異常に暑い夏
今年は灼熱の日々が何度となく訪れています。
灼熱と言ったって所詮は30度台半ばくらいですから、中近東とかインドとか、あのあたりに暮らす人々にしてみれば大したもんでは無いでしょうけれど、何せここは北国。
と思ったら、北極圏にも熱波が来たんですね。
狂ってます。
30度半ばで 暑い暑いと文句言ってるんですから、今後もっと温暖化が進んだらどうするんでしょうか。
人類が生活できない地球環境になってしまうことのないように、、とか言ってますけど、そんな環境になる日はそれほど遠くなさそうです。
Ella Fitzgerald, Too Darn Hot
温度計が本当に高温なのもありますが、うちの地方の家々は冬に備えた建築ですので、それもあって夏は暑苦しいと言うのもあり。
だから基本的に25度を超えると人々は暑い暑いと文句を言い始めます。
風通しの悪い窓の配置や、家が木陰にならないで剥き出し状態なことや、周り中がアスファルトやコンクリートで照り返しの効果でさらに高温になることなどなど、都市部の暑さは温暖化だけではなく人々の街作りのせいも大きいと思います。
だって20度後半くらいの気温で町中の人たちが暑い暑いと言っている時、木陰の我が家は涼しいですし、駅前のアスファルトとコンクリートのあたりで干からびるかと思いながら歩いていても、住宅地の並木道に差し掛かれば涼しくなります。
ここ10年くらい、日本の家族や友人たちは「グリーンカーテン」と言って家の窓やパティオドアの前に蔦を這わせて涼をとっているようですが、家全体を木陰に入れてくれるほどの大きな木は今年植えて来年、と言うわけにはいきませんから、これは本当にいいアイデアだと思います。
わが街でも街中に住んでいて木陰のない人たちはグリーンカーテンいかが?と思いますが、どちらかと言うとエアコンを設置して対処したいと考える人たちの方が圧倒的に多い模様。
やはり電気代が高すぎるとか、震災などの経験から節電しなきゃ、と言う気持ちをコミュニティ全体が共有するとかしないと、お金で買えるものに移行しやすいと言うのは人の情けでしょうね。
無茶苦茶暑いのよ、いつもならダーリンとくっつきたいけど暑いから今夜はダメだわ、と言うエラ・フィッツジェラルドさん。
オレガノ仕事再び
暑い日は火を使った料理などしたくありません。
作りおいて冷凍しておいた何かがあったらそれで済ませたいですけど、タイミング悪くそう言ったものは一切なし。
そんな時我が家は
- 外でBBQ (たとえ外の方が暑くても、たとえBBQで火の気があっても)
- 外で調理 (たとえ外の方が暑くても、でもBBQの火の気はごめんだわ)
- 出前 (やる気ゼロ、お腹減った、誰か助けて〜)
- サンドイッチですます (やる気ゼロ、出前の選択肢に食べたいものがない)
など苦肉の策をとります(下へ行くほど苦肉の策度合いが上がります)が、出前はプラごみが出るので極力避けたいし、サンドイッチも寂しい。
昨日は外で調理して、クスクスにしました。
今日はどうしようかなー、と思っていたら、夫が「外のオレガノが繁ってるから収穫しようよ」と。
オレガノ仕事、面倒なので後回しにしていたら、花が咲き始めそうになりました。
渋っていたら夫がやると言うのでお願いして、私は夫が収穫、洗浄、茎とり、水切りまでしてくれたオレガノをペスト・ジェノペーゼもどきにする係に。
私なら、作業する手間と時間を考えて途中で「こんなに収穫しても無理無理」と止めるところですが、夫は何を考えていたんでしょう。
このあと、茎を外してくれたとはいえ花がつきかけたオレガノの小さな茎(葉っぱの先っちょとか)も結構硬いと判断して、さらに細かい茎はずしをやりましたが、この量全部を処理するのは流石にものすごく時間がかかるので、この鍋の半分くらいで諦め、あとは干してしまうことに。
このジャムの空き瓶は250ml入りで、二人分+翌日一食弁当用のパスタにたっぷり二回分。
これだけ刈り取ってもまだ庭のオレガノはボウボウとしています。
それを見つつお店で買う気持ちにもならないのですが、冬に使う分をたっぷりと乾燥させたりこうやって処理して冷凍しておくと言うのも結構な手間なのです。
やっぱり便利さに負けてお金出して買っちゃう、と言う道に走りがちなのですが、買うとプラスティックのゴミが出る場合が多いので(ガラス瓶入りの乾燥オレガノも近所の店で出回ることがありますが)なるべく自宅で用意したいと思っています。
が、ワシワシ生茂るオレガノ、追いつかないのでお隣さんに持ってってもらったり例年は収穫だけして職場に持って行ったり。
通行人が刈りとって持ってってくれても良いくらい