食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

燃えてる? と台所アップデート、映画 Fremont

 

カナダの地図が真っ赤っか!我が町も現在34度です。びっくり
暑い日の夕飯(写真なし)

日本か、スリランカか、と言っていたらフロリダに居たことのあるお隣さんは「フロリダ並みの暑さ」と。

 

一夏に一度くらいこんな日があるよね(←昔)ならいいんですが、ここ数年はこういう気温の日が三日位続く波が、一夏に何度かくるように。

今年はついにエアコン買う?

最近はこの北国でもエアコン持ってない人が少数派みたいです。

 

夕飯は裏庭にカセットコンロ持ち出して、冷凍の餃子を茹でました。

 

あとはきゅうりを切ったのを皿に盛ったのにルバーブ練り梅と辛子酢味噌を添えたの、先日大量に作ってあったピントビーンサラダも。

 

ピントビーンサラダは割と美味しかったのでメモをば。

  • 缶入りピントビーンズ(水で濯ぐ)
  • 小ぶりのトマト完熟、3つを豆のサイズに合わせて切る
  • ズッキーニ中くらいのを2本、これも豆サイズに切る
  • ヴィーガンマヨネーズ
  • 瓶詰めグリーンオリーブのブライン(液体)大さじ2位
  • ディルピクルスのブライン 大さじ2〜3位
  • 塩胡椒
  • オリーブオイル大さじ1杯くらい

オリーブとピクルスのブライン液を入れるので塩は控えめ。

食べる1〜2時間前に作って味をなじませる。

 

台所リノベーション

電気工事が終わって、台所が工事現場から「部屋」にまた少し進化しました。

 

天井のペンキ塗りは一応終えましたが、不満な仕上がり(自分のせいです)で、もう一度やり直そうか検討中。

 

台所は現場なので床の上に物はありませんが、リビングエリアも天井が繋がってるのでついでに塗っていて、そっちにはカウチとか冷蔵庫とか返品する予定のIKEAのパネル類などが置いてあって、その上にプラスチックのシートや古いシーツなどを被せていて、それらの間を縫って歩いて天井を塗っているので、塗りにくくて力が入らないので歩いて障害物の向こう側に回って反対から塗り始め、、などやってるうちにローラーの跡が残ったり濃度が若干変わったりしやすい。

 

こういうとき先日美術館で見てきた巨大なキャンバスに白いペイントを塗ったくったあれみたいに「こういう表現なんです、アートです。」って言いたくなりますが、後でムラになってるところを見つけると、表現というよりはどう見ても失敗。

 

早くペンキ塗りを終了させてしまって、台所に搬入できるもの(テーブルとか)は搬入したいんですけど、なかなか進みません。

 

という話をご近所さんにしてたら「天井は塗りにくいから、塗りたての間はピンクだけど乾くと白くなるペイントがありますよ、それ買ったら楽よ」と教えてもらいました。

 

そんな便利なものがあるとは。

知らないで買ってきて使ったペイントはほぼ使い切ったので、やはり塗り直すことにして、そのピンクのペイントを買いに行きましょうかね。

 

ペンキ塗りなんて簡単、と思いますが、結構いろいろなスキルがあって、専門家の間でもこうすべき、という意見のバリエーションが色々あって、たとえばこの方↓の勧める方法や道具の選び方はMさんとは微妙に違ってたりして、こういうのも自分でやってみてどっちがいいか決めていくもんなんでしょうか。

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映画 Fremont 観ました

邦題はフォーチュンクッキー。

 

北村紗衣さんのブログで紹介されてるのを観て、検索してオンラインで鑑賞しました。

saebou.hatenablog.com

Fremontという町で暮らすアフガニスタン出身の難民である主人公は、フォーチュンクッキーを製造する町工場で働いている独身女性。

 

同僚がブラインドデートに誘っても乗り気でなく、一人暮らしのアパートの近所には同じくアフガニスタン出身者たちがいて、そこそこ付き合いもあってお互いに支え合ってると言えば合ってるんだけど、仲の良い友人の旦那にはちょっと無礼な態度を取られている、具体的なことは語られないけれど、夜眠れないという悩みがある彼女。

 

北村紗衣さんのブログでも、ジャームッシュみたいなスタイルだとあり、実際トレイラーを見たらまさにジャームッシュが作った?と勘違いしそうな雰囲気で、ストレンジャーザンパラダイスとか、懐かしいなあ、なんて思って観ました。

 

北村さんが書いてる通り、やはりジャームッシュ二番煎じスタイルには限界ありそう、という気はしました。

 

話の内容や背景は語られるべきことが多いから、このテーマで映画なり小説なりいくつか良いものが出てきても驚きませんけども、このお話は政治色には傾かず、あくまで主人公の心の動き(とても抑えられている)と周囲の人たちとの交流(これも抑えられている)と時間が淡々とながれていく感じで、ユーモアもあり、私はとても好きでした(が、夫はうとうとしてました。)

 

それはさておき、外国映画の邦題の前例を考えると最悪ではないし、主人公が働いている工場ではフォーチュンクッキー作ってるし、と納得できますが、でもせっかくならオリジナルのタイトルFremontを使って欲しかった。

カタカナにしても言いにくくも長ったらしくもならないし、あえて変える意図は?

 

Fremontの街には現実に多くのアフガニスタン難民が多く住んでいるそうで、実際にアフガン出身者のサポートをするプログラムがあり、多くのアフガンが集中して住むコミュニティがあり、そして助け合いつつもやはり同じ故郷を持つ者同士の軋轢なんかもあるそうな。

 

そういう背景はフォーチュンクッキー、では出てこない。

 

しかも、ネタバレになるので詳しくは言いませんけれど、話の中に出てくる別のカリフォルニアの知名、Bakersfieldという場所と、彼女が暮らしている拠点との距離を理解することも意味があると思うんです。

 

youtu.be

Fremontは北カリフォルニア、サンフランシスコ寄りですが、BakersfieldはどちらかというとLA寄りです。

Googleマップの設定がなぜか自転車移動基準になってますが、車だと4時間ちょっとの距離
以下ネタバレというか観ないと意味不明(なるべくぼかして書いたので)です

アメリカやカナダに住んでいる人たちは長距離を運転するのに慣れてて、4時間〜5時間くらいの運転はそんなに大変なことだと思ってないフシがありますが、私は三十分運転したらくたびれますし、普段車で通勤していない、外国出身者が知らない街まで4〜5時間を運転するって結構ストレスですよね。

 

片道4〜5時間の場所に行くとなると、モテルを予約して一泊で行くとか、予定や予算も組んで、それなりの気持ちの投資もします。

 

その距離感を知らないで観ていた日本出身者(でカリフォルニアの地理に疎い)私ですが、映画を見終わった後で、BakersfieldとかFremontってどの辺よ?とググって地図を見てびっくり仰天ですよ、「うわー、&%$*#@さん、B***hやん」とポロっと言ってしまいましたよ。

 

そんな感情の動きも淡々と流れていくジャームッシュスタイルです。

 

en.wikipedia.org

邦題や日本語字幕抜きで観てる観客でもカリフォルニアの地理なんか知らない、彼の地のローカル事情なんか知らない、という人は大勢いますし、映画の内容をどこら辺でぐっと受け止めるかは人それぞれですが、邦題のフォーチュン・クッキーは、運勢とかハッタリで物事が動いていくのだ、みたいな色眼鏡を観客に与えるような気がします。

 

 

フォーチュンクッキーって最初は日系移民が作ったのが始まりとか


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