食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

サワドー・ディスカードは捨てずにフォッカッチャ・ピッツァ

ディスカード入りで風味の良いフォッカッチャピッツァ
冬眠させてたスターター

日本に帰省していた間、家で留守番のスターターは冷凍庫で保存しました。

解凍したのちに新たに再生させる分(15グラム)は元気になるまで連日15グラムずつ餌やりしてメタモフォーゼする計画。

 

そうでない分はディスカードと呼ばれます。

スターターの分量全てに餌をやるとすると、餌は全体の等倍の水と粉(なので要するに全部混ぜると三倍に増えます)なので、連日餌やり続けるとものすごい量の小麦粉を消費してしまうので、それを避けるには最初に餌をもらう側(昨日から一晩おいておいたもの)を少し減らすというわけで。

ディスカードとは、捨てる、と言う意。

 

でも私は捨てません。

とっておいて、パンとかパンケーキとか粉物を作る時に入れてしまいます。

 

ちょっと酸っぱくなっているので、たとえば何かにとろみをつける、、、とかそう言う用途に使うと、とろみと一緒に酸味がつくので、それでもいい場合とよくない場合を見極めます。

 

今回最初のディスカードは、フォッカッチャピッツァの生地に混ぜ込んで、即席ピッツァなのにサワドー的風味がつくというボーナスになりました。

 

 

1〜2時間でできるフォッカッチャピッツァ生地

材料

  • 小麦粉(パン用の粉でもAPでも)400グラムちょっと
  • 水 300mlほど
  • インスタントイースト 小さじ2程度
  • 塩 小さじ1
  • オリーブオイル 
  • 砂糖 (入れなくても良い)小さじ1
  • サワドーディスカード(風味付になるが膨らます役割は基本イーストが担うのでない場合はなくてよし。)

 

小麦粉に塩とイーストを混ぜ、入れる場合は砂糖も入れ、水も加えて全体に混ぜます。

サワドーディスカードがあればこの時点で混ぜ込みます。

粉っぽいところがなく全体に混ざった状態で30分ほどおいておき、30分後に生地をフォールドします。

置いておく間は乾燥を防ぐため、蓋とか濡れ付近とかシャワーキャップとかをかけておく。

 

*生地のフォールドの仕方:

ボウルの中にある生地の片側(例えば右側、3時方向)を優しく引っ張り上げ、引っ張った部分をその生地の上をカバーするように折りかぶせ、次は生地の上(12時方向)を外側に引っ張り、その引っ張った部分を生地の上に被せ、次は生地の左側9時方向で同じ動作をし、最後は生地の6時方向でまた同じ動作をする、、、という感じです。

最初に引っ張った時の生地よりも全体になめらかになっているはず。

これを30分おきに何度か繰り返すとグルテンが発達して、こねることなくパンができます。

 

いつ焼きたいかにもよりますが、これを二度か三度やれたら良いし、急いでいて一回だけでも良い。

そんなこと全くやらないレシピも多くあるので、やりたくなければやらなくても良いってことでしょう。

 

一時間〜二時間くらいで生地をオーブンシート(あらかじめオリーブオイルなどをたっぷりとかけておく)に出して広げ、指(生地の周りや指にもオリーブオイルをふりかけけておいて、生地がくっつかないように)でグイグイと押してボコボコにします。

オーブンシートのサイズは日本のオーブンレンジの天板くらいでちょうど良いか、それだと生地が若干少ないと感じることもあるか、という感じ。

 

トマトソース(トマトのパッサータだけでも良いし、火を入れて煮詰めても良い)を全体に伸ばす(あまりたっぷり塗ると膨らみや火の通りが悪くなるので薄めに)

 

具を乗せて余熱してあるオーブンで焼く(うちのへなちょこオーブンは華氏四百度で20分ほどでした)

 

具はヴィーガン・フェタチーズとほうれん草でした。

ヴィーガン・フェタは栄養素は全く持っていらないものばっかりですが、味がものすごく本物の美味しいフェタそっくりなので、うちでは罪悪感を感じつつ楽しむアイテムです。

フェタチーズの塩分があるので、ほうれん草は無塩でフライパンでしなっとさせるのみ。

 

 

ふわふわで美味しいがダイエットには不向きでしょう


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