食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

台所リノ、材木とコーヒー豆・Matcha流行りと抹茶の供給

リノベーション、やっとちょっと台所っぽさが出てきました。

コツコツと組み立て続けてきたキャビネットがやっと壁に装着され始めました。

手前のはカウンター下のキャビネットたち。

床が青いのは保護シートです。

 

自国産の美味いものが自国に残らない

最近リノベーションしてて初めて知ったんですけども、材木の産地であるカナダに住んでいて、カナダの材木の最高レベルの品質のものは、カナダのハードウェアストアや建設業界には出回っていないんだそうです。

そういえばホームディーポで2x4を探した時、山積みの中を一本ずつ選りすぐって選んだけれど、まっすぐで良い状態のものがほぼなかったっけか。

 

農産物でも材木でも、流通の段階で格付けがされて、最高級品から安価なものまで何種類かに分類されたものが存在するのですけれど、カナダのハードウェアストアで庶民が買うことができる材木はランクが2番目。

 

最上級品はどこへ行ってるの?って?

アメリカですよ。

国境の南へ出荷して高い値段で売れるから、地元のみんなは二級品で我慢しといてな、っていう話なんだそうです。

いつからそうなったのかは知りませんけれど。

 

そう言われてからハードウェアストアで材木を見ると、必ずと言っていいほど全ての材木に2という印字がされてるのに気がつきます。

 

その話を聞いてまず思い出したのは、昔々、モントリオールで最初にフランス語を習ってた時に、クラスで仲良くなった子がコスタ・リカの出身だと知って「私昨日あなたの国のコーヒー豆を買ったところだよ。美味しいコーヒーの産地だから、いつでも美味しいコーヒーが飲めて幸せだね」と言ったところ、「何言ってんの、コーヒーなんか高品質のものは全て輸出されるから、私たち国民に回ってくる豆は安い余り物だよ、あなたたちの方こそよっぽど私の国の美味しいコーヒーをたくさん飲んでるよ」と。

 

そんなもんなのか、と自分のナイーブさに恥入りましたけど。

 

だってね、日本で生まれ育って、たとえば海辺で漁業の盛んな土地に暮らしていると、鮮度の良い魚介類がおいしく手軽に食べられる、野菜や果物の産地に住んでいれば近所の知り合いから鮮度の良い野菜や果物がもらえたりする、、、、ってよく聞く話だったんですよ。

だから、そういうもんかと思ってたんですけど、バナナリパブリック経済体制ではそういう風ではないんですね。

 

というか、カナダは貧困国家じゃないですけれど、自然資源が大事な産業の一つな訳なので、そういう点ではコスタ・リカと共通する、そんな話があるんだなあと変に感心してしまった次第です。

 

抹茶美味しい?

話変わって、一昨年日本に初めて遊びに行ってきた知人が、再び再来週あたりから2週間の予定で日本へ行くと言ってました。

 

すごいなー、また行くの?

楽しかったそうですから、気に入ってくれたんですね。

でも六月の日本、大丈夫かな。

暑いかも、蒸すかも、傘はあえて持って行かずに日本で軽量で可愛い折りたたみ傘を買うと良い土産になるかも、などと老婆心アドバイスをしてしまいました。

 

彼女は抹茶が大好きで、最近は毎朝飲んでるらしいですが、友達に「せっかく日本に行くなら大量に買い込んできたら」と言われたと。

 

でもなあ、抹茶はあんまり長期間保存できないだろうし、日本でだって安いっていうわけじゃないから、やめといた方が良いと思う、と言いました。

 

こちらでも抹茶はあちこちで販売されていて、質のほどはよくわかりませんが、値段の幅も割と高級からめちゃ高級まで。

日本でだったら、多分同じ金額を出せばより良い質のものが見つかるとは思いますが、大量に買い込むものではないですよね。

 

モントリオールのスーパーにまで並んでいる抹茶、抹茶入りお菓子なども見かけるようになってるし、世界中で消費される抹茶の量もかなり増えたんでしょうね。

 

食料品全般に、人気が出て出荷量が増えるということは、生産量も増やさないといけませんが、ある程度まではその食品の流通に関わる人たちは生産者も含めて活気がついて嬉しいでしょうけれど、一定量を超えたら今度は生産の許容範囲を超えて、色々と問題も出てくるでしょう。

 

今抹茶がどんな感じなのか、解説する記事を発見したので置いておきます。

どちらかというと抹茶って何?から始まる、抹茶の存在に気がつき始めた人々むけの記事です。

www.foodnavigator.com

日本政府がお茶生産者に働きかけ、煎茶よりも抹茶に加工する甜茶の生産を促しているとかで、過去10年で生産量が三倍にも増え、2023年のみで4176トンも生産されたそうです。

それでも世界中で抹茶の認知度が上がり、輸出量も増えているでしょうから、供給が追いつかない状況になりつつある様子。

どこかで聞いたような話ですね。

 

抹茶や煎茶などは、実際はまだ日本で飲み慣れてて舌が肥えている消費者に比べたら、外国で「グリーンティよく飲みます」って言ってる人たちがどこまで微妙な味わいをわかってるかといえば結構怪しい気がするんですよね。

グリーンティと言ったって日本の緑茶と中国やモロッコなどのグリーンティとは別物ですし。

日本の緑茶が好きなんだ、という人たちだって、お〜い*茶、のティーバッグで十分満足してる人がお茶の産地で新茶をお金を出して買って満足するかどうか、も、人それぞれですけど、高級品が日本に残らなくて外国へ流出する、、っていう現象に繋がるほどではない気がします。

 

鍋一つでパスタ

室内キャンプ生活もあともう少しの辛抱だ!

鍋一つパスタの夕飯も、かなーり飽きてますけど、やはり疲れた日には便利。

 

 

暖かく天気の良い日はバーベキューも嬉しい(内容は貧相です)


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