食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

日本のサラダ体験

日本の食べ物には、伝統的な和食も、洋食、中華など外来のものが日本的に変化したものも、どちらも野菜がたっぷり使われていると思います。

世界中のいろんな文化圏の食べ物を比べて見ても、日本の人々は全般的に野菜を多く取り入れていると思います。

そして、野菜を美味しく調理したものが多い。これは私が日本人で、馴染みがある味だからそう感じるだけかも知れませんけれども。

 

そんな風に思っているので、日本の宿の朝食バイキングなどでサラダを見ても他に食べたい調理済みの野菜料理があるならば、特に食べたいとも思わないのが基本です。

 

サラダが嫌いなんじゃないですよ、サラダに手を出す前に、食べたい和の野菜料理がいくらでもあるだろう、という気持ちなだけです。

 

そんな私の、今回の帰国時のサラダ体験を書いて見ました。

 

言葉が通じない?

注文した料理についてくるサラダなら、ドレッシングの好みを聞かれるか、もしくはすでにかかったものが出てくるかですけれど、バイキングだと数種類のボトルを並べてあることがありますね。 

 

今回の帰国で宿泊した宿の朝食バイキングでも、サラダの脇にドレッシング各種が並んでいました。

 

以前こちらで出会った日本人女性に「日本ではサラダドレッシングにすら動物性の食材が入っていることがある」と聞いたことがあったので、念のために「これ、中身はなんですか?」と聞くことにしていました。 

どういう材料で作ったドレッシングなんですか、という意味です。

 

そういうことをいちいち聞く人ってよっぽどいないようですね。

 

あるお宿では、私の質問に対して給仕の方はすかさず

「ドレッシングです」とおっしゃったのですよ。笑

 

いや、それはわかるんですけど、例えばこのドレッシングの中身はなんですか?とさらに聞くと「和風、、、」と。笑

 

「和風ドレッシングには、材料は何が使われているんでしょうか?」ともう一度聞きましたら「さあ?(と首をかしげてから)厨房に聞いてきましょうか?」と。(この一言を言っていただけたこの宿は、オススメの温泉宿の方です、鉄道会社経営の温泉リゾートではありません。)

 

聞いてきていただいたら「和風は青じそドレッシングだそうです」と言われたので、ああ、それは市販の青じそドレッシングってことか!実際に中にどんな食材や添加物が使われているのかを把握して出しているわけではないのが判明してちょっとがっかりしましたが。  

 

ただ、このやり取りで私はなんと言うか、「あれれ、私の日本語能力ってこんなに落ちてるの?私が聞きたいことが、この方には全然伝わってない??」と焦ってしまいましたよ。

 

だって、北米の私が生活している場所では「これには何が入ってるの?」と言えば、すぐに「オリーブオイル、ビネガー、塩、胡椒、、、」などと中に入っている材料の名前が出てきます。

サラダの横に置いてあるドレッシングのボトルを指してる人が「これには何が入ってるの?」と聞いてるのに「ドレッシング」って答える店員はいないと思います。

材料のリストがすぐでてこないとしても「それはフレンチドレッシングだよ」くらいはすぐに出てくると思います。

それだけ、北米にはヴィーガンに限らず細かい要求を伝えてくるお客さんが多いから、とも言えますけれども。

 

次に同じような機会があったら、「これには何が入っているか」と言う聞き方ではなくて「このドレッシングに入っている材料はなんですか」と聞けばいいんだろうなと今では思います。

「何が入っているのか」って言うのが「材料は何か」と言う意味に受け取ってもらえないことにびっくりしたんですけどね。

 

「材料が何か」を質問してすんなり答えてもらったことが、今回の帰国時にはなかったので、ひょっとしたらそういう質問をするお客さん自体が少数派だということであって、私の日本語の退化ではないのかも、、、どうでしょうか。

 

 

食べ物屋なのに、出来合いのドレッシングを使うところが結構多いらしい

ドレッシングに使用している材料を聞きたかっただけでしたけれど、こうやって質問していて気がついたのは、どこも割と市販の(出来合いの)ドレッシングを使っているようだということ。

 

サラダのドレッシングくらい、食べ物を出す店の厨房で自作しないのは不思議ですけれど、出来合いを買う方がコスト削減になるのでしょうか、、、

 

今回、青じそドレッシングというのをやたらめったらあちこちで見かけました。

 

個人的には全然美味しいと思えないんですけれど、多分油が入っていないからヘルシー、ということで人気なんでしょうねえ。

 

よく聞いたのが「和風」「フレンチ」「青じそ」「サウザンド」

まあ北米でもお粗末なファーストフードタイプの食べ物屋では出来合いのドレッシングを使ってますしね。

チェーン店などではどこの支店でも同じ味のものを出せるように規格統一されている、ってことなんでしょうけれども。

 

出来合いのドレッシングで、ありがちなグリーンサラダを盛り付けただけでは、どこの店のサラダも同じような味で面白くもなんともないと思うのですけどね。

 

日本の食べ物屋で出てくるサラダって、これもまたハンコでついたように、アイスバーグレタス、キャベツの千切り、トマトときゅうり、これにコーンとかワカメがついてたり、って言う、こう言うの多いですね。

 

美味しいですかね? (素材が新鮮なら不味くはないですけれど)

なんでコーンが、、、? (アメリカに押し売りされてるんでしょうか、コーン?)

 

日本の食べ物屋業界は競争が激しくないんでしょうか?

いやきっとものすごい激しい生存競争があるはず。

 

なのに、サラダはどこもかなり手抜きな感じがするのは、サラダ自体が日本の客層にそれほど求められているものではない、、ってことなんでしょうか?

 

 

そう言えばうちの親も出来合いのドレッシングを2種類くらい冷蔵庫に入れてますけども、あんなものにお金出さずに自分で油と酢を混ぜたらすぐできますよね。

昔は母の手作りのドレッシングが常備してあったのになあ、、。

 

油の種類や酢の種類を変えて、ハーブを入れたりマスタードを入れたりしたらいろんな面白いドレッシングが3分でできちゃうのに、なんで出来合いを買うんでしょう!

ノンオイルとか、そういう「健康にいいかもしれない」という雰囲気で売り込んでいるような気もします。

 

瓶入りの出来合いのドレッシングなんか、いらない乳化剤や保存料やなんやかんや入ってるし、今回日本で久しぶりに出来合いのドレッシングをかけたサラダを食べましたけれど、なんだかやっぱり美味しくなかった。

 

食べ物屋で出てくるサラダ、ひょっとしたら肉や魚をたっぷり食べる人たちが「野菜も食べておかなきゃいけないから」罪滅ぼしに食べるものなのかな?

無理やり食べるんだから、なんでもいいんだ、という感じでしょうか?

 

美味しいサラダだったら「これもっと食べたい!」「また食べたい!」「この店のサラダ美味しいからメインとは別に単品で頼もう!」と思うのにね。

 

  

日本で食べるものはなんでも割と美味しい、、、というのは多分真実からそれほど遠くはないと思うのですけれど、サラダに関しては、今回入ったお店(とお宿)数件の中で、その店の創意工夫というか、厨房の方の手が入ってるなと感じられたのは一軒だけでした。 

 

わかめときゅうりの酢の物とか、ネギのぬたとか(貝類を入れないでくれたら!)菜っ葉のおひたしや胡麻和え、などなど、「サラダ」じゃなくてもあっさりした冷たい野菜の一皿で美味しいものはありますしね、冷たくなくてもいいなら、それこそ野菜料理は底なしのバリエーションを誇る日本食、、、それなのにあのサラダは一体なんなのか、

 

ヴィーガンですからね、サラダに文句言ってるんじゃないですよ、ちょっと不思議に思ったのです。

 


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思いのほかドカ雪でした。

 昨日の帰宅時に携帯で撮った写真は、積雪量としてはまだまだ大した量ではなかったんですが、横殴りに降り続ける吹雪で視界の悪い状況はなんとなく伝わるかなあ、程度のものでした。

今朝は、昨日から降り続いた雪がもっと積もって、こんな感じに。

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 右手、雪の中に突き刺さっている札のようなものは、除雪車が来るのでここは駐車禁止ですよ、というサインです。駐車していいと言われても駐車するスペースありませんけど。笑。でも、向こうの方に見えている二台の車は反対側の歩道わきに路駐されている車です。あっち側は駐車してもいいんでしょう。持ち主が戻ってきて乗って走り去る前に、かなり大変な掘り起こし作業が必要になることでしょう。

 

今朝のラジオでは、市内の小学校はお休みで、バスも運行できないところがあり、市長が、どうしても必要でないのなら外出を控えるように呼びかけているとのことでした。

ここの人たち、無理はしませんからね。笑

無理したってしょうがないです。それで良いんだと私も思います。

 

うちの職場のようなところには、来る人が激減する、そんな1日です。

でも、行き場のない人たちが来るかもしれないので、うちは閉鎖しませんけどね。

でも多分早仕舞いすると思います。

 

私はたまたまお休みの日だったので、悠々と家で過ごしていましたが、そうだ、この雪を写真に撮ろうと表へ出ました。

 

ここら辺は新潟県の海沿いなどの豪雪地帯みたいなドカ雪は降らないので、30センチくらいだろうと思って雪の中に足を踏み入れたら膝までズボッといきました。(玄関前など建物近くは吹き溜まりになっていて雪が平坦なところより深くなっていたりするので)

 

スノーブーツを履いてましたけど、これで無理やり歩いたらブーツの中に雪が入って来て嫌な感じになりますので、渋々雪かきを。

 

明日の朝出勤するときに慌ててやるよりはマシだし。

 

明日、もっと積もるかなあ、などと思いながら。

 

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うちの玄関から歩道まで、10メートルもないんですけど、果てしなく遠く見えた一瞬。笑 (右手前方に見えるのはうちの車の縁の部分です)

 

いつもは雪かきは夫任せなんですが、今風邪引いてるので、風邪っぴきの人にやらせるにはちょっと、、、。しかしこれ、普段雪かきしない腰痛持ちの私にも辛い。

無理せずノンビリやりましたよ。

写真撮りながら。

 

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積もってる雪の真ん中あたりに黒い棒がニョキっと出てるのが見えますでしょうか。これ、車の後ろの窓の上あたりからニョキっと出てるアンテナの先っぽです。 

 

 

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ご近所の真っ赤な車とドライブウェイ脇の消火栓(っていうんでしたっけ、Fire Hydrant)こんなに雪に埋もれてますが、こういう時に火事になっちゃったら大変ですね。

 

 

先日生姜を使い切ったので、生姜を買いに行きたかったんですけれど、今日のおかずは生姜なしで済ませよう。

 

 


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デイライト・セイヴィング・タイム、夏時間が始まりましたよ

本日、三月十四日は我が家のある北米東北地帯はスノーストームです。仕事を終えて帰ろうかなーと外を見たら、午後から細かい雪が降り続いていたのが、かなりしっかりと積もり始め、うちの最寄りの駅を降りたらば、すっかり雪景色、いや、ストームでした。

今朝家を出るときには、だいたい1メートル四方くらいしか雪が残っていなかった道路側の庭(冬中積もっていた雪が徐々に溶けて減っていたのです。)も、すっかり新雪に覆われまして、景色はすっかりひと月前に逆戻り。。。

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毎年そうなんですけどね、

春が来そうだ、と思うとスノーストームが来て、ああ、春はまだ遠いんだった、、と。

 

まだまだ本当に冬は終わっていませんけれど、それでも春を感じる(時もある)この時期に、デイライト・セイヴィング・タイムに切り替わります。

下記はおととい書き始めた「春」のお話です。

 

夏時間の始まり

 

3月12日、日曜の早朝(2時でしたっけ)に、北米の時計はみんな1時間早まり、朝起きると、昨日までの目覚まし時計で6時に起きても、携帯やパソコンでは7時になっている、、、という、睡眠時間が1時間減る春の1日です。

 

これ、日本に住んでいる家族や友人にいくら言ってもわかってもらえないのです。

「ふ〜ん、時計ずらすんだ〜、面倒臭いね〜、で、話変わるけどさ、、、、」

という感じです。

 

日本と私の間の、時差が1時間縮まりますからね、大事だと思うんですけれど、向こうにいる人たちには大した問題ではないらしい。

 

でも、私がうっかり時差を忘れてメールやメッセージを日本時間の夜中の1時に相当する時間に送ってしまったら、アラーム音で眠りが妨げられてしまう、、、というのが、ちょっと緩和されるわけですよ、1時間だけですけれど。

 

実際に生活する上では、昨日までなら薄暗くなっていて「あああ、1日が終わった、ああああ、疲れたねええ、、あああ、もう夜だよ、早くご飯食べて片付けて明日の支度してちょっとくらい寝る前にリラックスしたいのに、あっという間に夜中になっちゃったよ」

というのが、「あれ、今7時だけど、まだ明るいよ、なんだか夕方っていうよりも、午後って感じよね、なんだかまだまだ一日が続いてる感じがして、エネルギーも湧いてくる気がするねえ、じゃあちょっと今から出かける?」

なんていう感じに、気持ちがシフトします。

 

そういう単純なのは私だけか?とも思いますが、でも実際に、この時計を1時間ずらすことで、人間のリズムはかなり崩れるというか影響を受けているようで、当地の知人友人の中には、「デイライト・セイヴィング・タイムに切り替えた後一週間は眠りが浅くなる」とか、疲れやすくなる、とか、何かと体に堪える、って言います。

 

ついこないだ14時間の時差と片道合計で20時間ほどの太平洋横断の旅をしてきた身には、1時間くらいで何を言ってるんだろう、という感じで、片腹痛いよ、と思いがちですが、でもやっぱりそういうのはあるらしくて、時計をずらす年に二回の週末明けには、交通事故が増えるんだとか。

 

私個人としましては、体に不調をきたすとか、眠れなくなるとか、そういうことは全然なくて、それよりも時計を切り替えた後は、夕方暗くなる時間が1時間遅くなりますので、それが何より嬉しくって。。。

 

仕事を終えて表に出るのが夕方5時なんですけども、これが、クリスマスを乗り越えてしばらくすると、日に日に5時が薄明るくなり、三月のこのくらいの時期になると、時計を1時間遅らせるのでググッと明るくなり、そうすると「もうすぐ夏だ、もうすぐだ、もうすぐだ〜」とワクワクしてくるのです。

 

とはいえこれを書いている現在の気温はマイナス9度ですし、明日はどうやら天気予報によると 25〜35センチのスノーストームになるらしいです。(追記:この時点では翌日に予報されていたストームですが、一日半遅れて来ました)

 

毎年三月四月になると、春だ春、冬が終わるぞ、終わるぞ、、、とみんなワクワクして落ち着きがなくなるんですが、四月の終わりぐらいに一回ドカ雪がきたりするので、まだまだスノーブーツや滑り止めのスパイクを仕舞い込んでしまうのは早いのです。

 

でも、やっぱり日照時間が長くなるだけでも、春を感じる昨今なのです。

 (追記:今日の時点ではスノーストームでお日様を感じませんけれども、それでもやっぱりこれ、春のスノーストームですよ。何が違うんでしょう、、そうですね、夕方5時半過ぎてるのに真っ暗じゃない、ってことでしょうかね。)

 


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カノウユミコさんのレシピと土鍋

日本に帰省したらぜひカナダに持って帰りたいものが一つありました。

日本のレシピの本です。

 

ネットであちこちで目にしていて、気になっていた方がいらっしゃったんです。

それは、カノウユミコさん。

 

随分前から活躍されている方のようなのですが、私がお名前を目にして気になり始めたのはここ1年くらいのことです。

やっぱり野菜の料理のアイデアを探していたら出会う方みたいですね。

 

何冊も本を出していらっしゃるようなので、どれがいいのか、どれもいいんでしょうけど、全部買ってもしょうがないだろうし、だいたい世間の評判が良いからと言っても、自分が使いやすいかどうかはまた別の話です。

 

ということで、日本で買って来たのはこちら。

 

そして、試しに作ってみたのは、春菊と酒粕のグラタンです。

 

酒粕好きですからね。笑

 

春菊も好きですけど、春菊はいつも鍋物にパッと入れてがっと食べるだけで、特に他に使い方というのもなく。

うちの近所の中国スーパーでは両手に抱えきれないほどの束で売っているので、これを使い切るのは苦労していたんですが、今回のこのレシピだけで半分は使いましたね。笑

 

レシピは二人分ということなんですが、うちは私も夫もたくさん食べるので、多分日本のレシピの二人ぶんではたらないだろうと思って2倍量で作りました。

余りましたけど。笑

別のおかずも作りましたしね、比較的しょっぱいと感じたせいもあってたくさん食べられなかったというのもあります。

 

調理中も、春菊のいい香りがして、夢心地でしたよ。

いつも作っているキャセロールには炭水化物を入れて一皿でご飯が完結するようにやっているのですが、カノウさんのレシピだと「おかず」になります。

味噌と塩が入るので、レシピ通りだと私にはちょっと塩分がきつい感じがしました。(カノウさんが使っている味噌と私が使っている味噌が同じではないから、そういうことになるのかもしれませんね。)

次回は塩分控えめで作ってみたいと思います。(うちの味噌の場合、塩は入れなくて平気。)

 

他にも春菊を使った美味しそうなレシピがいくつか、それ以外にも里芋とか大根とか、野菜が色々と面白いことになっています。

 

こちらにいると、「じゃあこれ作ってみよう!」と思い立ったらわざわざアジア系の食材店まで行かないといけない(し、行ったとて鮮度の良いものがあるとは限らない)のですが、それでもあれこれ作ってみたいので、週末に一品か二品作って楽しめれば、、と思います。

 

土鍋でご飯

もう一つ、日本ではご飯を炊くために小さめの土鍋も買って来ました。

 

これが重たいのなんのって。

 

預け入れ荷物に入れて割れてしまってはシャレにならないので、機内持ち込みの荷物に入れましたが、乗り継ぎの時間が4〜5時間ある場合、やっぱり椅子にずっと座ってるんではなくて、ウロウロと空港内をうろついたり、気が向いたら市内に出て時間を潰したっていいくらいですが、この土鍋のせいで今回はじーっと空港の椅子に座って本読んでましたよ。

ちょっと動いてみましたけど、やっぱり重いんです。

 

そうやって持って帰って来た土鍋。

夫には「君と僕とはプライオリティーが違うね」と笑われました。

そうですよ、こちとら食いしん坊ですから。笑

 

先日、やっと待望のご飯を炊いてみました!

 

うちはガスじゃないんで、電気の調理台でどこまでできるのか、、、というのと、ちょっと夕飯の支度を始めたのが遅かったので、電気で時間がかかっちゃうのは嫌だったので、卓上コンロでやってみたのです。

 

それがいけなかったのか。

卓上コンロの上に土鍋を置いて、説明書にあった「弱めの中火」ってこれくらいかなあ、、、とあたりをつけて調理を開始。

 

その日は帰国初の週末でしたので、待ちに待ったカノウユミコさんのレシピも一つ試したくて、そんなわけでご飯への集中力はなく、「中火で15〜17分と書いてある」と適当に時間を図り、20分くらいしたところで「じゃあ止めて蒸らしにすればよかろう」と火を止めてしまったんですが、しばらくして蓋を開けたらコメはまだ生煮えでした。

「弱めの中火」がどれくらいなのか、正確なところは知るすべもないのですが、私の卓上コンロの中火の弱めよりは強いのではないかと。

 

説明書をもう一度読みましたら「鍋の蓋の隙間から湯気が勢いよく出て来たら、、、」という見極めどきについて書いてありまして、最初に説明をきっちり読んで把握しないで使い始めちゃいけないなあと反省。

 

生煮えだと気がついてから再度火を入れて、今度は湯気が出てくるまで待って火を止め、10分くらい蒸らして食べました。

宣伝にあるような素晴らしい美味しさのご飯ではありませんでしたけど、失敗してやり直したご飯だとはわからない炊き上がりでした。

 

電気調理台は、希望する温度まで上がってくるのが遅いので、ガスで調理する場合の時間の目安は一切あてになりませんけれど、試行錯誤して使いこなせるようになりたいものです。

 

 


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エア・カナダの特別食

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今回の旅では、エア・カナダを利用することにしました。

できれば日本の航空会社を利用して、日本経済を支援したいとも思いますが、一般庶民にはチケットの価格が比較的財布に優しいところがやっぱり魅力的に感じられ。

 

あと、アメリカ経由は極力避けたかったんですよね、面倒だから。

あの45代目がムスリム諸国の国民に関してとんでもなく迷惑な命令を下すことなんかはもちろん事前に予測していませんでしたが、そんなことがなくったってアメリカへの出入りは時間がかかるし嫌な思いをすることも多いですから。

 

というわけで、エア・カナダの特別食です。

私はヴィーガンですから、Strict Vegetarian を希望しました。Veganのことを Strict vegetarianっていうの、あんまり好きじゃないんですけどね、まあここでゴネても仕方ない。

乳製品や卵を食べる人は、Vegetarian Lacto-Ovo です。

 

実は私が座った席のお隣のカップルは二人ともそれとは別の特別食を召し上がっていたようで、なんなんだろう、とても気になるなあ、と思っていたのですが、実際なんだったのかは解らずじまい。

席に着席した直後、一般食がチキンのなんやらとビーフのなんやら、というのをメニューを見て知った彼女が「私やっぱりこのチキンを食べたいなあ」と言っているのを小耳に挟んだんですよね。

その時は彼女も特別食の人とは知らなかったので、ああこの人はFAが食事を配りに来る前に何がいいかすでに決めてるんだなあ、と。

 

食事の時間がやってきて、実際に特別食を受け取った時に彼女、「これじゃなくて、チキンに変えてもらえますか?」と聞いていました。

 

事前に申し込んだ特別食ですからね、当日「やっぱりチキンがいいな」って言われても向こうは余分なんかないんじゃない?と思いましたらやっぱりFAが「もうこれで手配しちゃってるので、余分はありません」と却下してました。

でも、特別食を要求しつつも、その時のチキン食でもオッケーだったというのは、どういう特別食だったのでしょうか。

 

ヴェジタリアンじゃなかったことは明白ですね。

 

では、特別食というのは、他には何があるのでしょう?

というわけで、自分の食事についていた札をもらってきましたよ。裏側にはあらゆる特別食がずらずらと書き連ねてあります。たくさんありますよ〜。

 

エア・カナダの特別食リスト

丸ごと書き写すとこんな感じです。

 

Asian Vegetarian

Baby

Bland

Children

Diabetic

Fruit Plate

Gluten intolerant

Hindu

Kosher*

Low Calorie

Low Fat

Low Salt

Muslim

Non Lactose

Vegetarian Oriental

Strict Vegetarian

Vegetarian Lacto-Ovo

 

 *Kosher mealのみフライトの24時間前までに申し込んでおく必要があるようです。詳しいことはエア・カナダにお問い合わせあれ。

 

日本での外食では「ヴィーガンなんですけど」とあたかも世界中で一番面倒くさそうな要求をしてるような気分になりましたけど、このリストを見て見たら、そうですよね、世間には宗教上の食事制限のある人もあれば健康上の食事制限がある人もいて、子連れもいて、食べるっていう場面ではいろんな事情が入り混じるのです。

お店の人に理解していただいて、ちょっと融通をきかせてもらいたい人たち、たくさんいますよね。

 

さて、リストに話を戻しまして、、、

 

Asian Vegetarian と Oriental Vegetarian との違いってなんだろう?ととても気になります。単なる重複した情報だったりしそうですけどね。

Blandって、英語では味が薄すぎたりしてナンジャコリャ、っていう場合によく使う形容詞ですけれど、そんな食事を求めるって一体??とこれも謎なんですが、フランス語の表示では semi-liquide(液体に近い状態)て書いてありますから、消化に良いってことなんでしょうかねえ?不思議ですね。

 

お隣の彼女が要求していた特別食は、きっとGluten intolerant もしくは Non Lactoseか何かだったのかもしれませんね。

きっとそのフライトの普通食はテリヤキチキン(チーズやクリームが入ってない)とご飯(グルテンフリー)だったんですよ。 多分、、、。知りませんけど。笑

 

さて私の場合は、肉も魚も乳製品も卵も、動物性のソースや出汁も入っていなければなんでもいいので、 Asian Vegetarian もしくは Oriental Vegetarianが何なのかがわかれば、それでもいいかも。面白そう。

 

 

エア・カナダの特別食のセレクションはサイトでも見られますが、それぞれの食がどう言ったものなのかは一切説明されていません。

それを要求する人はそれくらいわかってろ、ってことなのかもしれませんけどね。

でも、私が精進料理や台湾素食しか食べられない人(玉ねぎや生姜がダメ)だった場合、私は一体OrientalなのかAsianなのか、どっちなのかしら。

 

興味のある方はエア・カナダに電話してお問い合わせください。

 

いずれにせよ、機内食には文句を言う人もたくさんいますし(まあ気持ちはわかりますが)あんなものは食べやしないと言う人も結構いますが(私は食事を飛ばすことだけはできません、お腹が減ってはたまりませんから)、地球温暖化の進む現代で、空の上を飛びながら食事をさせていただけると言うのはありがたいことです。

 

そのうち、飛行機での移動なんかできなくなる時代がやってきたって不思議ではないですからね。

 

 

 

 


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