IKEAのキャビネット
IKEAの家具が安い理由の一つは、組み立てからインスタレーションまで自分でやるDIY製品だから。
箱を開けると板やら部品やらと一緒に、言葉が書いてない、イラストのみの説明書が入ってます。
このイラストの言わんとすることがすんなり理解できる人ばっかりじゃない(私のこと)と思うのですが、言語を使うと、ヨーロッパ各国、アジア各国何か国語が必要になることやら、、というわけで、言葉じゃなくてイラストで。
最初はいちいち立ち止まって「こ、これは何を言いたいのだ!?」と悩んだり電話で問い合わせたりしましたが、最後の方はイラスト説明書文法基礎はマスターしました。
すぐ忘れると思いますけど。
組み立てそのものは大変じゃないです。
IKEAのキッチンの難点は、まっすぐな部屋を想定したシステムなのに、北米の住宅の多くは(古い家は特に)ほぼまっすぐじゃないこと。
壁も、床も、天井も、目で見てパッとわかる人はほぼいないけど、一部傾いてたり凹んでたり90度じゃなかったり波打ってたり、色々。
それを補正する方法は色々ありますが、伝統的北米の技とIKEAのモジュールとは若干アプローチが異なるので、IKEA家具に親しみのない職人だといちいち「なんじゃこりゃあ!」と。
その職人Mさん曰く、25年前、10年前、5年前くらいに別々の知人友人のIKEAキッチンをインストールしたことはあるが、毎回IKEAはデザインや仕組みを変えているので、毎回細かい部分でその場面になるまで問題の予測がつかないと。
実際私が組み立てたキャビネットを見たMさんの友人(25年前にインストールした人)もかなり驚いてました。
その変化は、残念ながら経費削減のためらしくて、彼のキッチンは25年たった今もしっかりしてますが、私のはどうなるんだろう(IKEAは現在も25年保証付き)と若干不安。
そんな現実を乗り越えて、キャビネットのインスタレーションが終わり、さあさあドアと引き出しを取り付けましょう!
といそいそ取り付けてたら、Mさんが通りかかって「歪んでますね」と。
は?
そして見てみたら、3段の引き出しがちょっとずつ左右に傾いてたり上下の間隔が不揃いだったり。
ミリ単位ですけど。
これを補正しないと、全体的に安っぽい素人仕事な雰囲気を醸し出してしまいます。
Mさん「全部綺麗に揃えてください」
そして換気扇の排出パイプの設置をしに外へ行ってしまいましたよ。
そう、彼には煉瓦の壁に穴を開けて換気扇の設置を完了させるという、到底私にはできない仕事をやってもらい、IKEAの家具の微調整なんていう素人でもできることは私がやるのです。
けど、微調整ってやってるうちに訳わからなくなってきます(私だけ?)
上の棚の扉などは取り付けるだけでも結構必死で、今日はもう取り付けるだけで終わらせてください、とボス(私)にお願いして許可を得てるのに、中間管理職のMさんがきて「やってないんですか?」と呆れた顔をされるのでちょっと遺憾です。
依頼主兼下っ端はこういう時立場が弱い。
散髪をするときに、右が若干長めだからちょっと鋏を入れて、、そうしたら左の方がちょっと長いように見えちゃうから、左もちょっと切って、あ、ちょっと切りすぎたな、じゃあまた右も、、とやってるうちに予定より短く切りすぎちゃった、、なんていう感じで、扉や引き出しの傾きを左右前後動かしているうちに、全体にもっと変になってないかい?という展開。
ここは一休みして、視野をリフレッシュして出直そう。
そして、いつものユーチューブ頼みで誰かコツを教えてくれないかしらと検索したら、ありますあります。
すごく簡単そうにやってますけど、きちんとどのネジがどっち向きに動かすネジなのか教えてくれてますし、修正する順番などのコツも。
後で一つやってみたら、一発でズレが解消されました。
やー、ユーチューブ先生ありがとう。
ちなみに、IKEAは蝶番も何度か変更しているので、現在流通しているものとスタイルが違う商品もあって、そのビデオが何年前のものかを確認してからみないと、長いイントロの後で出てきた部品が自分のものと違ってた、ということもあります。
サムネイルにその部品の写真を使ってくれてる場合はわかりやすいんですけどね。
2025年現在の部品と同じやつを解説してくれてるビデオを二つ置いておきます。
この方↓はIKEAのキッチンインストールを仕事にしている方みたいで、他にも色々とためになるビデオを出してくれてます(が、一本のビデオが結構長めなのと、大事なことだからと同じことをなん度も繰り返し話す方なので、ちょっと見るのが辛い時もあります。)
何度も盲滅法に調節しようとして、最初より変になっちゃったんじゃあ?
というやつを一旦出発地点に戻してからやりたいなあと思ってたら、補正しまくったネジを工場出荷時の状態に戻すコツのビデオも出してくれてます。
話し方がくどい、なんて言ってすみませんでした。
台所なしでご飯食べ続ける日々
洗い場、調理場、冷蔵庫、と言う食事の支度の作業場が離れ離れで不便になっても、毎日暖かいものが食べたい。
簡略しやすいメニューと好みとの兼ね合いで傾向は似てきますが、和食の頻度が落ちたのは、やはり野菜、下拵え、洗い物、全てが多いから(それ自体は悪いことじゃない。)
仮に和食っぽいものだとしても、皿は一枚です。
現在カウンタートップの石屋さんの計測待ち中で、その後3週間後にカウンタートップ搬入という流れだとか。
そうしたら水道屋さん、その間に電気屋さん。
天井、壁、バックスプラッシュなどは今後自分でコツコツ仕上げていく予定