食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

スリランカのヴィーガン事情

カナダに戻って以来の初スリランカ飯

 

週末に泊まりに行った友人宅では、旅行の話や旅先の食べ物の話が話題になりました。

 

友人もヴィーガン。

スリランカは簡単だよ〜、ヴェジって言えば大体大丈夫だったよ〜、といったらば、「フィッシュソースとか使われない?」と。

 

ヴィーガンなので肉や魚や乳製品や卵は入ってないものを、と伝えて出されたものは疑わずに口にしていたんですけれど、そういえばタイ料理とか、アジアでフィッシュソースを使う国でだったら、サラダにでもフィッシュソースが入ってることがあるから、フィッシュソースは入ってませんよね、って聞かないと怪しいってことか!

と今更気がつきました。

 

日本の場合はHappy Cowなど英語圏の利用者向けのアプリに載ってるレストランでも一応「出汁は何で取ってますか?」と聞きます。

日本ではヴェジタリアン・ラーメン、、と謳っているのに「普通に豚骨だよ」と言われたり「鰹出汁です」と言われて、やばいやばい、それは避けなきゃ、という経験があります。

 

欧米はヴェジとかヴィーガンというライフスタイルの認知度が日本よりも高いし、宗教的に食事の決まりが色々違う人も共存しているので、ヴェジですと言いながらフィッシュソースを入れてるってことはあんまりないように思います。

 

スリランカはインド同様、他宗教多民族の国。

ヒンドゥ教徒(牛を食べない、基本的にヴェジが大多数)

ヴェジって言いながらフィッシュソースはありえないように思います。

 

 

まあでもね、カナダの田舎町でヴィーガンなんだけど何かありますかね〜、と聞いたサンドイッチ屋さんで、「ターキーサンドイッチならあるけど」と言われたことがありますし、まあきちんと毎回「あれも大丈夫?これも大丈夫?」と確認するのが一番なのは間違いないでしょう。

 

 

スリランカにフィッシュソースはあるか

東南アジアで幅広く使われてるフィッシュソース。

スリランカにもあるのか?

 

スリランカの料理で多用されるのはやはり各種スパイス類と、なんといってもココナツ、そしてチリペッパー。

フィッシュソースを使うレシピは見たことがないけれど、それはきっと自分がヴィーガンだからで、魚料理や肉料理のレシピには入ってるのかも。

 

でも野菜料理のレシピを検索してもフィッシュソースを見かけなかったってことは、現地で出てくる野菜料理にも使われてないと思うのが自然な気もします。

 

そう言えば、スリランカに存在する、過去の宗主国オランダ系およびポルトガル系住民の間で伝わっているランプライスという料理にはモルディブフィッシュソースと呼ばれる小エビのペーストが使われているそうです。

 

ランプライスはバナナの葉っぱに米と肉と色々を入れて蒸し焼きにしたもので、その構成上ヴィーガンのを作ってる店はなさそうだったというか、ランプライスを出す店そのものを見かけなかったくらい、「庶民の味!」ではない特殊なメニュー。

モルディブ・フィッシュソースが使われてるのにそれを宣伝(=値上げ)しないでヴェジメニューに出す店があるとも思いにくい。

 

フィッシュソースについて確認しなかったので断言はできませんが、多分スリランカでヴィーガンです、と言って出してもらった食事でフィッシュソースが混ざってることはないと思います。

 

追記:

混ざっているかいないかはやはり口頭で確認するのが一番だとは思います。

 

 
確認しないと潜んでいる可能性の高いノンヴィーガン食材

肉や魚が混ざってることはまずありえませんが、ヴェジタリアンとヴィーガンの違いである乳製品と卵、これはギー(精製バター)やヨーグルト、牛や水牛のミルク、チーズなどが入りかねない料理の場合は確認した方が安心ではあります。

 

ただスリランカの庶民的な店の場合は、ギーは高価だから使わないと思います。

 

動物のミルクの代わりにココナツミルクが多用されるスリランカ料理ですので、動物性のミルクで作るのが伝統的であるチーズやヨーグルトを使うものだけ注意しておけば大体平気(なはず。)

 

追記2:

加工品のココナツミルクには牛乳パウダーが添加されているものがあることを最近発見しました。自宅でココナッツを削って作っているココナツミルクの場合は心配ありませんが、加工品を使用している場合は添加物のミルクパウダーが混ざっている可能性もあるようです。

 

 

似てるけど違う、インドとは違うスリランカ料理

スリランカの料理名に「カレー」とついてると、ついついインドのアレと同じようなものを想像しますが、スリランカの料理はインドのに比べるとサラッとしているというか、味が濃厚なものもありますが、全体的に胃に優しい感じだし、かなり違います。

 

日本やモントリオールにあるスリランカ・南インドのレストランで出てくるものは、やっぱり「インドといえば」な北インドの印象にもちょっと近づけて、来るお客さんが完全に期待と違うものばかり食べてがっかりしないように、という気遣いをしているのかな?

インドといえばナンでしょ、インドといえばボテっと重たいグレーヴィーでしょ、インドといえばバスマティライスでしょ、というような。

 

実際にスリランカでしょっちゅう出てきたご飯はバスマティライスじゃなくて、小粒の丸っこいご飯でしたけど、これはモントリオールのスリランカ飯屋では出てきたことがないので、こんな遠くまでは流石に運べないんでしょう。

 

冒頭の写真は帰国以来初めて行ったモントリオールにある南インド&スリランカ飯屋のタリプレート。

 

似たようなのがスリランカではライス&カリーとして出てきます。モントリオールでは北インド系のお店で馴染みのある「タリ」という言い方が定着してるからでしょうね。

 

呼び方が違うのはいいけれど、まず米とおかずの比率が全く違う(コメ8割おかず2割くらい)し、コメも違うし、まあ一番違うのは値段ですけれど。

レストランの値段は土地代もしくは家賃、人件費、その他経費ですから、いくら食材そのものがそれほど高価なものでなくても安くはならないですしね。

 

 

 

書いてたらまた行きたくなってきました。

スリランカ料理の解説、詳しくは↓

www.moganddogtravels.com

bestofvegan.com

andtheretheywent.com

 

南インドともちょっと違います


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