ぎゅうぎゅう押し付けながら入れたのに、詰めて蓋して並べてみたら、空気入ってる?隙間があちこちありますね。
ついにキムチ
キムチは欧米の方も自分で作ってYouTubeとかブログに出してたり。
ヴィーガンキムチが買えないから作ってる、という人も結構存在するようです。
私は市内に数箇所ある韓国食材店でヴィーガン・キムチを買えるので、まあいいや、ってずっと挑戦せずにこの日まで。
でもね、以前は行きつけの韓国(&日本)食材店まで行かなきゃ手に入らなかったような東アジア系、日系の食料品が近場で手に入るようになり、わざわざあの店まで行かなくっても、、と行く頻度がどんどん落ちて。
キムチだけのために買いに行くにはちょっと遠いけど、キムチが切れるとやはり悲しい。
夫もほっとくとそんなに食べちゃうの?って言うくらい食べるので、やはりドーンと好きなだけお上がりなさい、って出せる方が良いですしね。
ということで、キムチ作りに挑戦。
ヴィーガンキムチとくれば、ザ・コリアン・ヴィーガンのジョアンさん。
YouTubeビデオもあるのでそっちをみたら、ものすごい巨大なボウルを使ってて、そんなサイズのボウルが存在するとはびっくり。
大量に仕込む場合はやはり大きな容器が必要なんですね。
うちにある容器で作れるかな?
寸胴鍋を二つ使って、二株の白菜を一つづつ入れて塩することにしました。
塩を振って塩水をかけ、90分待ってから上下を反転させるんですね。
その後、白い分厚い部分がシナッとしたらソースと混ぜて、そして瓶詰めするんですね。
割と簡単そうですね。
ソース作り
ソースの材料に、ジョアンさんのヴィーガンフィッシュソースを使う、というのがあって、これを省くとおいしさが半減と。
せっかくなので作りましたよ。
台所に濃い匂いが充満。(昆布、椎茸、わかめ、きのこ類、お酢2種類に醤油がドッカンと入ります。)
あと、米粉というか、餅米粉とでもいうんでしょうか、普通の米粉じゃ同じようにできないから餅米の米粉を使うようにと。
そんなの手に入るかなあ面倒臭いなあと思ったら、近所の店に当たり前のように並んでいたので簡単に入手。
結構ハードル低いですね。
なんで今までやらなかったんでしょう。
なんて思いながら餅米粉を水に溶いて弱火でペーストを作るというのをやりまして、ふむふむ、まあ大したことないな、なーんて。
そして、りんごや玉ねぎ、生姜やニンニクなどなどをミキサーでペーストに。
りんごならいくらでもありますからね、ドーンと使いたい(けどあんまり入れすぎて味が変わっちゃうのは嫌なので普通の一個分=小さいの3つ。)
匂いの強いものをペースト状にした時点で家の中は結構香り高くなったことでしょう。
この時期のケベックは窓を気楽にホイホイと開けたくない外気温になりつつあるので、夏の間とは打って変わって家の中の空気がこもりがちな上、夏のフレッシュな記憶がまだ新しいので、出かけた先から家に帰ってくると「うわっ、なにこの匂い!玉ねぎの匂い?昨日の夕飯?」と焦って窓を開ける展開。
この日は割と暖かかったので作業しながら窓全開してみました。
台所で加熱作業もするので窓を開け放してても寒くはありません。
次にやるときは早朝開始!
この日、白菜に塩をする作業を始めたのは朝11時。
もっと早く始めるつもりだったんですが、あれこれ立て込んでて。
前の晩に作業の流れを一通り読んで「なるほど、白菜の塩漬けを仕込んでしなっとなったらソースを塗りたくって瓶詰め、それだけよね」なんてイメージトレーニングというか舐めたこと考えてたので余裕のスタートでした。
が、あれこれ材料を揃えてたまに分量をチェックしたり手順を確認したりしつつ進めるので、慣れてる人がやったら30分で終わることだってもっとかかってしまいます。
その上、白菜が立派で分厚くて、なかなかしなっとしないというか、一番分厚い部分を曲げてみると、バキッと割れるんです。
ジョアンさんは、バキッと割れなくなるまで塩漬けし続ける必要があると。
白菜の厚さ次第では四時間以上かかることもあるとな。
ほお〜、そんなこともあるのか、なんて思いつつ11時に仕込んだ白菜は、6時になってもまだバキッと割れる。
6時ですからね、夕飯の支度もあるし、夕飯食べた後はのんびりリラックスしたいんですけどね。
これがしんなりしたら全部水ですすいで塩を落として、その後ちょっと水分を絞って(でも多分あまりぎっちり絞ったらダメだろうなあ)そしてソースを塗りたくる作業が残ってます。
夕飯のことを考えてなかったことに気がついて、「こういう面倒臭い作業とぶつかった時の手抜きはやっぱりスープ」と思ったんですが、サワドーブレッドの冷凍してあったのが前の晩には半斤分あったのに、夫が食べちゃったのかサンドイッチ作って昼に持って行ったのか、ないんですよ。
スープと一緒にパン食べたいしなあ。
冷蔵庫の中を確認して、このレシピのために買い込んだオイスターマッシュルーム、エノキ、しめじ(は安売りだったのでつい買っただけ)、そして白菜は一番外側の葉っぱはちょっとしなっとしてたので剥いてあった(けど捨てずに刻んで餃子にでもしようと思っていた)ものと、ソースに入れるニンジンを買いに行ったスーパーで安売りしていたのでつい買っちゃったリーク、これらをざくぎりにしてよせ鍋風具沢山スープにすることに。
よせ鍋風ですのでパンじゃなくご飯炊いて、味噌と豆乳でも溶いたら具沢山スープっぽいですし。
手抜きのアイデアを急に捻り出すウィットはギリギリ残ってましたけど、キムチのためにあれこれ材料を揃えたり計量したり大きな鍋やボウルを洗ったりで、夕飯前にしてすでに疲れ果てましたよ。
キムチを舐めたらあきまへんな。
作り方じゃなくて、家族みんなでキムチ作ってる楽しそうなビデオ↓
ベテランのお母さんやおばさんが早朝から作業開始するんだから、素人の私こそ早く始めるべし。反省。
風味づけは柚子の皮だけなシンプルな白菜の浅漬けが実は大好きなんですよ。
キムチもいいけど、次はちょこっとそういう白菜漬けも漬けよう。
ちょっとだけね。
夕飯を食べ終え、ちょっと休憩した後、さあてそれでは作業に戻るか、と作業再開したのが夜8時過ぎ。
白菜を水ですすいで軽く絞り、それに先ほど作ってあったソースを絡めてよく混ぜてから、瓶詰めしました。
大きな白菜二つ買ったときは「冷蔵庫の中大丈夫かな、入るかな」と不安でしたが、まあこれくらいなら入ります。
二十四時間から四十八時間室温においておいてから冷蔵庫に入れるということですので、今夜はこのままカウンターに並べて鑑賞しておいて、明日の夜冷蔵庫に入れましょう。
追記:瓶の口ギリギリまでぎゅうぎゅう押し込んで蓋をしてあったため、翌朝みたら汁が溢れてました。サワークラウト同様、発酵によりブクブクと活動することを想定しておく必要あり=溢れた汁でカウンターやテーブルトップをダメにしないよう、ステンレスやガラスのお盆の上に置いておくなどが必要。
ジョアンさん曰く、ノンヴィーガンのキムチ(動物性の食材が入る)は冷蔵庫の中での発酵の進み方が早く、ピークを迎えた後酸っぱくなるのも早いそうで、キムチのままなまで食べるにはちょっと酸っぱすぎる状態になるのに比べ、ヴィーガンキムチは進行が緩やかで、ピークの状態が長く続くんだそうです。
どれくらいの発酵具合が食べごろかは個人の好みもありますけどね。
そういえばうちも買ってきたヴィーガンキムチは三ヶ月くらい冷蔵庫の中にあります。
てことはこのキムチも来年までいけそうですね。
いやいや、買いに行かなくても良いんだからガンガン食べてさっさと消費し切っちゃうかな?
んー、でも結構作るの疲れましたね。
誰かが作ってくれたものをお金を出して買えるっていうのはやはりありがたいことですね。
家族総出で作るの楽しそうですね(一人じゃちょっと辛い)