10月の下旬に今年最後のアップルソース作りをしました。
小型・変形・傷物りんごはアップルソース
ジュースにしちゃう方が簡単という説もありますが、ジュースだと絞らなきゃいけなくて、その手間すらないのはやっぱり皮ごとアップルソース。
芯と傷、虫食いなどだけ切り取って、大鍋でじっくり煮詰め、ブレンダーで撹拌してクリーミーにしてしまえば良いだけ。
今回はちょっとインスタントポットを使ってみたんですが、インスタントポットとかスロークッカーとか、確かに長時間ストーブトップでかき混ぜながら煮込むよりも便利ですが、水蒸気が逃げていかないので結局煮込んでも水っぽさが残ります。
来年は全部普通に鍋で煮込もう。
来年も豊作の皮算用。
今回ソースにしたりんごは全部で3キロ。
こんな細かいのを3キロ。
芯や傷、虫食いを切り取るだけとはいえよくやった自分。
指先がりんごの香りに染まりました。
再びCanning
そして出来上がりは250mlの小瓶に詰めて、再びCanningしましたよ。
初めて挑戦した時のことはこちらで↓
実は冷凍してあった去年のクインスのソースも数日前から冷蔵庫内で自然解凍してあって、それも火を通し直してCanningしました。(そんなことしても良いのかどうかは個人の判断で)
何しろ天候がおかしな昨今、嵐で停電、それが数日続く、などという事態に備えておきたいので、保存食を冷蔵や冷凍に頼らない作戦なのです。
250mlの瓶17個と、500mlが2つ出来上がりました。
Canning用のガラス瓶が底をついたので、入り切らなかったハンパもんはジャムの空き瓶に入れて冷蔵庫へ。
今年のアップル、去年のクインスと、ジャム瓶で3つほど。
これは大急ぎで食べ尽くそう。
二度目で学んだこと
前回はビギナーズラックだったんでしょうか。
いや、前回は説明を読んだりして慎重にやったからかな。
今回は前の時の記憶を元に、ホイホイほーい、とやったらば、ちょっと失敗。
ガラス瓶は上までいっぱいに入れてはいけない
それはお湯の中で沸騰した際に中身が膨張して蓋を押し上げて溢れてしまうから。
だから入れるのは上から5ミリまでにしておけ、って前回調べた時に見たので5ミリにしてたんですが、ものによってはもっと膨張するから念のために1センチくらい空けておいた方がよかったのかも。
お湯から引き上げた瓶の4つほどが溢れてたようで、瓶の横にたらーっとクインスが。
おおお、これは後でベタベタしちゃうね、と思って濡れた布でそっと拭き取ったんですが、なんとなくここまで漏れてるってことは蓋のバンドの下もこびり付いてそうだ、と思ってバンドを外してみたらやっぱり。
で、そこも拭いてたら上に乗せてた方の蓋(こっちが本当の真空パック効果を保つフタ)に触った拍子にヒョイっと動いちゃいました。
そんなに簡単に動くってことは真空じゃないわけだから、失敗。(もしくは瓶が冷めていく過程で真空になっていくのに動かしちゃったから失敗。)
蓋をとってみたらやはりグラスの縁と蓋の接点の部分にもクインスソースがべっとり。
ということは多分これからも真空にはならないので、もう一度やり直し。
食品を瓶に入れた後、蓋を置く前にはグラスのふちにくっついてるかもしれない食品を綺麗にお酢で拭き取るのですが、溢れ出たソースを拭き取るのは最初の時よりも慎重に。
蓋はもう一度洗い直してベトベトをきれいにしてからお酢で拭き取り。
そして蓋を置いて二度目の釜茹でに備えます。
今回は前回より大きめの鍋でやりましたが、そうは言っても一気に全部を釜茹でにはできませんので、4回くらいに分けてやったので、失敗作をきれいにやり直して次が終わるのを待って、次が上がったらこの分もチェック、、とやっていたら、結局失敗したのが4つくらいありましたかね。
次回は最低でも1センチは空けておこう!
こうやって学んでいくのですね。
今回は翌朝まで蓋を触らずに放置しましたので、翌朝完成品の蓋を押してみて、できてる(ベコっとかぺこっとか言わない=真空状態、ベコっとかペコッとか音がする=真空にならなかったので失敗)かどうかをチェック。
前日の段階でやり直したのもあったのですが、見逃したのか何なのか、二つほどベコっと音が出たので、これはやり直しましょうかね、面倒ですけど。
何しろ瓶が足らなかったり中途半端に残ってしまった分がジャム瓶に入って冷蔵庫に入っているので、失敗した二瓶も冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫がまた混雑してしまいます。
ああ面倒臭いけど、やらねば。
次回は本当にきっちり1センチは隙間を、、(以下略)
学習しましたよ、流石に!
蓋とバンドの話
北米でCanningに使われる瓶の蓋は、蓋部分(平らな部分)とそれを固定するネジ式のバンド部分との2部構成です。(市販の瓶入り食品の蓋は蓋とバンド部分が一体型)
Canningに使われた瓶を再利用する場合、この蓋部分が何気に錆びてしまうし、再利用には蓋が2部構成である必要は全くないので、最近はプラスティック製の蓋が出回っていますね。
再びCanningにその瓶を使いたい場合は、蓋部分は新しいのを使うことが奨励されています。
なぜなら蓋の部分についてるオレンジ色のゴムの部分が劣化していたら密閉できないので真空状態を作りせないから。
二度目三度目くらいで新しい蓋ならそんなに心配いらないよ、見て大丈夫なら平気、と私個人は思いますが、メーカーや食品衛生管理のアドバイスをする政府機関や大学などのサイトを見ると、そういうことはきっちりしとけ、っていう立場ですね。
そりゃそうだ。
保存食作って傷んだものを大量に食べて食中毒とか、そういうことは避けたいですもん。
で、瓶のサイズは規格に沿って何種類かあり、蓋のサイズもそれに応じて種類があります。
なので蓋を買うときは自分家にある瓶のサイズを覚えてたらわざわざ蓋の直径を測る必要もなく、ぱぱっと買えるので便利。
ですが、私が今回購入した細い感じのワイドマウスの250mlの蓋は目にしないんですよね。(大きめでボトルネックがあるタイプの瓶の蓋の直径とワイドマウスの250mlの直径は同じ)
500mlのはたくさんあるのに。
正直250mlなんて少量だから、お裾分け用に使うけど自分家で使う分にはもっとでっかい瓶を使うわよ、っていうことなのかな。
うちは甘いソースやジャムなど、500ml瓶に入れて冷蔵庫に入れておくと、半分くらい消費したかどうかのあたりで蓋を開けると「あー、またかびさせちゃった!」というパターンなのですよ。
カビが生える前に食べ切るのって結構大変。
市販のはやっぱり砂糖とか保存料とかの効果か、しばらく経ってもかびないままですけども、家で作ったものは足がはやい。
だからこれからも500ml瓶はおかず系でもなければ使い道はなさそう。
そして蓋は替えが箱に入って売られてますけども、バンドの方は見かけません。
Canningするとき、最初に鍋に入れる時には蓋を乗せてバンドをして入れますが、釜茹で終了して保存する場合にはバンドを外す、という話を前に見たビデオで聞いたのです。
なぜなら、万が一失敗して真空状態が保たれない(密閉されてない)瓶があった場合にバンドをしてしまうと横から見てすぐに異変に気がつくことができないからと。
密閉されていれば、バンドをしていなくても蓋は瓶にくっついているので、物理的な力で剥がそうとしなければ(棚に置いておけば)バンドは不要と。
あと、同じ理由から保存中の瓶は重ねてはいけないようです。
電力なしで保存できるって良いですね