Keshek el Fouqara (Poor man's cheese)
貧乏人の、とか貧しくても美味しいものを作っちゃうレシピってものが古今東西ちらほら存在します。
ヴィーガン自炊生活で比較的食費は安く抑えられている我が家ですが、先日夫と買い物に行った折、バナナとチーズと4リットル入りのホワイトビネガーをレジでスキャンしたら、40ドルって出てきたので何か間違えたのかな、と思ったら、チーズが犯人でした。
ええ、チーズそんなに高いの?
と聞いたら夫「チーズは高いね」と。
誤解を招かないように詳細を述べると、夫は美食家ではないし、ここはグルマンが集まるチーズショップじゃないし、買い物かごに入れたのは比較的安価な1年もののチェダーチーズ。
熟成された高級チェダーじゃないんですよ。
だったらチーズショップで臭い(香り高い)フランスあたりから輸入されたチーズなんか買ったらすごいことになりそうです。
それで思い出したのが、レバノンの貧乏人のチーズのレシピです。
ヤギを飼うことが叶わない貧しい農夫達が代わりにブルガーウィート(Bugur, 茹でた小麦を砕いたもの)と水と塩だけで発酵させて作ったチーズもどき。
ブルガーは一旦茹でてあるので実は調理せす浸水するだけで食べられるそう。
中近東のサラダでパセリたっぷりのタブーリに使われてるのはブルガーです。
うまくいったらこのチーズの出費を抑えられるかも?
多分夫はそれでも普通のチーズを買うとは思いますけどね、まあ面白そうだし。
材料を混ぜて、毎日かき混ぜて暗いところに置いておいて、4〜6週間くらい発酵させたら水を切って丸めてオリーブオイルにつけて再び数週間、という手順。
で、レシピ通りの材料を揃え(水、塩、ブルガーウィート、2リットルの瓶と手拭い)材料を混ぜてさあ、どうなるか!
初日から3週間の途中経過
うちの界隈で売られているカナダの会社のブルガーウィートは砕いた粒の大きさ順に1から3まであります。
1が細かいもの、2がまあまあ粗めなもの、3が一番粗いもの。
買いに行った店はどう探しても3しか置いてなかった(1が一番使いやすいから先に売れちゃったのか)ので3で挑戦しますよ。

ブルガーウィート500グラムを1.4リットルの水道水に塩を溶かした中に投入。
瓶はレシピには「2リットル入る瓶」とありました。
二日目
翌日開けてみたら早速、水を吸ったブルガーウィートが溢れんばかりに盛り上がり、水面から飛び出てしまっていました。
次回のためのメモ:2リットルの瓶じゃ到底無理。
大きなガラス瓶を地下室から引っ張り出してきて、しばらく使ってなくて埃をかぶっていたのをしっかり洗って、中身を移して、、、といらん手間がかかりました。
仮に溢れてなかったとしても、最初はかなり重いのでかき混ぜるのが大変です。
最初は菜箸でかき混ぜようとしましたが、きちんと混ざってる感触があまり得られなかったので翌日以降は木のスプーンで。

水を足した後はかき混ぜて一安心してそのまま一晩過ごしましたが、夜中に「水を足したのに塩を足さなかったから塩分の比率が下がってかび易くなるかも!と思いつき、翌朝足した分の水分に合わせて塩を追加。
最初に入れたの塩の量は28グラムだったんですが、追加した水はワインボトルに汲んであった水だから、750ml近く入れたはず。
ワインボトルの中身は水道水ですが、くんでちょっと置いておくことでカルキが抜け、飲んで美味しくパン生地などに使うのに便利なのです。
正確な量を計量せずに水を追加したのは焦ってたせいですが(大雑把な性格とも)ワインボトル一本分の水を入れたことでなんとなくの分量は推測できてよかった。
最初の塩分濃度と同じ比率(1,4L :28g)にしておこうと塩を14グラム追加。
三日目以降
毎朝一度かき混ぜ続ける日々。
手間はかかりません。
忘れないこと、それだけ。
現在3週間目に入ってますが、一つのアクシデント?を除いては書くことも特になく、あえて書くなら、あの粒々がかなり柔いおかゆ状になってきてる程度。
香りも相変わらず香ばしいまま(酸っぱいとかツンとくるとかはなし。)
アクシデント(大したことではない)について書くとまた長くなるのでこれは日を改めて。
レシピを公開しているサイト↓
この方↑、中近東に「伝統的料理、たまたまヴィーガン」な美味しいものを食べに行って作り方を教わったりしてて、楽しそうです。
挑戦している勇者が色々とオンラインで話し合ってて面白いです↓
毎日かき回すこと!という付箋を目につくところに貼っていて、夫にも「忘れてるといけないから毎日これみて私に声かけて」とお願いしてあります。
大概忘れてなくて、夫に指摘される頃にはすでに混ぜた後なんですが、忘れてる日にも言ってくれるので本当に助かります。
夫もこうやって参加してれば出来上がりが楽しみになるし、仮に味がそんなに大好きじゃなくてもきっと食べるであろうという目論見。
様々な菌達
友麹にも再挑戦する気は満々です。
麹は浸水二十時間前後とか発酵中の手入れ?が八〜十二時間ごととか、タイミングを測って始めないと続けられない(手入れできない)ので現在調整中です。
納豆も作りたいんですが、納豆菌は麹菌の大敵らしいので躊躇してます。
菌が目に見えてたら我が家はどんなだろう?