食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ヴィーガンおせち

ヴィーガンおせちを注文しました

 

ヴィーガンになってから日本でお正月を迎えると、おせち料理で食べられないアイテムが結構ありますね。

 

正直な話、お節料理って、好きなものはあんまりありません。

黒豆は艶々に煮るのが難しいんだとか母がよく言いますけど、そこまでしてそれ食べたいとは思わない、というのが私の本心。

栗きんとんは子供の頃は好きでしたけど、作る過程がものすごく大変だと知ってからは、準備で大忙しな年末に作らなきゃいけないものなのか?要らないよ、と姿勢の大転換。

 

高校の頃に学校に内緒で冬休みの1週間ほどお惣菜屋さんでバイトした折に、その店で販売していたおせちアイテムを持って帰りなよ、と言われてもらって帰ったことがあるのですが、市販のお惣菜全般に言えるのが、水飴か何かを入れるんだと思うのですが、全てが甘くって驚いたのでした。

 

そんなわけで、我が家のおせちが特別まずいとかそういうわけではなくて、お節料理というもの自体が味が濃いし冷めてるしそんなに美味しいものでもないんだろうな、と、そういうふうに思って生きております。

 

とはいえ元旦の食卓で、私一人豆腐とか納豆とかだけ食べてるわけにもいきません。

 

本人はいいんですけどやっぱりエビとか刺身とか食べてる人たちにしてみれば、こういう反社会的な食生活をごり押しする奴がいるとしらけるのだ、という思いが沸々と湧いてくる可能性だって無きにしも非ず。

 

というわけで、食卓に私も好きに手を出せるアイテムを出しましょう、ということで、自分でおせちを作ろうとは思わず(年末ギリギリに帰宅予定だったし、他の人のおせちと同時進行で色々つくるなんて無謀だし)配達してくれるヴィーガンおせちを提供してくれるプロの会社にお願いしましたよ、クリック一つで。

 

冷凍ヴィーガンおせち

オンラインでパパッと見ただけでも何社か通販してくださっていました。

選べるなんてありがたい。

フレンチだったかイタリアンだったか、そんなのもあり、華やかです。

しかーし、実際に食べたこともないお店の、冷凍で届くおせち、多分家族も自分たちのノンヴィーガンおせちでお腹いっぱいだろうから、食べるのは自分だけであろう物に何万円も出す気にはなれない。

 

というあまり華やかではない基準で選んだのは、名古屋のお店?会社?のもの。

ヴィーガンおせち、8000円を切るお値段でした。

ヴィーガンな食材を扱っている通販サイトです。

クリックして、送っていただいて、私は解凍、温めるものは温めるだけで何種類もの結構な量のおせちをいただくことができました。

 

所謂モドキなアイテム盛り合わせなので、どうかなあ、この、ヴィーガンイカ明太子あえは要らない気がするけど、、などと思っていたのですが、蓋を開けてみたらそのイカモドキが結構コリコリねっちりで楽しく美味しくいただけました。

エビチリも、以前モントリオールのベトナム系ヴィーガンのお店でヴィーガンエビを買って試したことがあったので、これはあんまり期待できないなあと思っていたら、こちらも割と美味しくいただけました。

こういうのって日々進化してるのでしょうか。

 

湯葉をたっぷり使ったお魚もどきは、お魚みたい、とは思いませんでしたが、湯葉をこうしていただくのも悪くないなあ、というアイデアをいただけたし。

 

大豆ミートのチキンもどきは、歯応えが良くて、これもびっくり。

チキンみたいなのかどうかは判断出来ませんが、そんなことは私にはどうでも良くて、弾力よく香ばしく出来上がった一品は、若干甘味が個人的には強すぎると感じますが、美味しくいただきました。

 

全体に日本の和食の市販の惣菜の味付けは私には甘すぎるんですけれど、世間の一般家庭の味付けも甘いのかな?

 

昆布巻きなんて、甘くない市販品に出会った覚えがない。

なのでこれは最初から覚悟しておりましたが、それ以外はとろとろの昆布がたっぷり柔らかく、甘さを気にしない母は、美味しいよ、甘すぎないよ、と太鼓判押していました。

 

残念ながらお重に盛り付けた所を写真に撮るのを忘れていたのでお見せするのがイカモドキ一品のみですが、他の高価なヴィーガンおせちセットよりうんと安価だったのでちょっと不安だったのですが、杞憂でした。

 

他のおせちは重箱に詰めて届くのかどうか、知りませんが、この会社のものは一品ずつ個別に冷凍されていて、それぞれに最適な解凍方法の説明がついてくるので、全部まとめて自然解凍して汁が出てくるなどと言った問題を出来るだけ回避して美味しく食べてもらいたいというお店の意図を感じました。

 

おせちの販売時期が終わった現在、サイト上におせち情報が見当たらないのでお見せできませんが、来年ヴィーガンおせちを取り寄せたいという状況になったらば、またここにお願いして見ようかと思います。

www.karuna.co.jp

自分への備忘録:

プラスチックのパッケージごと湯煎すべし、とあったけどプラスチックに入ったまま食品を加熱するのがいやだったので、冷蔵庫で一晩置いて解凍後フライパンでカリッと焼いた湯葉フィッシュ、チキン、エビチリ(はレンチン)、全て湯煎の必要無しでした。

 

プラごみが大量に出てしまうのが本当に心苦しいですが


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