食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

期限切れの麹で炊飯器一日味噌はできるか。

味噌?
味噌の買い置きが切れた

以前は日本への帰省は数年おきだったので、日本で買い込んできた食料品は大事に大事にケチケチと使っていましたが、ここ数年は事情があって帰省頻度が結構上がっていました。

なので、日本を去る時に買い込むものも「これはまだ前回のが残ってるから」と買わずに済ますアイテムが結構あり、特に重たい味噌は前回持って帰ってきませんでした。

まだ一つあったはず、、と思って。

 

そしたら、もうなかったんですよ!

日本のお気に入りの白味噌が!

 

モントリオールでも最近は日本の食品が買いやすくなってきてますので、味噌も結構簡単に買えるんですが、種類は限られてるし、しょうがないけど質の割に割高ですし、だからできれば日本から持って帰ってきたのを切らしたくなかった、、。

 

とはいえ、大事に大事に使うと言ったって、古くなってしまって味が落ちたら意味がない。

やはり今冷蔵庫にあるものは、さっさと使い切るしかない。

 

お味噌を手作りしてる海外在住の方も結構いらっしゃいますから、自分もやってみれば良いんですけれども、どうもハードルが高くて。

置いておく場所もなかなかね。

 

うちはなんでも地下室に置いてありますけれど、発酵中の味噌を置いておきたい環境ではないんですよ。

 

埃っぽいし。

停電と大雨が起きたら下水が逆流しうるし(うちは浸水の被害は今の所ありませんが、いつとんでもないことが起こるかは誰にも分かりません。)

 

と思ってたら、こんなビデオのサムネイルがオススメのところに出てきました。

一日で?

まさか?

youtu.be

観ることもなく何週間も過ぎましたが、そしたらまた今度は別のユーチューバーの方のビデオで一日でできる味噌ビデオが上がってきてまして、YouTubeって結構誰かが最初にすごいことを披露したと思ったら続々と同じものを作る人たちが出現するというか、だから誰が最初に出したオリジナルだかわからない世界。

 

でもユーチューバーの世界ではそんなことはすでにどうでも良いのかも。

 

観る方にしてみれば、オリジナリティとかよりどのビデオがわかりやすいか、なんてことの方が大事な気もします。

 

日本の料理YouTubeは結構手元だけ、顔出さない、無駄なお喋りなし、なんなら喋らず字幕だけ、っていうのが多いような気がします。

 

普通の会社員の人が実はすごいユーチューバーだったりすることもあるのかな、誹謗中傷とかネットの世界は世知辛いからその方が安全なのかもしれません。

 

そんな話はさておき、味噌が底を尽きそうな我が家、これは美味しい話です。

でもなー、麹がなあ〜。

 

 

ないわけじゃないんです、実は。

 

 

以前日本から買い込んできたものが冷凍庫の中にあります。

期限切れてるし、一度三日間の停電も経験してるんですけど。

 

米麹ってやっぱり菌だから鮮度が大事だろうから、この麹はダメかもしれない(しれない、、って未練がましいですが。)

 

腐ってるわけじゃないから使っちゃおうか、でも失敗したら一緒に使う食材も無駄になるかな、、、、。

と迷っては忘れ、思い出しては迷ってまた忘れ。

 

 

味噌作りに使ってみて、炊飯器(うちで使うのはヨーグルトメーカー)で保温して二十四時間後に全く発酵できてなくて単なる大豆と麹と塩のペーストができてしまったとしても、薄めて別の何かと混ぜて使ってしまえば無駄にはならない。

 

瓶に詰めて半年〜一年待って失敗してたらきっとカビカビで単なるゴミ(庭のコンポストに入れますけど)になるでしょうけど、それよりは失敗のダメージは少ない。

 

よし、試してみよう!

うまくいったら自作味噌が美味しく楽しめるかも!

 

作ってみる

youtu.be

二つほど見たビデオ、一つはジップロックバッグに材料を入れて保温して作るやり方、もう一つは材料を炊飯器の内釜に直接入れるやり方。

 

ジップロックバッグは避けたいので、使わない方法を選択します。

 

 

大豆は乾燥を200グラム水につけて一晩置いてから水煮に。

麹はちょうど冷凍庫の中のパッケージが300グラムなので丸ごと。

 

炊飯器を保温にして蓋を浮かせて何時間も、、というのは万が一炊飯器が壊れてしまったら嫌なので、ヨーグルトメーカーを使用。

 

ヨーグルトメーカーは普段は納豆を作るのに使っているので、アルコールで消毒してとりあえず納豆菌を除去(本当に除去できるものなのかは不明)して使います。

 

さあさあ、うまくいくでしょうか?

 

実はこの日、作業を開始したのが遅くなって夕方の6時すぎ。

八時間でできるとか、途中で混ぜるとかありますが、面倒くさくなったので十二時間のタイマーをかけて朝まで放置しました。

 

 

朝、出来上がりをスプーンでちょっと掬って指で取って食べてみたら、深みはないけど味噌の味、、、ちょっとしょっぱい、、、時間が経つと熟成されるのかな?

 

いや深みがないとか生意気なことを賞味期限を何年も過ぎた麹で出来た味噌に言うのは失礼か。

生きていたんですね、麹菌。

 

こんなに簡単に味噌が家庭で作れちゃうんだったら、日本の地元味噌や母の地元味噌を買う以外に市販品を買う気にはなれなくなっちゃいましたよ。

 

大豆200グラム、麹300グラム、塩100グラム、プラス茹で汁で、

出来上がりは1キロと190グラムの味噌になりました。

 

1キロ以上になった理由はきっと水分の足しすぎ。

混ぜてる時にボソッとしていて混ざりにくいので、大豆の茹で汁を足しながら混ぜましたが、若干足しすぎてしまったようです。

 

 

次回はもうちょっと慎重に混ぜてみましょう。


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