食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

グランプリ・自転車レースを見てきた・ルーニーにキングチャールズIII


Grand Prix Cyclistes/ Montreal

九月十五日、日曜日はモントリオールの真ん中にあるマウント・ロイヤルをぐるりと回るコースで、自転車レースがありました。

緑の部分がマウント・ロイヤル・パーク(および周辺の墓地や大学キャンパス)

山とはいっても実際は丘みたいなものなんですが、自転車でガーッと登るとなると結構きつい坂があちこちにあり、テクノロジーとお金で得られるすごい軽量ですごいバイクに乗っているすごい筋力と体力のあるサイクリストでもなければ、一回登ったら息が上がって大変なのですが、この人たちはこの12,3キロのコースを17周、トータルで209キロちょっと走りましたよ。

 

しかも笑顔で隣のサイクリストとちょっと言葉を交わしてる人とかもいて。

 

何せ何周もぐるぐるするので、途中でちょっと止まって立ちションしてる人もいたりして。

 

朝の10時くらいにスタートして、終わる予定時刻は3時45分。

早い人たちはそれよりもうんと前にゴールするのでしょうが、とにかく3時45分までにゴールしないといけません。

 

いずれにせよ、すごい勢いで通り抜けていきますが、マラソン同様、時間配分や体力の温存など計画が必要ですよね。

先頭集団?と興奮して応援してるこの人の腕。

何しろ大勢がすごい勢いで走ってるので選手同士の間隔は狭く、皆がすごい勢いで動いてるので大変危険そう。しかも選手に触りそうな距離で腕を振り回す興奮した観客もいるし。

 

マウントロイヤルはニューヨークのセントラルパークのデザインをしたオルムステッド氏がデザインしたゆったりした公園で、北側にはMount Royal Cemetery、  Notre-Dame-des-Neiges Cemetery、 Shaar Hashomayim Cemeteryと三つの墓地が並んでおり、その向こう側にはUniversité de Montréal(モントリオール大学)のキャンパスがあります。

 

その間をうねうねとアスファルトで舗装された道路が通っていて、その一部がレースのコースになっているのですが、コースの地図を見ながら「ここを通過するのを見たらこっちの墓地を抜けてこのカーブの部分を見に行こう」などと観客各々が見どころを決めて移動します。

スタート地点からウワーッと一気にやってきたサイクリストの皆さん。

 

スタート地点にほど近い所はものすごい人出で、子供をストローラーに乗せた人やら自転車を引いて見てる人やら、ちょっと怖くないのかなと思ったんですが、レースが進むにつれ徐々に人出も分散して、場所によってはほぼ誰も気にしていないので真ん前でゆっくり見られたり。

 

長時間のレースなので、午後になるとだんだん見物客もお昼を食べに行っちゃったり暑いので日陰でのんびりおしゃべりしてたり。

 

レース見物しがてらあちこち歩いた結果、私たちも1万5千歩以上歩きました。

通り抜けた墓地にもちょっと色づいた葉っぱが。

赤い落ち葉も。 

大学のキャンパスや墓地の向こうには住宅街もあり、夏日で結構な暑さの中を歩き回って喉が渇いた人たちを相手にレモネードを売ってる子供たちのスタンドがあったので、私たちも商魂逞しい彼らのビジネスをサポート、、、

と思ったらレモネード売り切れ、台所に行って補充してくるから、と言われましたがポプシクルはすぐに出てきたのでそちらを買って、冷たい氷菓子をいただきながらさらにレースのコースを散策。

 

特に応援している選手がいるわけではありませんでしたが、チーム・カナダがあったので一応それらしき人たちを見たら応援しましたが、とにかく皆すごい勢いで飛ぶように通り過ぎていくので、とにかくヤイヤイ応援して楽しませていただきました。

gpcqm.ca

歌舞伎揚風な煎餅をPAで

レースを一通り見た後は、付近に住んでいる友人の家でバーベキューランチをいただきました。

マイルエンドという地域にあるPAという小さなスーパーでビールなど買い込んだおり、ふと棚の一番下の角っこに、歌舞伎揚みたいな姿の袋菓子を発見。

パッケージにはお菓子の名前らしいものが見当たらず、原材料リストを見ると米を揚げたおお菓子であることには違いなく、ジャンクでしたがヴィーガンだったのでお買い上げ。

いつもはこういうお菓子は滅多に食べませんけど、つい懐かしくて。

歌舞伎揚そのものといった脂っこくて甘塩っぱい味プラス唐辛子の辛さ溢れるつまみ系でした。

パークアベニューの東側のPAを入って、ビールが置いてある右手奥へいく手前の棚一本めの内側、ビールの棚を左手に見て一番下の段の一番左端にありましたよ(誰に向かって言ってるんだか。)

 

ルーニー(1ドルコイン)にキングチャールズIII

エリザベス2世が亡くなり、チャールズ3世が即位してしばらく経ちますが、カナダのコインにはエリザベス2世の横顔が載ってるんですが、2022年のチャールズ3世即位以降に発行されたお金はやはりチャールズ3世になるようで、この日、初めて1ドルコインのチャールズを発見。

 

お金の写真をそのまま載せるのはいけないらしいのでちょっと色をつけてみました。

エリザベス女王の頃のD.G. Reg(Dei Gratia Regina) から王様仕様で D.G. Rex (Dei Gratia Rex)になっています。

Elizabeth II/Charles III, By The Grace of God, Regina/Rex (ラテン語でReginaは女王 Rexは王)とは、「エリザベス2世、神の恩寵により、女王 / チャールズ3世、神の恩寵により、王」というような意味合いで、英国王室がチャーチ・オブ・イングランド(キリスト教)だからまあそういうフレーズを入れて正式っぽさを演出してるんでしょうね。

 

後は2ドル硬貨と25セント硬貨と20ドル紙幣もエリザベス女王でしたから、これも新しいのはチャールズ三世バージョンになってるんでしょうかね。

お金に使われる肖像画が誰であっても生活には関係ないですけれどね。

 

そういえば日本の紙幣もまた肖像画が変わったんですよね。

食券販売機など、新しい紙幣も使えるように機械を変えなければいけないから中小規模の商売屋さんに大打撃だとNYTの記事で読みましたけど、肖像の部分だけ変えて他の部分は同じにして同じ機械でも受け付けてもらえるようにしておけば良いのに。

 

カナダの紙幣やコインは一定の継続性は維持しつつもデザインが変更することは結構あって、新しいのを手にすると「おお、これは誰?」なんて会話になったりして楽しいですけれど、機械がそういうのを受け入れないなんてことはないから誰も気にしません。

25セント硬貨の裏面のデザインは色々で楽しい。photo from www.mint.ca

カナダ旅行でお釣りでもらった25セント硬貨に色がついていても大丈夫ですよ。

 

www.mint.ca

10ドル紙幣には4バージョンあったと思います。

2つは初代首相のJohn A Macdonaldの肖像で、一つは黒人の権利のために戦った「カナダのローザ・パークス」Viola Desmondさん、もう一つはカナダ建国150周年記念で四人くらいカナダの歴史に重要とされる人たちの肖像画並んでいます。

全部普通に流通してますが、今ちょっとみたらEbayなどで売られてるんですね。

www.bankofcanada.ca

www.bankofcanada.ca

 

現金の流通そのものが減ってるだろうから、発行枚数が少なめで希少価値が出やすいのかも。


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