ムースは巨大なのでカヌーで遭遇したらちょっと怖いんです。
絶対に近寄らないこと。
携帯を取り出してシャッターを切るも、私の携帯、動作が遅くて、あれよあれよというまにムースは悠々と森へ向かって歩いていってしまいました。
本当に悠々と歩いていってたのに携帯カメラはうんともすんとも。
カメラを持って行かなかったことを後悔。
ムースは足が長くて、胴体が車のボンネットより上に来るので、夜道でムースを轢いてしまうと、フロントグラスの上に胴体や頭が乗り上げてきて大変危険なんですと。
そんなこと関係なく動物を車で轢きたくはありませんが。
シカとか他の動物は車のヘッドライトが当たると眼球が反射するのに対しムースの目は反射しないため、真っ暗な夜道でいきなり脇から道の真ん中へやってきても気がつけないので、轢いてしまいやすいんだそう。
なるべく夜は運転しないこと。
キャンプの朝ごはんの定番
キャンプの朝食はいつも市販のインスタントオートミールで、一食分ずつ個別包装されているもの。
お湯を注ぐだけなので、朝の支度はお湯を沸かすだけ。
皿洗いも簡単。
家でやってると大したことがなくても調理ってゴミも出すし水も使うし大仕事です。
調理や洗い物に使う水は湖から汲んできますが、蛇口からじゃーっと出てくる水があるからこそ手の込んだ料理とか品数の多い食事とかいうものが可能なんだなあと実感。
ところでこのオートミール、欧米では基本的には甘くして食べるものです。
そして私は甘いものをご飯にするのは、好みではない。
なので、友人たちとのキャンプが2、3泊以上の場合はやはりきつくなります。
ならばと自分用に開発したのが、オジヤ風な和食オートミールミックス。
市販のものと同様お湯を注いでちょっと待てばすぐに食べられるので、市販品を出してきて器に入れてる友人たちのところに、私の和風オートミールミックスを入れた容器を並べて一緒に沸いたお湯を入れて貰えば、一緒に朝ごはんを楽しむことができます。
朝からたっぷり食べてしっかり力をつけたい私の、キャンプ用和風オートミールのレシピはこちら↓
和風オートミールミックス
- 100グラム インスタント・オートミール
- 好みの量の乾燥わかめ(今回はアジグロによくある刻み葱や野菜入りの乾燥ワカメ使用)
- 塩ひとつまみ
- 昆布だし(粉末昆布もしくは市販の顆粒だし)小さじ半分ほど
- フラックスシードを粉末にしたもの、小さじ1〜2
一食分ずつ小袋にいれる。(プラスティックを避けて紙袋に入れました。)
小袋をプラスティック製のジップロックバッグなどにまとめて入れてる。(ドライバッグなどに入れた時ぎゅうぎゅう押さえられるので、そこで破裂して内容物が出てしまうのを避けるため。)
食べる時は沸いたお湯をオートミールがすっかり被ってさらに+5ミリくらい注いでちょっと待つ。(混ぜながらお喋りしながら味を見て、しばらくすると柔らかくなるので、それを待つ。)
お醤油を持って行ける場合はお醤油を入れたりも。
これを食べたらお昼まで結構腹持ちが良いです。
100グラム食べちゃうのはやっぱり大食いの私くらいかもしれません(夫や同行の友人たちはこれの半分くらいの1食分パッケージのを食べていました。)
朝はこれ一杯と緑茶を一杯飲み、昼食を取るのに適したキャンプサイトや島などを探しながら目的地方面に向けてわっせわっせと漕ぎ続けます。
移動中のランチ
お昼時になりみんながお腹減った頃になると、休憩できる陸地を探します。
キャンプサイトである必要はない(テントを張ったりはしない)のでキャンプサイトを探す時よりも必要条件は少なく、割とすぐに見つけられますが、調理器具や食器などを引っ張り出すとまた時間もかかるので、ランチは調理せずに食べられるものを食べます。
ヴィーガンでない同行者たちはパン(ピタパンとトルティヤをThunder BayのWalmartで調達)にチーズにサラミを切り分けたのをむしゃむしゃ食べていました。
私はまずプロテインパウダーを水で溶いたのを飲み、それからフラットブレッドにピーナットバターを塗り、レーズンや乾燥クランベリーなどをのせて食べました。
生野菜や果物は水分含有量が多いし運搬中に傷んでしまうので、ドライフルーツやナッツ類で代用です。
キャンプに行くと何故か便秘になるんだよね〜、という皆。
誰かがプルーンを仕入れていたので、毎日みんなで3〜4粒ずつ食べましたよ。
キャンプサイトでの食品の扱い
北米のキャンプ地では基本的にどこでも同じことを言われると思うのですが、動物との共生のために、食品はきっちり管理する必要があります。
テントの中に食品や食品に似た匂いのするものを入れないこと。
*現代人が日常的に使うもので香料が入っているものは結構多くて、歯磨き粉、ガム、日焼け止め、リップクリームなどなど。
*あと、食品が入っていたパッケージなどのゴミも。
夜寝る前やサイトから離れる際には食品その他(*)をまとめてバッグなどに入れ、高い木から吊り下げること。
テントの中にお菓子やらフルーツやらを入れておくと、例えば熊なりアライグマなりがサイトを訪問した際、その匂いを求めてあなたのいるテントに寄ってきてなんとか食べ物を確保しようとするので危険。
高い木から吊り下げると言っても、成人の熊が後ろ足で立って両手を伸ばして届く位置では低いのでそれ以上(15フィート以上)熊が木に登って幹に捕まって手を伸ばして届く位置では近いので、それ以上(2メートルくらい)離れた枝の先に吊るす必要があります。
観てると簡単そうですが、ちょうど良いサイズの木を見つけるのも、重いものをロープを使って上の方にぶら下げるのも結構大変です。
「そんなの無理無理」と言う人もいますが、そんな場合はベア・キャニスター(熊が壊せない素材とロックシステムを採用した容器)に食料を入れ、テントや食事をした場所から100フィートだったかヤードだったか、遠くに置いておく方法をとりましょう。
熊の多く棲む地域にあるアメリカの国立公園などではキャンプする際にベア・キャニスター使用を義務付けているところも結構多いようです。
野生動物は遠くから眺めるだけが一番