今週のお題「ラーメン」
ヴィーガンでもラーメン
美味しいと評判の店でラーメンを食べるなんて、ヴィーガンになっらありえないことだと思っていましたが、割とそんなこともありません。
モントリオールにあるヴィーガンのラーメン屋さんには2度ほど。
初めて行った店は現存するかどうかちょっと存じませんけど、明らかに「ヴィーガンでラーメンだから盛りを上品に(少なく)して価格上げてもいけるだろう」という雰囲気で、美味しいんだけど具が少ないし、麺のほうが具よりも割合的には多いんだけども、ラーメンなのにお腹いっぱいにならない、そんな記憶があります。
だから、良い経験させてくれてありがとう、とは思ったけど2回目はありませんでした。
2度目に行ったお店は友人がフランチャイズの支店を買おうかどうしようか考慮中ということで、みんなで一緒に行ったラーメン屋さんで、そこにヴィーガンラーメンが一つメニューに載っていたのでした。
2度目のお店に行ったのは初めてのモントリオールのヴィーガンラーメンのお店(そこは全部ヴィーガン)から10年とは言わないけど結構時間が経っていて、ラーメンがますます普及して別に珍しくもなくなった去年だか一昨年だかの話。
カナダにラーメンのフランチャイズがあるなんて知らなかったし、その支店がモントリオール市内や郊外にいくつもあったなんて知らなかった私。
しかも、そこのフランチャイズとは別のフランチャイズも展開してるとか。
庶民的な雰囲気を全面に押し出してるその店も、昨今の外食の値段の上がりっぷりと、流行りの食べ物であるという点とを考慮すると、まあしょうがないね、という感じの値段でしたっけ。
確か一人前14〜15ドルくらいでしたか。
肉が入ってるのとかはもう2ドルくらい高め、そんな感じかな。
二軒とも店の名前をすっかり忘れているので、リンクを貼ることもできません。
ヴィーガン、ラーメン、でググったら沢山出てきて、特定ができません。
まあ覚えてないってことはそれほどでもなかったともいえますけど。
日本のヴィーガンラーメン
ヴィーガンになった後で帰省して、銀座で九州じゃんがらラーメンで食べたのが初ヴィーガンラーメンでした。
一度っきりしか行ってませんけど、銀座で食べるところを探すたびにGoogleで出てくるので今でも健在ですね。
コロナの前だったんですけど、一人席や二人席が、それぞれのお客さんのユニットごとに仕切りがあって、夫と二人で入ったら四人席でお向かいの人たちとはテーブルの真ん中に仕切りがあるので顔は見えないという座席へ。
一人でお店に入るのが気が引けるとか、相席が嫌とかいう人にも入りやすいように、ということなんだろうけど、そういう仕切りのある店が初めてだったので若干ギョギョッと驚きましたけど。
銀座には他にもいろいろとヴィーガンのお店ができていて、あれこれ試したいのでまだ2度目はありませんが、いつでも行けるというか「他に何もなかったらあそこに行けばある」という安心感ももらえてます。
つい最近日本に帰省した折には、JRで移動していて、ちょうど東京駅に昼時いたので、前から聞いていて行ってみたかったヴィーガンラーメンのお店、T'sたんたんに初めて入りましたよ。
ここは、旅行中の外国人も入りやすいようで、店員さんも英語が少し使える感じでした。
私が入ったのはお昼時のちょっと前だったので並ばずに入れましたけど、入ったら本読みながら長居してる(ひょっとしたら新幹線の時間を待ってるとかかも)大きな荷物を持ったお客さんもいて、駅の構内での営業はラーメン屋には難しいかもなあなんて思いましたね。
すごく期待して行ったので、ちょっと期待しすぎてたかな、という印象が残りましたが、昼時にここを通りかかっててお腹空いてたらやはりありがたいだろうと思います。
ただ、餃子はもう頼みません(皮が薄くて個人的には物足らなさすぎたので。)
自分で作るヴィーガンラーメン
割と簡単に作れて、割と美味しくできます。
とはいえ、動物性の濃い出汁や脂が入ってるものが基準な方にはきっとものたらないでしょう。
そういう人にも喜ばれるようにという意図なのか、外食で食べるヴィーガンラーメンはどこのも大体塩分が結構強め。
まあラーメンってものはそういうもの、ともいえますけど。
自分で作るレシピは、このブログを始めた最初の年くらいに、カリフォルニアにお住まいのヴィーガンブロガーさん(現在はブログは書いていらっしゃらない様子です)にレシピを教わったり、あとはカノウユミコさんのレシピも真似してみたり。
基本的に白味噌、ニンニクや生姜、ごま、椎茸、胡麻油、長ネギ、そんな感じですかね。
塩胡椒を入れますが、胡椒は白胡椒がやっぱりラーメンには合いますね。
具はキャベツ、もやし、椎茸やきのこ類、わかめなど。
最近食べてないなー。
台所が出来上がったら食べたいものリストに加えておきましょう。
啜る音、啜る筋肉
ラーメンを食べる時には啜ります。
いや、うどん、蕎麦、冷麦、どれも啜ります。
外食してる時は若干気取って音を抑えめにしますけど。
夫にも教えてちゃんと麺類は出されたらすぐに食べ始め、のんびりダラダラじゃなくさっさっさ、と啜って食べ終えるように、と。
スパゲティとか啜られるとゾゾっとするんですけどね。
なぜか日本の麺類ならすすって食べないと美味しくないと思ってしまう。
最近はラーメンやらうどんやらをすすって食べられる方が欧米でも増えてきたようです。
おにぎり同様、アニメファンが知って広めてくれたのか。
日本ブームのずっと前のこと
むかーし、英国人とNZ人の友人が東京に遊びにきた時、行列ができるラーメン屋さんに連れて行ったことがあります。
やっとのこと順番が来てカウンター席に座り、注文したラーメンが出てきたその時、後悔した覚えがあります。
- ラーメンはコース料理みたいにのんびり食べるものではない。
- ラーメン屋は居酒屋じゃない。長居する場所ではない。
- 行列ができるってことは、長い待ち時間を耐えた後も、さっさと食べ終えてさっさと去る(余韻に浸れない)ことを求められている。
なんてこと、知らない日本人は居ないと思いますが、知らないとそんなこと気がつきませんよ、言葉がわからない外国人なら尚更。
二人はまずラーメンをすすって食べるというのを知らなかった(事前に気がまわらなかったので説明もしていませんでした。)
そして、麺類は伸びちゃうからフウフウして頑張ってなるべく早く食べ終わろう、という説明もしてなかったので、ベラベラおしゃべりしてて、全く食べ進まない。
しかも、その店はカウンターに10席くらいあったかな、という狭いお店。
歩道にずらずらと行列ができててよそのお店に迷惑になるのを気にしてるのか、並んでる人たちをなるべく狭い店内に入れるためか、はたまた食べてる人に圧力をかけて回転を早めるためか、座って食べてる人のすぐ後ろに次の人が立って待つ、という形式でした。
そういう店ってたくさんあるんでしょうかね?
当時はそんなものだと思ってたけど、今考えると落ち着かないから嫌だな。
日本のラーメン屋さんで食べ慣れてる人なら多分、人が待ってるからというわけではなく、ラーメンなんてそんなものだから、出てきたら一心不乱に食べ進んで、はー、美味しかった、ごちそうさま、と丼を空にして(スープを残す場合もあるかもしれませんが)食べ終えた後リラックスして居すわるなんてことはなく、さっさと立ってレジに行ってご馳走様でした〜と会計してさっさと出ます。
私はツレがいつまでも喋ってて食べ進まないのに自分は食べ終わっちゃって、空のどんぶりの前に座り続けるなんてことはできないし、「先に出てるから、後ろで人が待ってるし麺が不味くなっちゃうからなるべく早めに食べ終えてね」
と言って先に店の外へ。(食べてる人に早くしろ、なんていうのも失礼な話ですが。)
お店の人はさぞや迷惑だったことでしょう。
彼らの後ろに立ってた人たちも、かなり嫌だったはず。
あれは説明せずに連れてった私の責任でしたね。
外で待ってる間が永遠に感じられました。
永遠の後、出てきた二人は満面の笑顔。
誰も彼らに「いつまで座ってるつもりなんだ!」とか怒り出すことなく我慢してくれてたんだ、申し訳ない、本当に本当にすみませんでした。
一昨年あたり何十年ぶりかにその店があったあたりを通り過ぎましたが、あの辺だったはず、と思う場所を通ってもそれらしき店はなく、移転したか無くなってしまったか。
そうそう、本読みながらラーメン食べてる人を目撃したこともありましたっけ(これ↓見て思い出しました。)
行列のできる店といえば、ちょっと前にこんな映画見ました(もう書いてたと思ってたけど、検索しても出てこなかったので重複覚悟でまたリンクをば。)
美味しいラーメンを食べに行く人々も、作ってるお店の人も、情熱熱いですね。
すごく重労働だから、高いなんて言ってはいけないですね