
パスタにトマトソースをかけたものって、トマト風味が強いのはあんまり好きじゃないんです。
けど、夫はどうやらトマト味が濃いのが好みらしい。
この日の夕飯は、そんなソースを作ろうと思って材料を切り始めたのですが、だんだん気が変わり、気分はパスタじゃないんだ、じゃがいもだ、というわけで、トマトベースのところにスプリットレンティル(火が通りやすい)をいれ、最後に(溶けてしまうのも嫌なので)ジャガイモをいれました。
が、ジャガイモってカレーとかでもあんまり最初っから入ってると溶けちゃう感じだなーと、最後の方に入れたんですが、トマトがしっかり入ってるせいだと思うのですが、20分くらいことこと煮てても煮崩れるどころか大きめのピースはちょっと歯応えありすぎなほど。
大きめって言っても1インチ角くらいですけどね。
いつまで生きてても無知なんです
聞くはいっときの恥、知らぬは一生の恥、って言いますね。
私はたくさん知らないことがあって、それら知らないことが世界中に存在していることすら知らずに生きていて、そういう日常のなかで、何かのきっかけでその無知に気がついて「おおお!知らなかった!そんなことが!!!」って驚くことが結構あります。
若い頃、特に高校生から大学を出たくらいまでの間、そう言った経験をするたびに「ああ、世の中にはどれほど自分の知らない事柄がウヨウヨしていて、なんて無知な状態で生き続けているんだろう自分」っていう恥というか絶望というか、どうすりゃいいの、って思って生きてました。
え、そんなことも知らなかったの?
っていう反応をされることも結構あったから。
でもね、だんだんそういう経験を重ねているうちに、他者が知っていて自分は知らずに過ごしてきたことがあろうとも、それを知って「おおおお!」って驚きと興奮を感じるひとときの楽しい気分を経験できるのだから、それで良い、と思うようになりました。
そんなことを思い至ったのは、先日SNSでこの方のこのダンス?を見つけたから。
All That Jazzなどで有名なBob Fosseさんが映画、リトル・プリンス(1974年)でヘビ役で登場して披露なさってたダンスムーブ
https://youtu.be/xXonK8EBqmk?si=W8673Oj_NhgeGn_M
えええ!?
これ、そのまんまあの方のムーブでは!?
あの方とは、そうです、マイケルジャクソンです。
えー、1974年の映画だと言われずにここだけ見たら、「この人マイケルジャクソンの動きを真似してる」って思ってしまうはず。
そうじゃなくて、MJが真似してるんですね。
なんだよマイケル、真似かよ、ってちょっとムッとしつつググったら、マイケルジャクソンは別にそれを隠してたわけではなく、自分でもBob Fosseさんに影響を受けたんだと言ってたそうです。
いやあ、そりゃそうだろうけども、それにしてもかなりそのまんまです。
装いも。
前からあの、マイケルジャクソンの靴の甲カバー、あれはなんだろう、って思ってたんですけど、これだったのか(とはいえその靴の甲カバーはなんだろう?)
そして、あの一連の動きは、蛇を表現していたのですね。
そそそ、そうだったのか(Bob Fosseの演技を真似してみた。)
ignorance is blissな世界で
無知であることを英語ではignorance。
あの人何にも知らないよね〜、ってバカにして言う時は「She is so ignorant!」
すごく失礼な響きですね。
でも私はむしろ、無知の知、知らないということを忘れずにいよう、とソクラテスの教えを胸に生きていたい。
日本語になってる無知の知は英語ではSocratic ignoranceと訳されているようです。
で、無知ゆえに恐れず無邪気に幸せな状態でいられるのを指して、ignorance is bliss (無知な状態は幸せである)と言ったりもします。
でもこれもちょっとバカにしてるような響きに思えるのは私の僻みか。
トーマス・グレイによる18世紀の頌歌 Ode on a Distant Prospect of Eton College" 『イートン・カレッジの遠景に捧ぐ頌歌』
To each his suff'rings: all are men,
Condemn'd alike to groan,
The tender for another's pain;
Th' unfeeling for his own.
Yet ah! why should they know their fate?
Since sorrow never comes too late,
And happiness too swiftly flies.
Thought would destroy their paradise.
No more; where ignorance is bliss,
'Tis folly to be wise.[1]
DeepLに日本語にしてもらったらこんな↓感じになりました。
人それぞれに苦しみあり:皆、人間である。
等しく嘆きに定められ、
情深い者は他人の痛みに、
無情な者は自らの痛みに。
しかし、ああ! なぜ彼らが自らの運命を知る必要があるのか?
悲しみは決して遅すぎることはなく、
幸福はあまりにも早く過ぎ去るのだから。
思索は彼らの楽園を破壊してしまうだろう。
もういい。無知こそが至福であるところでは、
賢明であることは愚かなことなのだ。
Ignorance is blissの部分だけ一人歩きしてあらゆる場面で使える言い回しっぽくなっています。
オックスフォード大学近辺のお土産屋さんで昔見つけたポストカードに
The more I study,
The more I know
The more I know,
The more I forget
The more I forget,
The less I know
So why study?
と書いてあるガーゴイルの写真の絵葉書が置いてあります。
誰の名言や、と昔調べたときには何も出てこなかったんですが、先ほどググったらスティーブン・ホーキンスが言ったようなことが出てきました。
でもどうでしょう、本当かな。
誰が言ったかはさておき、これちょっと笑えますよね。
知らないことは恥ではないし、知ることは楽しい。