下旬とはいえまだ5月なのに熱波が
庭のルバーブも盛況。
モントリオールの短い春と早い初夏
毎年春は短いんですが、ふと気がつくと5月の最終週には3日ほど、当地でヒートウェーブと言ってしまうような夏日が続きました。
夜中でも2階だと暑い、そんな日々。
とはいえ所詮はモントリオール。
暑い週末を期待していたのに土曜は朝から空気がひんやり、しかも風がえらい強くて窓を開けていると寒い。
冷房を効きすぎにしているような、そんな感覚です。
仕方ない、猛暑の間には出来なかった台所仕事をやりました。
パン焼いて、ピザ焼いて、煮込むようなものはあったっけな、、と見回したら庭のルバーブが早くも大盛況でしたので、剪定がてら太いのを収穫し、ブラックベリーと一緒にジャムにしました。
3リットルの鍋がいっぱいになるくらいから煮詰めて、700ml近く出来ました。
ルバーブだけでジャムにすると、砂糖をかなり入れないと酸っぱすぎてえぐくて大変なのですが、ベリー系の果物をちょっと足すとかなりえぐみが穏やかになり、入れる砂糖の量もグッと減らせます。
今回加えたブラックベリーは大体2カップ分(500ml)くらい。
果物の甘さはその時々で若干違いますので、砂糖は最初に大さじ2くらいをルバーブ全体に絡めて(鍋に入れて砂糖を振りかけてから鍋をゆすぶって全体に行き渡らせる)若干置いておき、ベリーを入れてから中火で調理開始、ジャムっぽい見かけになったら味見してその都度砂糖を大さじ2ずつ追加していって、最後にライムを絞りました。
結局入れた砂糖の総量は多分大さじ8杯くらいか。
味見して気がついたんですが、ラズベリーやブラックベリーは種が強いので夫があんまり好まないのでした。
あんまり減らないかも。
次はブルーベリーを使いましょう。
メープルの種の季節
冬が終わり、雪解けも終わり、雪解け水の洪水も終わり(水辺に住んでいる人たちにとっては深刻なのですが、うちの界隈は大丈夫です)やれやれやっと夏が来る、、と喜んでるところに毎年やってくるのは、緑の葉っぱもしっかりつけて夏の装いになっているメープルの木々から、ヘリコプターの羽みたいなのがくっついた種。
羽は風に乗って種が遠くへ飛んでいくようについているんです。
そして羽の根元にある種は小ぶりな大豆みたいな感じで結構重量があるので、ちょうど良い錘となって羽が飛んでいく方向を定め、着地する時には種が地面に突き刺さるようになっています。
自然のデザインって本当にすごいなあと感心します。
しかしこれが裏庭の芝生や植え込みやベンチや椅子や、屋根の上や雨樋の中、、ありとあらゆるところに漂着してしまうので、毎年秋の落ち葉掃除と春のヘリコプター掃除と、二大大掃除をさせられる面倒の種でもあります。
秋の落ち葉はまだいいんですよ、放置しておいても肥やしになるでしょ、と思えるし。
春のこのヘリコプターの種は、除去しそびれたものは確実に芽を出してメープルの苗がすぐにニョキニョキ出てきます。
気がついたら引っこ抜きますけど、タイルの目地とかアスファルトの割れ目とか家の壁と地面の接地点のちょっとした割れ目とか、そんなところからニョキニョキ出てくるので、早く見つけないと建物を傷めかねない。
金曜日の夕方、ものすごい強風だったんですが、その勢いで裏庭を隔てたご近所さんの家の巨大なシルバーメープルの木から種がウワーッと降ってきました。
木の下にいるときにこの現象が起こると結構感動します(私だけ?)
天気が良いともっと良いんですけどね、これを皆さんにもお見せしたくて、携帯で急遽撮影しました。
撮ったビデオを貼ろうと思ったら、はてなブログには直接貼れませんでした。
きっと無料ユーザーだからでしょうね。
ということで急遽ユーチューバーになってみました。
32秒くらいですが、伝わるでしょうか?
静かで何も飛び交っていない状態で空を眺めていたら、急にウワーッとタネが降ってきた、というのが一番感動するんですけど、降り始めてから撮影したのでその部分はお伝えできません。残念。
怖そうなサウンドをつけてしまいましたが、撮ってる間はワイワイ喜んで「すご〜い、うわ〜、ヒッチコックの映画みたいだね〜」とはしゃいでおりました。
これもメープルという植物が種の保存を効率的に大々的に試みているってことですが、かなり広範囲に広がるヘリコプター付きの種、生命力の強さを感じます。
洗濯バサミを入れてるカゴにも沢山入り込んでました。