今年はクインスは実をつけなかったと思い込んだまま秋を過ごしていましたら、ある日近所を散歩する二人の女性たちによって葉っぱの陰の隠れたところにあちこち実がついていることを知らされまして。
実が大きくなるのを見てワクワクする準備期間なしで、いきなり収穫したクインスたち。
りんごで忙しかったので正直持て余していました。
でもね、香りがすごいんですよ。
これを放っとくのはやっぱり勿体無い。
ただりんごもそうですけど、実が小さくて、しかもクインスの場合は形がデコボコで皮を剥きにくいんです。
実も硬いので包丁滑らすんじゃないかという気もしますし。
なんか面倒臭いな。
ということで、もうこれは皮も剥かずにぶつ切りにしてお酒にしちゃう?
という発想。
りんごでサイダーを作る人も多いですから、同じやり方でクインスサイダー作れるんじゃない?と。
りんごのサイダーを作った経験もないので、まずは調査しました。
庭で採れたリンゴを絞ってから作る人と、市販のアップルジュースから作る人といるようですね。
アップルジュースを使う作り方は、アルコールを仕込む段階の説明としてはありがたいですが、家の木でとれた実から作る人には案内が不足です。
調査調査。
アップルサイダーはジュースにしたものにイーストを入れて発酵させるもので、りんごの皮などについてる菌を生かして発酵させるということではないみたいですね。
りんごはクインスよりも水分が多く、実も柔らかいのでジュースにしてサイダーにして、という工程があり得ますが、クインスの場合はやはり絞るという作業が素人で道具もないところでは難しそうです。
クインスを使って梅酒や果実酒みたいなものを作るという策もあります。
youtu.beクインス200g につき砂糖を100g ウォッカを250mlで1〜2ヶ月だそうです。
ポーランドの果実酒nalewkaのレシピのこちら↓は、最初は水とウォッカを混ぜたものに実をつけて一ヶ月くらいおき、それから実だけ取り出してそこに砂糖を入れてしばらく置いて出てきた水分を水とウォッカの瓶に混ぜる、、というやり方のよう。
この方は先に種を取ってスライスした実に砂糖をまぶして冷蔵庫に置いておき、出てきた水分にウォッカを足すという作り方です↓
こちらは小さく切ったクインスの実を瓶に入れ、砂糖を入れ、ウォッカを注いでよく振ってからしばらく置いておく、というもの。シンプルですね。
要するに砂糖で実から水分を出すのを手伝って、ウォッカのアルコールと融合させる、っていうそんな感じですかね。
日本の果実酒のレシピも。
youtu.beなぜ日本のレシピは氷砂糖を使うんでしょうか。
普通の砂糖ではいけないとでも?
ググって最初に見つけたサイトがこちら↑なんですが、りんごのサイダーを作り慣れてる方みたいで、そういう人ならリカーじゃなくてクインスワインを作ったりクインスサイダーを作ったりできそうですね。
ところで、りんごからサイダーを作るのは結構簡単そうですよ。
日本では酒税法?で家でアルコールを作ることが許されてないんですよね。
自分たちで楽しむくらいさせてくれても良さそうですが、すごく上手に市販品の売り上げが落ちるくらい美味しいのを作る人もあちこちにいそうだから、税収減につながる、、、のかな?そんなまさか、と思いますけどね。
ビールやワインを作るより簡単そうですよ。
父カニが、川に落ちてきたやまなしをもう二日ばかり置いとくと川底にしずんでひとりでにお酒になる、って言ってたような記憶がありますが、果物と水と時間だけでできるレシピはそれ以外には見つけられませんでした。
仕方がないのでウォッカ買ってきました。
せめてひとりでに美味しくなあれ