食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

乾燥マッシュルームへの道のり

総重量60グラムー容器が27グラムで、30グラムほど出来上がり

 

冷蔵しないヴィーガン保存食

それは乾物。

 

干し椎茸は独特の匂いが実はあまり好きではないので、他のキノコ類を適当に乾燥させてみよう!と思い立ちました。

 

買い出しに行ったら鮮度の良いオイスターマッシュルームがあったので、買い込んできて、せっせと細かく割いて、まずはオーブンで乾燥大作戦。

 

調べたら、マッシュルームはオーブンで華氏150度で一時間、とあります。

www.thespruceeats.com

ふむふむ、結構大量なので一気にオーブンに入れることはできないから、三分の一ずつにしよう(重なり合ったらよくなさそうだったし)と思いましたが、一時間ごとに入れ替えて3〜4時間で全部できるかなというのは甘かった。

 

一時間後にみてみたら、当たり前ですが細い部分はカリカリだけど分厚い部分はまだまだしっとり。

 

じゃあもう一時間!

 

で、もう一時間後にみてみても、やっぱりなんとなくしっとりしてる部分は乾いてるようでいて柔らかい。

 

柔らかいってことは水分がまだあるんでしょう。

 

生乾きで保存しててカビたら馬鹿馬鹿しいから、もうちょっと乾かさなきゃ!

 

で、何度もやってるうちに、初めはベーキングシート上にぎっちり並んでいたマッシュルームの細切れたち、そのうちにベーキングシートの上にお玉杓子の小さなのがひょろひょろっと泳いでるような感じになりました。

 

しかも「乾いたかな?」と指でつまむとボロボロっと崩れるものあり、その一方でまだしっとりしててしなるものありと。

 

完成してる分は触るとパキパキっと崩れていくんですよ。

 

触っちゃいけない?

でも触らなきゃ乾燥度はわからない?

 

どうすりゃいいんでしょう?

 

結局何度も途中でチェックしつつ(幾つも粉々にしつつ)八時間以上も乾かし続けたでしょうかね。

 

華氏150度は摂氏で60度くらいなので、オーブンの熱はそれほどでもなく、オーブンシートも素手で触れる程度にしか熱くなりません。

だからそれほどエネルギーを消費しているとも思えませんけど、でもやっぱりね。

 

熱波もとっくに終わり、ちょっと薄寒い日だったので、オーブンの熱で台所が少し温まるのは嬉しいことではありましたけど。

 

八時間以上かけてもまだ生乾きなキノコとは別に、まだこれから乾燥させようと待機してる分が残ってますし、全部乾かすのに一体全体何日かかるんでしょう?

 

食品を乾燥させる経験豊富な友人に聞いてみたら、彼が持ってるディハイドレーターを貸してくれるということに。

 

 

ディハイドレーター・デビュー

まずは9割がた乾いてるとは思うけどまだ完成ではない分から。

 

オーナーズマニュアルをネットで見てみたら、キノコ類は125〜130度くらいで八〜十二時間だとか。

それは長いですね。

でもオーブンよりも低温なんだ?

 

すでにオーブンで八時間以上乾かしてるので、あと四時間?

 

 

四時間設定で仕上げている間、残りのキノコを細切りにする作業をしました。

 

部屋中がキノコの香りで美味しそうです。

 

オーブンで乾燥させるときに参考にした上記のウェブサイト、ディハイドレーターで乾燥させる時のことも書いてあります。

 

でも機械のマニュアルより温度設定が低い上乾燥させる時間も短い。

 

これ書いてる人たちが住んでるところが乾燥してる地域なのか、もしくはイギリスみたいに家電のワット数が高いところなのかも。

www.thespruceeats.com

とにかく第一弾は乾燥し終えました。

 

長かった〜。

 

敗因はボタンマッシュルームというんですか、北米の普通のスーパーでマッシュルームの売り場に当たり前に置いてあるあの普通のなんてことないあのマッシュルームの薄切りがなかなかカリッと乾燥しなかった(触った感じは乾いているけど、スポンジのようにふわっと柔らかい感じで、ちょっと時間が経つと湿気た乾物っぽい感触に。)

 

オイスターマッシュルームは割と素直に乾燥してました。

キングマッシュルーム(日本でいうエリンギ)は案外さっさとカリカリになってたのでオーブンで乾かしただけで仕上がってました。

同じような厚みに切ったり裂いたりしてたんですけど、種類によって乾燥のしやすさに違いがあるのは面白いですね。

 

というわけで、第二弾はオイスターマッシュルームの残り。

170グラムのパッケージを5つ買ったうちの3つはすでに終わってるので、2つだけ。

ボタンマッシュルームはまだ冷蔵庫にあるけどこっちはもうしらん。

 

170グラムが2パックですから340グラム。

 

設定温度(130℉)と目安とされてる時間である8~12時間というのの、12時間を設定して、さあさああとは機械まかせ。

 

先に乾かし終わった方はちょっと温度が下がるのを待って(特に熱くはなってないけれど若干生ぬるいかなと)から密閉容器に入れました。

 

で、ディハイドレーターをセットしてから就寝し、翌日の昼くらいにマシンが、チーンともピーヒョロロとも、終わったお知らせ音などなく、ストンと起動音が落ちたので「おお、終わったか?」とみに行ってみたら、今度は無事に全部カリッと乾いてました。

 

途中で何度も触らなかったのでクズというかロスもほぼなし。

さすが乾燥させるためだけに存在しているでかい機械。

 

乾燥前の写真を忘れてましたが、生の時はこのあみあみの上にぎっしりと並べられたキノコ、これが5段積み重なってます。

 

乾燥後に計量したのが冒頭の写真ですが、340グラムが30グラムちょいになりましたよ。

キノコってほぼ水分とはよく言われますけど、本当に9割が水分なんですね。

 

 

それにしても長かった。

雨の三連休の二日間くらいはこれにかかったかも。

 

 

次はこの乾燥キノコを使って、超簡単なキャンプメニューを開発する予定です。

乞うご期待!


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