食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

台所リノベーション中の食事・IKEA問題・シンク問題

自家冷凍食品のヴィーガン・チリ、これで食べ尽くしました
狭い家の中で

台所にあった全てのものたちをリビングルーム、私の部屋、夫の部屋、地下室などに分散して無理やり収め、日々使うであろう食器類や基本の鍋釜(炊飯器万歳)などは私の部屋に移動し、機能性を追求したモダンな台所ができる前にキャンプ場よりはマシ(フォークを落としてもそこは砂や土ではなくて床、洗い物には階段を降りて地下へ行くけれどそこにシンクがあるので水が飛び散って地面から土の跳ね返りを浴びることなく全てを洗い終えることができる、など)とはいえやはり 作業トライアングル(冷蔵庫、調理台、流し)がかなりな歩数を行き来しないとつながっていない状況で料理し続ける日々です。

 

料理し続ける、だなんていうほどしてませんけど。

 

ただ毎日お腹は空くし、外食は出費も味も選択肢も制限がかかるので、疲れててもぱぱっと食べることができるようにと、台所の流しが使えなくなる前の数週間は、なるべく大量に作って一回分ずつ冷凍してご飯貯金を続けてました。

 

やれやれ、結構食いつなぐことができましたよ。

 

実際に埃だらけの作業場で肉体労働をして、その後シャワー浴びなきゃいけないなどという状況の時は、まるでマラソンした後でご飯作らなきゃいけない、みたいな気分。

マラソン(42,195キロ)走ったことはありませんけど。

とにかく冷凍食品様さま、出前さま様、外食さまさまでした。

 

壁の補正作業とゴミ積み込み

コントラクターM氏が登場しました。

よ、待ってましたよ。

 

彼が来たらパパッと断熱材入れて壁完成かと思ってたら、壁を完璧にまっすぐに、壁と壁がつながるところは完璧に90度に、というのをきっちりやってからだそうで、まずはその作業が開始されました。

 

壁も床も天井も、まっすぐなもんだと思って部屋に入るから気になりませんが、実際は結構歪んでいるもので、うちも例外にもれず、壁の一面が少々斜めってましたので、そこを補修です。

 

あと、IKEAに問い合わせの電話を一日に3回もかけたんですけど、毎回電話の最後には「今日はそれだけですか?」「この電話の後に私のサービスへの満足度を確認するアンケートが送られて来ますので、長くはありませんので少しお時間いただいて回答していただけるととてもありがたいです」「それでは良い一日を!」

みたいな決まり文句を言う必要があるようで、毎回全部セリフを言うまで切らせてくれません。

 

インストールに関する具体的で細かい質問があって電話したんですけど、「説明書はオンラインでダウンロードできますのでリンクを送ります」とか「これを見るとわかりますので送ります」とか何度も言われて「いえ、説明書は箱の中に入ってるのを見てて、それを見てもよくわからなくて電話しているので、同じ説明書なのなら送らなくて良いですし、見ればわかると言われても困ります」と押し問答。

 

好奇心もあって「ちょっとお聞きしたいんですけど、あなたは実際にIKEAのキッチンキャビネットを組み立てた経験がありますか?もしおありじゃなかったとして、IKEAはあなた方にキャビネットの組み立てをしてもらうと言うトレーニングなどやってくれてますか?」

と聞いてみたら、どちらもノーでした。

 

これ、キッチンエキスパートにお繋ぎしますね〜、って繋いでもらって出て来た人なのに。

 

私はコントラクターMさんに聞かれて答えられないから電話して聞いているので、細かい質問ではあるんですけど、でもやはりまるっきり会社の商品について細かくトレーニングしてない人にエキスパートっていう名目で電話に出て仕事させるのってありなんだ?とちょっとびっくりしましたね。

 

 

流し問題

日本の流しは横長で広くて素晴らしい。

 

北米の流しは、正方形に近い感じの比率で、日本の一般的なのに比べると小型。

もしくは小さいのが二つ繋がってるダブルシンクっていうのも。

 

大きなベーキングシート(クッキーとか焼くときの)などが一枚中に入りきらないサイズのシンクが主流なんですよ。

 

洗い物がしにくい。

 

新しい台所を設る折には、絶対に絶対に大きなシンクを入れたいとずっと思っておりましたので、これは誰になんと言われなくても希望がはっきりと。

 

と思ってたら、やっぱり大きなシンクってのは北米では重要視されてない?

世間では、流しのサイズ拡大じゃなくて食洗機を入れるのが普通ですし。

 

だから、大きいように見えても実際に寸法を見ると、横幅は長いんだけど奥行きが割と短いものばかり。

 

ではともう一回り大きめのを見てみると、シンクの前後に1センチくらいの段差が作ってあってそこにまな板やコランダーなどを置いて、ここで切ったり洗ったりできるよ、というアクセサリー付きとか。

 

そんなモノを置いてシンクを狭くしなくて良いから(付録をつけて100ドル前後値段を上げてるパターンだし)大きなシンクをバーンとそのまま提供しておくれ!

 

流しは洗い物をする場所。

まず台所そのものが調理したり洗い物したりする場所ですけれど、リノベーションするにあたってあれこれ調べ物したり購入するものを決めようとネットを徘徊するたびに「スタイリッシュな」「おしゃれな」という表現を目にします。

 

スタイリッシュな流しって何?

 

洗い物がしやすい流しが欲しいんです!

 

アーリーアメリカン風なというか、農家風な?白い陶器製の流しなんてのを欲しいと思う方も結構存在するようで、私の義妹がそういうのを使ってるんですけれども、最近では陶器製じゃなくステンレス製でその農家風陶器製の流しの形(エプロンと言って、流しの前面が露出していて存在感があります)を再現してるものなんてのも存在します。

 

あとは流しがカウンターの下にマウントしてあるスタイルというのがここ10年くらい結構普及してて、スタイリッシュだしカウンターを拭いてる時にそのまま流しにゴミを落とせるから掃除がしやすいという理由で、それまで一般的だった「カウンターの上からインストールする」タイプのものよりも良いとされています。

でも洗い物すれば水は上下左右に飛び散りますし、流しがカウンターの下部に繋げてあるってことは、カウンターの素材の断面や接続面に水が付着しますし、流しの手前側の内側は例えばトマトソースが飛び散ってても視野に入りにくいですから、汚れを流したり拭いたりし損ねてそのまま放置してカビさせる、という可能性もあります。

 

自慢じゃありませんが私は今まで一度も寝る前に流しを洗って乾拭きして、、、ということをやったことがありません。

 

夕飯の皿洗って、洗った皿は伏せておいて(明日乾いたら仕舞えば良い)テーブルやカウンターの上をささっと布巾で拭いたら、最後に布巾を水でささっと洗って絞って流しのへりにかけておいて、さあやれやれ、と台所作業はおしまいです。

 

アンダーマウントの流しだと汚れが溜まってしまう気がしますし、その上その汚れに気がつくのが半年後とかになってしまって大変怖い気がします。

 

だから私は昔ながらの上から装着するタイプのシンクが良いんです。

 

けど、大型のシンクを探すと、そういうのを買う人はスタイリッシュなアンダーマウントを希望する客層なのか、やたらとアンダーマウントの商品が羅列されます。

 

大きめの流しですので、小さめの場合よりもステンレスの厚みも重要になってきますので、厚めのゲージのものを探すのですが、いくら検索の時に上からインストールするタイプの流しを指定しても、世の中はアンダーマウント流行りでそれ一辺倒(とあとエプロンスタイルと)なようです。

 

そんなこんなでやっと見つけたちょうど良いサイズのシンクですが、まず最初に見つけたのはそこのサイトで売り切れ、別のホームセンターで同じのを見つけて注文したら、注文した翌日に品切れのため注文キャンセルの通知を受け取りました。

 

欲しいサイズは横幅33インチ、奥行き22インチで流しの深さが10インチのもの。

とはいえ実際の流し自体は31インチで17インチちょっとで9インチという具合。

分厚さが大事なので16ゲージ(IKEAで触ってもろうっす!と思ったやつは20ゲージでした)で、仕上げはピカピカじゃなくて少し擦ってマット仕上げなやつ(ピカピカだと傷が目立つそう)で、インストールの仕方がアンダーマウントじゃないやつ、で、黒くなくて、エプロンじゃなくて、、、、。

 

はあはあはあ

 

こういうのを探し求めてネットを徘徊してると頭痛がします。


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