この点は都会は良いなと思います。