食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Ru 読みました、と、夫の食事

タイのマッサマン・カリー

 

ちょっと前に見たケベックの映画、Ru の原作(タイトル同じ、Kim Thuy著)を読みました。

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原作は映画とは印象がかなり異なったというか、お話の大きな流れ自体は同じなんですが、映画とは別のもの、いや映画見てた時には気が付かなかったことがたくさん散りばめられていました。

 

映画という媒体にまとめ直す過程では原作とは別のものが出来上がってしまうことが多くありますし、原作の一部分を強調したり、細部を変えてしまったり、いろいろなやり方でそのエッセンスを抽出しようという苦労があるかと思いますが、映画を見た後で原作を読んだ私には、映画で描かれた風景が読書中にも脳裏に浮かんできて、まるで映画の風景をなぞっているかのようなページもある一方、映画の中の主人公のトーンとページの中の語り手のトーンが違ってたり、語り手が描いているシーンがまるで別世界のような描写など、ちょっと振り回された感覚もありました。

 

これは映画を見た時に私が投影していた世界観と、著者が描こうとしている世界観のずれなのかな。

 

物語は短い章仕立てで、語り手(映画の中では少女)の体験や家族、移民先のケベック、マレーシアの難民キャンプ、ベトナムでの子供時代、親戚の話、などなどについて語られるのですが、形式としてはなんとなく詩集のようなリズムがあります。

 

これはフランス語で読んだらまた違うんだろうなあ。

 

カナダにやってきた背景や動機は全く異なるけれど、ケベックという土地にアジアからやってきたという共通項を持っている私は、映画も本も「ああわかる、わかるわかる〜」という部分がたまに目と心に飛び込んでくるのですが、それでも著者が描いている世界は未知の世界でもあり、読者としての自分の想像力にチャレンジを課されている部分も強く感じました。

 

どう読むのが正しいということはないと思うのですが、1箇所ちょっと笑ってしまったエピソードがあります。

 

ケベックの小学校で、まだ言葉が流暢でない難民の子達に先生が「朝食は何を食べますか」と尋ねたところ、ベトナムの子供達「スープに、ライスヌードルに、牛肉」。

 

北米の人の朝ごはんにはスープはありえないですから、先生は、この子達は「朝食」が分からなかったのかな、と推測し、目を擦りながら朝起きたばっかりの様子をジェスチャーし、お腹をさすり、食べる仕草をし、「朝ごはん」を繰り返し、同じ質問をします。

 

ベトナムの朝ごはんがフォー(ライスヌードルと肉やもやしなどが入っているスープ)なのだから、何度聞かれても答えは「スープ」ですが、先生が何度も聞くからか、具の部分を牛肉から豚肉、鶏肉、ヌードルをご飯、などに変えてみたりしますが、それでも答えは何度聞かれても「スープ」

 

朝ごはんって地味ですけど、やはり文化圏を移動すると標準とされる朝ごはんも変化しますもんね。

語り手は馴染みのあるスープが朝食として得られないときには朝食を抜くとありますが、弟や若い世代は逆にトーストを食べることに馴染み、それが彼らの文化になっている様子も描かれています。

 

RUという言葉はベトナム語でもフランス語でも意味を持つ言葉だそうで、フランス語では、金銭の流れ、涙や血の流れを、ベトナム語では、ゆりかごや子守唄を意味するそうです。

 

映画で読み取れる部分は涙や血の流れ、ゆりかごや子守唄、というのがピッタリ来るような物語ですが、本を読むと金銭の流れの部分、世俗的な部分も含まれていますね。

 

朝ごはんでも栄養を

朝ごはんは面倒臭いことせず、何かお腹に入れて一日を始めるエネルギーを蓄えよ、という感じです。

現代人は忙しいので、特にこの面倒臭いことせず、が最優先な場合が多いのでは。

 

朝から面倒なことは嫌ですが、食べないで家を出るのはもっと嫌。

 

シリアルにミルクをかけて、バナナを食べて、という朝食だったこともありますが、現在はご飯(冷凍しておいた一食分のご飯をチンして)と冷奴に刻みネギ(刻んで瓶に入れてある)、(一気におろして瓶に入れてある)おろし生姜、お漬物(ないときもあり)とか焼き海苔とかを添えて、、というのが定番です。

豆腐の代わりに納豆のことも。

 

ご飯がないとき、ご飯はあれど豆腐も納豆もない時はトーストにフムスを塗ったり、オートミールを作ったり。

 

夫は面倒臭いのは当然嫌ですが、私の和風な味付けの朝ごはんもいや(夕飯ならどんなエスニックでも食べるけど朝は勘弁して、っていう感じか)なので、トーストとピーナッバターとバナナ、もしくはトーストとチーズ、という朝ごはん。

 

昼食は仕事のスケジュール次第では食べないことも多く、なんなら朝昼食べ損ねてしまうことも割とあります。

 

これってよくないですよねえ。

 

朝と昼の食べ物は自分でどうにかする、というのがうちのやり方で、休みの日など時間と気持ちの余裕がある時にちょっと朝頑張って二人分の北米式ブレックファストをどちらかが作って二人で食べることはありますが、平日は各自勝手にやってます。

 

でもそろそろ夫も成人病とか気をつけるべき年代だし、栄養不足だよねえ?

 

つい先月までは、毎週金曜日はピッツァの日、ってやってましたが、ちょっと一旦休止しました。

 

そんなに大変な食事ではないんですが、後片付けが結構大変な割に栄養偏ってるよね?と思ったため。

 

ピザは具沢山にすると美味しくないので、野菜といってもせいぜい玉ねぎ、トマト、オリーブ、マッシュルーム、ペッパー、、それだってスライスしたのがちょろっと乗ってる程度です。

 

チーズはヴィーガンチーズなので、栄養価はほぼゼロ(脂分のみ)

本物のチーズで夫の分だけチーズの栄養を、、ってこともできますが、オーブンは一台しかないので、一人だけしか食べないものを焼くタイミングが難しい。

 

面倒じゃないように、でも栄養があるものをパッと食べられるように、どうしたらいいでしょうね。

 

 

豆腐スクランブルとか作っておくか。


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