換気扇のフィルター
北米で出回っている換気扇には、メッシュタイプのフィルターと、バッフルタイプのフィルターが存在するようです。
メッシュタイプのをみてまず「うわー、これ洗うの大変そうだ」と。
そして、バッフルタイプ(↑)のをみて「職場の厨房と同じタイプだ。洗うの簡単」と。
このスタイルの「フィルター」は一体どこまで小さな粒子をフィルターできてるのかよくわかりませんが、職場でこれで困ったことはないし、大丈夫だろう、なんて思ってました。
しかも換気扇を選ぶ際にフィルターの仕様が決め手にはならなかったことは確か。
どちらかといえば丈夫であること、ちゃんと空気を吸い出してくれること、カスタマーサービスがちゃんとしていること、値段が予算内であること、などが先に来ました。
パワフルなのに静か、っていう部分は私は拘りませんでした。
なぜなら、そんな上手い話はないと思っているから。
静かさを求めて意味のない非力な換気扇を手にするくらいなら、うるさいけどちゃんと吸い取るやつを手に入れたい、と。
話を戻すと、うちの換気扇のフィルターはバッフルスタイル。
まあいいんじゃない?
なんて軽く考えていたんですが、設置の段階で友人とMさんがこれをみて「ありゃ、これは揚げ物や炒め物をじゃんじゃんする気でいるあなたには不向きかも」と。
設置してる二人の横で揚げ物したい、二ヶ月も炒め物してないし、体に悪い揚げ物をガンガン作りたい、とずっと喋っていたので尚更、毎日のように揚げ物をする人間だと思われた模様です。
でも多分、北米基準で言えば揚げ物をする頻度は非アジア人家庭よりも多めなのは事実。
レストランとか、職場とかでこういうのよく見るから、大丈夫なんじゃ?
と言ったらばMさん、「レストランは月に一度か二月に一度くらい、清掃業者が入って換気扇の排気管に付着した油を除去してるんですよ。そうしないと火事になる危険があるから。」と。
その清掃処理はレストランが閉店している夜間などお客がいない時間帯に行われるから知らなかっただけですよと。
ガーン、そ、それは。。。
Mさんは私を励まそうとしてか「でもあなたの排気管(換気扇の後ろからレンガの壁を通って外に空気を排出する管)はたったの10インチですよ。家庭での調理量だし、三ヶ月か四ヶ月に一度取り外してお湯と洗剤で洗うだけで大丈夫ですよ。」って。
そ、それは嫌だな。
そして思ったんですよ、日本でよく見る、不織布の使い捨てフィルター、あれを使えば?と。
だってよく百均とかで見かけるし、みんな使ってる(?)ってことは油があのフィルターで食い止められる率は結構高いってことですよね?
とか言いつつ、我が母はあれ使ってないし、兄の方の台所にもついてないから、百均で見かけるあの不織布のフィルターを常時設置している人の感想を聞いたことはないんですけどね。
そして、一番ポイントなのは、百均のあのフィルターって使い捨てを前提とした商品ですよね?
洗って再利用できますか?
いっそのこと木綿かなんかで手作りしてみたり?
どういう素材が良いんだろう?
なんてググってみたところ、日本の百均に行かずとも北米でもオンラインで入手することは可能らしい(嬉しい)というのを発見。
と同時に、やばいことも発見しましたよ。
可燃性の不織布フィルターは条例により、ガスレンジの上に設置する場合は火元から1メートル以上の距離に設置しなければいけないそうなんです。
日本の換気扇は大体80〜85センチくらいの距離に設置されているので、そうすると不織布フィルターの素材次第では火事の恐れがあるということで、設置してはいけないみたいなんです。
これは多分ガス調理器の場合で、IHの場合は距離の基準が別だとは思うんですけどね。
私が住んでいる地域ではどういう条例があるのか知りませんが、不織布のフィルター自体がほぼ使われていない(Mさんに説明したら聞いたことないと言っていた)ので、そういう規定はないかもしれませんが、IHの調理台ではなくて電気コイルもしくはガラスのトップの電気調理台を選ぶ場合(うちにはガスの選択肢はないので)だったらやはり要注意ですね。
調理中に放出される空気中の油成分をたっぷりフィルターしてくれる使いまわせる素材のレンジフッド・フィルターを探す旅が始まりました。
室内キャンプ飯カウントダウン
言質を取られたくないのか期待させたくないのか、Mさんは「あと大体何日くらい」と聞かれるのを嫌い、「it depends」(状況による、断定できない)とばかり答えるので、壁が終わったら床工事、キャビネットが終わったらカウンタートップ、など別の業者とコーディネートする必要がある場面で毎回困ってました。
確かに古い家なので、順調にいけば三日くらいかなと思ってても「壁が斜めってるから補正する必要が。きちんとやるなら窓と扉を外して組み立て直さねば」とか本当に毎回、私は前世で殺人でもして今その罪を償ってるのかも?なんて思うほど時間が読めない日々でした。
が、ここへきて流石のMさんも、あとはこれとこれなので、何曜日には終わるであろう、という予測をしてくれましたよ。
わー、まじですか?
私はその予測にプラス三日追加して、全ての予定はその先に。
Mさんに依頼する作業はそこまでですが、あとは自分でやる(壁の補修の最終段階と、プライマー塗ってペンキ塗る、タイル、その他色々細々と)のが残っていますし、カウンタートップは石屋さんと連絡して、彼らの予定とこちらの予定を合わせて、、、そのあとは水道屋さんに水道を繋げてもらう必要があります。
そして晴れて、台所が使えるようになります。
ワクワクワクワク、、、
現在は台所(工事現場)とリビングルーム(IKEAの箱の山が積み上がってましたが現在は道具箱や予備の部品などだけ)の間のプラスティック壁がなくなり、リビングルームに置いてある冷蔵庫へのアクセスが向上したので、土曜日にかなーり久々にニンニク、ナス、ズッキーニ、マッシュルームなどを買ってきました。
生のニンニクは久々だったので、炒め物に丸ごと一玉使いましたよ。
週末だし。