出発3時間前より前に空港へ
この日は運転できる家族が不在だったのでタクシーで駅まで。
タクシーも最近は値上がりしたし、予約すると七百円追加になる(来てもらうのに四百円、予約に三百円)ということで、予約はせず、もし電話した時にタクシーが出払ってたら焦るだろうから、ちょうど良い電車の一本前の電車に合わせてタクシー会社に電話したら、すんなりお迎えに来ていただけました。
というわけでかなり早めに空港へ到着し、荷物も預け終わり、ちょっと暇に。
セキュリティチェックで混んでたらやはり焦るので、さっさと通っちゃうべきか、とも思いましたが、かなーり早かったので、やっぱりあっち側へ行っちゃう前にちょっと本屋さんチェックしようかな、とショッピングエリアへ。
案内板を見ても書店の場所が見つからなかったのでお土産屋さんの店員さんに尋ねたら、成田空港のショッピングエリアから書店は無くなってしまったようでした。
セキュリティチェックの向こう側には一軒あるとか。
そうか、じゃあ後で見に行こう。
ということで展望デッキに来ました。
飛行機が飛び立つところをちょっとみて、わー、ワクワク。
乗って仕舞えば窮屈だしトイレは並ぶし飯はまずいし、、ですが飛び立って行く姿を見るとそういう現実とは関係なくワクワクしますね。
窓から飛び立つ飛行機が見えるよ、と客を呼び込むレストランもありました。
日本のレストランのこの食品サンプルは、巧妙ですごーい、と外国人も喜ぶアイテムですが、よく見るとこのサンプルの脇左手下に「サンプルはイメージです」と。
イメージ、っていうカタカナ語は要するに「印象」とか「雰囲気」という意味で使われることが多いと思うんですが、この場面でそれを言うってことはつまり「サンプルではこんな大きさでこんな具が乗ってて豪華に見えるけど、実際はもうちょっと少なめで具のバリエーションもしょぼいかも」ってこと?
暇つぶしに飲んだビール
いつもゲート付近にある唯一の、プラスティックカップに入れてくれる大手ビール会社の旨くもないビールを飲むんですが、この日はエアカナダのゲートとはちょっと離れたところまでウロウロ行って見つけた店でスタウトをパイントグラスで。
でも値段がすごくってビビりました。
普通サイズのグラスの値段が九百円しないくらいで、でももちろんそれじゃ足らないからLサイズ(がパイントグラスだった)でお願いしたら千七百二十円と!
ギョギョ、それは高い!
と一旦やめたんですが、半額ちょっと出していつものあのうまくもないビールを飲むのもなあ(飲まないという選択はないのです)と思い、いつもの「ご飯とビールを買ったと思えば」という、やったつもり出費(つもり貯金と似てますがお金は貯まりません。)
暇つぶしに読んだ本
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」三宅香帆著、集英社新書
以前はてなブロガーのid:osarugageorgeさんのところでお見かけしてちょっと気になっていた本。
他にもオンラインで書評を目にしていたので実家付近の書店で見つけて買い求め、小さいので機内持ち込みバッグに忍ばせておりました。
これを読みながら高級ビールをちびちび。
まだまだ読み始めたばかりなのですが、昔の日本の「読書」が音読で、何かを読むというのは一人がそこにいる家族のために声を出して読んでやるという形式だったということ、それが明治政府が読書を奨励し、黙読という読み方が普及し読書が個人でやるものになった、というあたりが衝撃的でした。
空港の書店
悲しいかな日本の書籍は、帰省期間中に書店で確認して買えるものばかりではありません。
新刊とか、売れたら書店が必ず補充するような**文庫の本とかならいざ知らず、ちょっと専門的だったりちょっと趣味の世界だったりすると、どこの書店にでもあるというわけではないし、雑誌はもちろん期間限定だし。
それでもあちこちで書評を見かけていて、これならどこの書店にでも並んでいるはず、、、なんて思っていると、案外そういうのは書店が注文してもなかなか地方都市までは回ってこない、なんてこともあったりします。
都心の大型書店まで本を探しに出かける暇があれば良いですが、それが無理だった場合はオンラインで注文して実家に送ってもらうしか無いことも。
でもね、本の内容をちょっと確認してから買うかどうか決めたいし、なるべくなら小さめの書店を応援したいんですよね。(だから都心の大型書店に行く前に小さな個人経営の店を回る時間があったらそうしたい)
今回どうしても見つけることができなかった本が一冊あるのですが、それが面白いのかどうか、やっぱりどうしても目にしてからでないと買いたくないと思っていたので、今回はオンラインで注文することもなく、もしかして空港の書店においてあったら買おう!
と思っていたのですが、セキュリティチェックを終えて香水や酒瓶など免税のエリアを超えてやってきた空港内の書店は、外国人向けの日本土産的な日本の写真集、雑誌、文庫、旅行ガイド、英語のペーパーバック、、くらいな品揃えで、探していたものはまるっきりかすりもしない感じでした。
ああ日本(関東)は暖かかった(当社比)