食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ヴィーガン対応できなくて2020は大丈夫??

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この報道を見た時の気持ちは、45代米国大統領選結果を知った時と方向性は同じ、今思うとそのマグニチュードはかなり小さめでしたが。あちゃー、大丈夫かな、、

 

日本でのヴィーガン外食環境について色々と検索し続けながら感じたこと

それは、 

「日本はこんなんで、外国からの観光客を受け入れて”おもてなし”できるんだろうか?オリンピック景気を狙っている東京だって、この規模の大都市でこの程度で大丈夫?」

 

招致スピーチであんなにも大仰に「おもてなし!」と宣伝しておいて、きて見たら食べられるものがないじゃない!と旅行者がびっくりするのでは?

 

と夫に言ったら「いいんじゃない?ヴィーガン旅行者のことなんか気にしなくったって。どうせ少数派でしょ」ですと。(夫は日本人じゃないのでおもてなしの心を持っていないのでしょう。)

 

いえいえ、ヴィーガンは年々各国で徐々に増え続けているんですよ。

 

夫:「でもそうは言ってもヴィーガンなんてどうせ1%もいないでしょ」 

 

アスリートでヴィーガンな人も結構多いんですよ。

特にアスリートは、パフォーマンスに関わりますからね、滞在中はきちんとしたものを食べたいでしょう。

 

夫:「でも選手たちは街に出て外食しないでしょ、選手村で美味しいヴィーガン食を食べられるでしょ。」

 

でも、オリンピックのゲームをわざわざ外国まで見に行こうというファンの中には、目当ての選手たちの食生活に影響を受けてヴィーガンになった人たちだって多いのではないでしょうか?

 

希望的観測でしょうか?

 

やっぱりヴィーガンがもっともっと普及しないと!

などとと夫に向かって力説しながら気になりました。(力説されても夫も困ります。)

世界各国のヴィーガンの普及率、現状はいかほど?

 

まずはヴィーガン先進国の一つ、イギリスは?

イギリスのヴィーガンソサエティの報告によると、2016年の時点で少なくとも54万2000人がヴィーガンである。

"At least 542,000 people in Britain are now following a vegan diet and never consume any animal products including meat, fish, milk, cheese, eggs and honey. This is a whopping increase since the last estimate of 150,000 ten years ago." (英国では少なくとも54万2千人がヴィーガン・ダイエットを実行しており、肉魚牛乳、チーズ、卵、蜂蜜などを含む動物性食品を一切摂取しない。10年前の15万人という数字から見ると脅威的な増加である。)

2016年の英国の人口が65,111,143人なので、0,83%、、そうか、大勢ですけど、総人口と比べるとやはり少数派ですね。

 

ヴィーガン人口に関して確実な数字というのはなかなか解明されにくいとは思いますけれど、世界中でどの程度ヴィーガニズム(というよりはむしろヴェジタリアニズムか)が普及しているのか、どれくらいの人々が、外食するときなどに「動物性食品」を避けたい、もしくはどれくらい入っているのか把握した上で、自分に適切な量もしくは頻度に抑えるようにしたいと思っているのか、ということを想像するには、こちらのwikiのページがちょっとした参考読み物になります。

https://en.wikipedia.org/wiki/Vegetarianism_by_country

国ごとのヴェジタリアニズムの現状がパッと見渡せます。

 

とはいえ調査結果の年や調査方法、調査団体、ヴェジタリアンという言葉の定義などがそれぞれの国で若干異なるので、これ一つをとって断定的なことは言えません。

 

例えば、このwiki のページによると、2003年のカナダのヴェジタリアン人口は4%で、日本の2014年のヴェジ人口は4,7%となっています。

 

10年前のカナダと一昨年の日本のヴェジタリアン普及率がほぼ同じくらい、、、ふ〜ん。

本当かな?

ちょっと怪しい気がしますね。笑

 

日本の方でたまに「私はヴェジタリアンです」と言いつつ魚は食べるとか、出汁だったら入っていても大丈夫です、という方がいらっしゃるので、ここら辺の定義次第ではこの数字も変動するかも知れません。

 

しかも、ヴィーガンは2,7%ほどとありますが、どう考えてもイギリスより日本の方がヴィーガンが普及しているとは考えられません。

もしかすると、この2%は4,7%の中の2%ということなのかも知れませんが。

 

細かいことは置いといて、

仮に世界中から日本にオリンピックを見に来る人たちが、世界中のヴェジ人口の割合を反映すると考えると、ものすごく大まかに言ってしまえばヴェジ訪問者の割合は大体1〜5%以内にとどまる程度かなと言えますね。

 

2020年まで、あと3年ありますが、これまで西欧各国でヴェジ人口が増えてきた傾向がこのまま続けば、もうちょっと割合も増えていることでしょう。

もっともっとガンガン人口増加したらば、もっともっと増えますね。

 

日本のおもてなしも、もうちょっとヴィーガンを考慮したものに変化していくといいですね。

 

特に、日本伝統の食文化を売りにして、精進料理のお店をどんどん増やしていただきたい!

 

もちろん、世界的チェーン店のスタバなどが、ヴィーガンメニューを展開したら、外国に行っても馴染みのある味が恋しくなるタイプの旅行者にとっては嬉しいでしょうし、それで言ったらマクドナルドとかサブウェイもちょっと頑張ってみればいいですよね。

 

オリンピックは東京ですが、一旦日本を訪問した旅行者たちは、多分そのついでに京都とか、他にもよその国では見られない日本らしさを経験したくて各地を訪問するでしょうから、ヴィーガン(もしくはヴェジタリアン)のお店、東京だけじゃないですよ!

 

例えば、日本各地にたくさん存在するそば屋さんが「ヴィーガン・そばつゆあります」って言ってくれたら、それだけでもうかなりヴィーガンは嬉しいです。

ヴィーガン・天ざるなんて、簡単じゃないですか!

無理やり衣でスーパーサイズ化した海老の天ぷらなんかいらないんですよ。

野菜の天ぷらとざるそばとヴィーガン・そばつゆ、薬味はそのままで、それだけです。

 

書いてるうちに、日本の心配じゃなくて自分の心配になってきました。

 


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カナダ土産はどうするか。

日本に帰省する時には、大したものではありませんが、やっぱりなんとなく家族にはお土産を持って行きます。

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定番は、缶入りメープルシロップ。

 

ナイアガラのアイスワインとか、BCのハイダのネイティヴ・アートとか、そういう素敵なものも日本からの旅行者が持ち帰るお土産品には向いているかもしれませんが、私の住んでる地元の名産ではないので、買いません。

ナイアガラ近くもしくは、せめてオンタリオ州にでも住んでいたら、アイスワインを!なんて思うかもしれませんけどね。

 

ケベック州の私は、ケベックといえば、のメープルシロップなのです。

値段も安めで。笑

 

メープルシロップについてはずいぶん前にこんなこと書いてました。

 


今回は短い滞在ですので、お土産を渡したい相手も限られています。

親以外はちょっと移動して会いに行くので、あんまり荷物になるものは持って行きたくありません。

メープルシロップって、重いし

私がいつも持って行くのは540ml入りの缶入りなので、味見程度で十分だという人には却って迷惑がられます。

でも、お土産物屋に出回ってるようなああいう小さなプラスティック瓶入りのはいつ収穫されたものなのかも不明だし、割高だし、どうしても買う気になれないのです。

 

缶入りのメープルシロップは、開封したらガラス瓶に移し替えて、冷蔵庫に入れて保存しますが、540mlがちゃんと入るガラス瓶の空き瓶がお土産を渡された人の家に常にあるとは限りませんしね。

 

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我が家では、サイズがちょうどいいので、蓋をできるGrolschの空き瓶にいつも詰め替えてます。

 

なので、今回は、シロップは親にだけ。

重いものを持ち歩くのが本当に嫌なので、他の人たちにはメープル・クッキーを持って行きましょう。気持ちだけです、本当に。

 

うちの親にはそれとは別に、ベーグルを買ってきてくれという指示を受けました。

NYベーグルとは全然違って、とても美味しいわが町のベーグル。

手前味噌ですって?

いえいえ、事実ですよ。笑

 

フライトの前夜に焼きたてを買ってきてスーツケースに入れて持って帰りましょうか。

でも、焼きたてを買って来たって、移動時間で20時間くらい経ってしまいますから、味はちょっと落ちますよね。

こんなにしてまで食べたいと思ってくれる人の「ああ、あの焼きたての味を思い出すわね〜」という思い込みという調味料がついてるからこそ、美味しく食べてもらえるものなんでしょう。

 

それにしても、日本からだったらお土産品の選択肢はかなり広いですが、カナダからだと本当に限られてます。

カナダは日本のように製造業で成り立ってる国じゃないですからね。

 

カナダのお土産について、about.com にページがあったので(そんなものまで!)見てみましたら、「なんといっても」スモーク・サーモンだとか(笑)、あとはカナダ発祥のブランド品(化粧品ブランド一つ、衣料品ブランドが二つ載ってました)が、そのブランドがお好みかどうか、相手にもよりますし、だいたいお土産で化粧品やら洋服って迷惑なんでは、、と思うのは私だけでしょうか。

カナダ製品の選択肢がかなり限られているから、無理やり加えただけっていう気がやっぱりしますね。

 

やっぱりカナダといえば、天然資源で成り立ってる国ですからね。

土産にカナダ産の材木とか湖とか電力とか持って帰れませんし。

 

 

やっぱりカナダには来ていただく、これが一番ですよね。

 

www.youtube.com

 

土産の話からは外れてしまいましたが、、、

カナダって、こんな国です。本当に岩と木と水、たくさんあります。

 


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日本語を聞き取る練習になるような、、

週に一度、フランス語を母国語とする方と、ランゲージエクスチェンジなるものをやっております。

 

フランス語をもうちょっとマシにしたい私と、日本語、もうちょっと流暢になりたい彼女。

 

私のフランス語は、カフェなどで盛り上がってワイワイ喋ってると、たまに人が振り向く「なんじゃこりゃ、喋ってるやつは誰だい?」というようなレベルですが、生活の場で常に触れる言語なので、下手くそとはいえまあ言いたいことは言えるし、よく使う言葉はスルスルっとでてきます。

 

反対に、日本語という、周囲に使っている人がほぼいない言語を学習している彼女は、一度マスターしたはずのひらがなやカタカナも「あれれ?す、す、す、、ってどうやって書くんだったっけ」などと、現状レベルを維持するのにも努力が必要です。

 

そんな彼女にもっともっと日本語を聞いてもらって馴染んでもらおうと、以前からユーチューブなどで、分かりやすい日本語の教材(になるもの)を探しているのです。

 

探しては「これどうだろう」と一緒に観てみて、頑張って理解しようとする彼女の質問に答えたり、すごく早口なので聞き取れないという部分をゆっくり言い直してあげたりします。

 

彼女もフランス語のニュースとか料理番組とかドラマとかを観せてくれて、やはり一緒に言い回しを書き起こしたり、よく使う表現をメモったり。

即効性はありませんが、徐々にやっぱり上達しているのか、職場でも「前に比べると(←ここ重要)あなたフランス語上達したよね」と言われることが。

 

上達したよね、って言われてるうちはマダマダなんですけれどね。

それでも周りは、以前よりは私のフランス語に耐えられるようになっているので喜んでくれているのでしょう。笑。

 

いや、今日の話題は私のフランス語ではなくて、日本語学習者にとって使える日本語ビデオについて、です。

 

使えるビデオ、、、、まだ出会ったことがないんですよ、、、実は。

 

日本人の私が観て、これは単純なことしか言ってないし、彼女の興味に沿っているし、、これはそんなに早口じゃないし、、と思っても、いざ一緒に観ていると、やっぱり学習者には難しい!

 

お料理が大好きで、日本の食べ物も大好きで、食べ物に関しては割とボキャブラリーもある人なので、料理に関するものを選ぶことが多いのです。

 

料理番組なんていかにも使えそうでしょう?

 

「今日は***を作りましょう。材料は、*、*、*、そして、*です」「最初に*を切ります。次に*と*を炒めます。そして塩と胡椒を加えます」なんて感じでいかにも順番の表現とか、数字の数え方とか、食べ物の名前とか、料理するときに使う動詞とか、はっきりわかりやすく説明してくれそうですよね?

 

でもなかなかそういう簡単なものってないのです。

 

最近試したのは、土井善晴さんの焼き飯なんですが、土井さんが関西弁だってことをうっかりしていました。

これです

卵たっぷりの焼き飯、ヴィーガン的には迷いましたが、日本語学習のための教材だと割り切って。笑

 

 

彼女、全く聞き取れなかったようです。関西弁のせいじゃありません、単に以前学習した表現や語尾などとぜんぜん違う言い回しが続出するせいです。

 

でもね、聞き取れなかったのは関西弁だからというだけではなくて、例えば、「卵です」が「卵になります」とか、「こういうのは、、あれですよ、、」とか、そう言った表現が頻出するせいもあります。

現実の会話って一文ずつきっちり話し始めて話し終わるとは限らないですからね。(特に日本語はその傾向が強いのかも、、、とも思いますが。)

 

まあ、「焼き飯」で始まった番組が途中で「チャーハン」に(言い方が)変わるくらいは、現実の社会で使う言葉ですから、両方同じことよ、覚えるしかないのよ、ってことですが、言葉を濁す文末というんでしょうか、これがなかなか難しかった。

 

あと、日本語は主語を使わずに話し始める言語ですので、料理しながら話し始めて、ちょっと間が空いて文を言い直したり、いきなり言い終わったりするときなどは、これをきちんとした一文に言い直してあげてからでないと説明のしようもない。

 

やっぱり大人の料理の番組は難しすぎたのか!と。笑

 

では子供向けの番組なら、もうちょっと語彙も表現も子供向けでわかりやすいかなと。

 

はてなでよく訪問させていただいているブログ、「色々虎威 ゆるり」の虎ちゃんさんが、以前お子さんがお好きだという子供向けの料理&教育番組「キッチン戦隊クックルン」についてブログで紹介されていたので、これはいいかも、と一緒に観て観ました。

 

 

 

でも実際に一緒に観ていたら、やっぱり「ちゃんとした文法を使っていない日常的な言葉遣い」「子供番組(アニメ番組)ならではの語彙」「滑舌があまりよくない子供俳優が言ってることが聞き取りにくい」「日本人にしかピンとこないカタカナ語が頻出」という壁が。笑

 

もちろん、この番組は日本で育っていて日本語がちゃんと喋れる子供達を対象にしているので、別に文法的にしっかりしていなくても、大人の日常生活で使えるボキャブラリーじゃなくても、滑舌が悪くて外国人には聞き取りにくくても、そんなことはどうでもいいのはわかっているのですが、一緒に観ていて、かなりの頻度でビデオを止めて、

 

「戦闘」っていうのはね、、、、普段使う言葉じゃないんだけど、戦うっていう意味でね、、、、」と解説したり、「今この子が言ったのは、***、ちょっと滑舌悪いから聞き取りにくかったね」とか。

 

これ、別に日本の子供番組の中で特別難しいとかそういうわけでは全くないと思いますが、これを見て普通に聞き取って理解できるっていうのはやっぱり日本語ネイティヴの耳と語彙力、表現力があるからなんだなあ、と改めて納得しました。

 

子ども向け番組を初級編、入門編、と捉えることには若干無理があるのか、、、。

 

一方大人向けの料理番組だと、やっぱり番組を持つくらいに有名で人気な方がお料理しながら説明している、という形式で、その説明の合間にその方の面白さというか個性を発揮させるような喋りが挿入されるので、この喋りの部分が学習者にはやっぱり難しいと思うのです。

しかも、みなさん結構早口でまくし立てるんですよね。

 

現在、余計な喋りがあまりなくてただ淡々と手順だけゆっくり話してくれるビデオを探しています。

でもそういうのは普通に日本語が堪能な日本の視聴者には特に面白くもないでしょうから、あんまりありませんよねえ。

 

 

彼女はフランスのお笑い系ドラマのビデオとかドキュメンタリーとかを観せてくれるんですけれど、日本のお笑いはとてもじゃないけど学習者に見せてもついていけないだろうし、日本のドキュメンタリーやドラマも、なんだかね、きっちりと文章ができているものってなかなか、、、。

 

日本語って、きちんとした文法の決まりはあるはずなのに、実際にネット上のビデオなどで耳にするものは、助詞が抜けていることはしょっちゅうだし、砕けすぎていてどう説明していいやら、、という表現もたくさんだし、カタカナ語なのか、意味のわからない擬音語とか、音?も結構あります。

 

砕けた言い回しがいけないわけではないのですけれど、言語のアナキズムがすごいとでもいいましょうか。

 

聞いていて、この言語を母国語として話していた人間なはずなんだけれど、この言葉、こんな風にしか話せないものだったっけ?

と聞いていてなんというか、ちょっと恥ずかしい気持ちになることもしばしば。

女性が「ちょっと頭悪い」っぽい話し方をする、もしくは対話の中で「よくわかってない人」の役割を演じている場面もよく見るのですよね。

こういうのは見ていて不快感を感じるので(日本出身の自分がそうなので、フランス出身の人にはもっと不快なのではないかとおもわれます)あえて見せたくもない。

 

やっぱり料理番組程度のものが、食べ物の話で楽しみつつも語学学習に集中できる一番いい素材かなあと。

 

何か、外国人の日本語学習車に見せてあげたいようなYouTubeビデオ、ご存知の方いらっしゃいましたら教えてくださいませ。

 

 


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温まる、ヴィーガン粕汁

冬は暖かいスープが美味しいですね。

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酒粕を入れたスープは、唐辛子とか入れなくても体がホカホカと温まって冬にはぴったり。

私は粕汁が何しろ大好きなので、冷凍庫に酒粕を常備しております。

 

ヴィーガンになる前は、粕汁といえばサーモンとか豚肉とか、動物がちょっとだけ入っていました(たっぷり入れなくても、出汁になる程度で十分)が、ヴィーガンになってからはもちろんそういった動物性食品は入れません。

 

それでも、美味しいことに遜色なし。

 

動物性の出汁に慣れている人は、かつおだし、サーモン、豚肉、などがないとコクがないだろうとか味がぼやけるだろうとかついつい感じてしまうようですが、そんなことはありませんね。

高価な「ヴィーガン用の特別食品」が必要なレシピでもなんでもないのに、軽くヴィーガンです。

 

昆布出汁と中に入れる野菜の味と、酒粕、これで味の基本はバッチリです。

私はあんまり乾燥しいたけの香りが好きではないので、出汁にも乾燥しいたけを使うことはほぼありません。

 

さて粕汁。 

味噌汁と同じで、具は好みのものを好きなだけ入れればよく、仕事から帰ってその日の夕食に、と支度してもちゃんと短時間で美味しく作れますので、ヴィーガンの味方ともいえます。

 

私が普段よく作っている粕汁には

  • 人参
  • エノキダケ
  • ごぼう
  • 大根
  • 白菜
  • 糸こんにゃく
  • 韓国もち(本当の名前を知らないのでこう呼んでますが)
  • 里芋
  • 白味噌少々
  • 塩麹少々

 

 

などが入ります。

里芋、だいこん、ごぼう、白味噌などは、家に在庫がないことも結構あります。

 

基本的に具沢山で、里芋もしくは韓国もちなどでちょっと炭水化物のとろみを加える感じが好きですが、入れなくてスッキリしたお汁も美味しい。

 

これに青ネギの小口切りと七味唐辛子をパパッとかけて、熱々をいただくのです。

 

最高です。

 

ここ10数年来、わが町でも日本の食材がどんどんと手に入れやすくなってきています。(たまに鮮度の悪すぎるものもありますので、日本と同じくらいというわけにはいきませんが。。)

 

以前はエノキだとかごぼう、糸こんにゃくなんか、見ることはありませんでした。最近は韓国の食品店が結構あちこちに増えているので、韓国でも食べられている食材などからだんだんといろんなものが入手しやすくなってきたという感じです。

 

実はここ数日、暖冬の「暖」を満喫しているところなのですが、外で雪がシャーベット状になってる時って、空気中の湿度が感じられて案外それも寒いのです。

今週はちょっと先週よりも冷えるみたいですし、粕汁、たっぷりいただいて温もりたいと思います。

 

 


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日本のヴィーガン事情はどんな感じ?心の準備

来月、ほんの一週間ですが日本に帰省することになりまして。

ヴィーガンになってから、初めて踏む日本の地でございます。

 

滞在期間が短い上、一人での帰省ですので、大した観光とか外食を予定しているわけではありません。

 

夫を連れて帰省するとね、やっぱり日本のこういうところに連れて行ってあげたい、とか、ここを見せてあげたい、とか、そういう欲が出て、ジャパンレールパスを手配したり宿を色々見たり、、、大変ウキウキするわけですが。

 

 

自分一人ですから、今回は冒険旅行は無し。

 

 

でも、移動はあるんですよ。ちょっとだけですけど。

ジャパンレールパスを買うほどの頻度で新幹線には乗りませんけれど。

 

 

移動するとなると、やはり気になるのが「電車に乗る前にちょっと小腹が空いたから、とふらっと入れるようなお店にヴィーガンもしくはヴェジタリアンのオプションはあるのか、そういうお店自体あるのか。」

 

なかったらコンビニでオニギリでも買って、、と思いますが、おにぎりもよく原材料を見てみないことには、梅のおにぎりにも鶏エキスが入っていたりする、という話は以前教えていただきました。

 

噂では、サラダのドレッシングなんかにも肉エキスが入ってるとか。本当なんでしょうか?

 

 

一人で移動している時なら、よっぽどおせんべいでもかじってればいいんですけど、他の人と一緒に夕飯を、という場面などで、ヴェジなお店を探すというよりも、なんでも置いてあるような店でサラダでも注文してみる、という選択があればいいかな、とも。

 

 

親は私が動物性食品は食べないということ、知ってるんですけれど、だからと言ってヴェジの店を探してウロウロ、、という展開に付き合わせるわけにも行きません。

 

やっぱり前もってヴェジのお店を見つけて置いて、そこへ行こう、と提案するというのが一番安心だろうと思いますね。

 

 

現在の日本でヴィーガンがきちんと食べることができるお店はどれくらいあるのか?

東京は割と色々ありそうな気がします。

それ以外の地方都市は、どうなんだろう、地方都市からちょっと足を伸ばした小規模都市はどうなんだろう、、、。

期待と(いうよりも)不安が高まりつつ、ググって見ました。

 

まずは東京

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検索キーワードを、「東京 ヴィーガンレストラン」にして見たのですが、グーグルのトップに出てきたのはなんだか西東京方面に偏ってます。しかも、地図上に載ってるのは3軒だけ。そんなはずはない、、ですよねえ。

 

検索結果にちょっと驚きつつ、画面をじっとみていて見つけたMore placesというリンクをクリックして見ましたら、リストの続きのページになり、右側に大きな地図が出てきました。

 

やっぱりそうですよね、大東京にたった3つってことはさすがにありえない。

検索ツールを使いこなさねば、せっかくのお店に気がつかずに素通りしてしまうところでした。

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グーグル以外にも、レストランの口コミサイトとか、日本のヴィーガンコミュニティのサイトなどで調べればもっと出てくるかも、、と淡い期待を抱きます。 

 

次に関東の地方都市を調べる

成田空港着ですので、とりあえず千葉はどんな感じでしょう?

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東京のすぐお隣なのに、グーグルに出ているだけのお店だけとはいえ、激減してたった5店舗です。成田空港にはヴィーガン・レストラン、ないってことでしょうか。

 

神奈川県は?

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ひょっとすると東京よりも多いくらいでしょうか?一つ一つを確認したわけではありませんが、数だけ見たら千葉よりも安心してウロウロできそうな予感がしますね。笑

 

関東以外の地方都市はどんな感じか

食い倒れの大阪にはちょっと期待したいですね。

検索キーワードは、「大阪 ヴィーガンレストラン」。

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南の方、関空方面にもあと3軒ほどありましたが、ズームアウトすると店のアイコンが消えてしまうのでスクリーンショットには入りきりませんでした。

 

大阪には、「タコは入っていないけれどめっちゃ美味しいヴィーガンたこ焼きのよっちゃん」のようなお店があって欲しいなあ、と密かに期待しています。

 

名古屋はどんな感じでしょうか

ヴィーガンエビフライとか、ヴィーガン味噌カツ、あるでしょうか。。。

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残念な結果が

 

では、福岡は?

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ちょっと盛り返しました。でも、レストランで検索しているのにブティックのアイコンが紛れ込んでますし、お店のリストの一番下には福岡パ*コなんかが載っていましたので、グーグルでのリストの信憑性もちょっと、、、。

 

レストラン検索&口コミサイト

北米のレストランの口コミサイトですと、Yelp! などがよく使われているし、Happy Cowも使えるんですが、日本で皆さんがよく参考になさっている口コミサイトってどういうのがあるんでしょう。

私がググった場合何度か見かけたのは食べログというサイトなんですが、どうも使いにくい。

試しに「横浜 ヴィーガン」で検索したらこんなのが出てきまして。笑

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最初の検索画面でヴィーガンと指定したんですが、それだけでは不足だったようで、この検索結果のページにあるGenreというスペースに再びヴィーガン、と入れたら途端にヴィーガンらしいお店のリストが出ましたが、二度手間ですね。

 

グーグルの普段の使用言語が英語に設定してあるせいか、店の名前がローマ字表記されてしまうようで、それも煩わしい。

他に何かもっと使いやすい口コミサイトはないものか。

 

 

検索キーワードも工夫が必要

検索するときに、「ヴィーガン」としてしまうことで「ビーガン」が引っかからないのかもしれませんし、ヴィーガン・オプションのあるヴェジのお店や普通のお店なども見逃してしまいます。

キーワードを変えて工夫しなければ。

あと、台湾素食とか日本の精進料理やマクロビもヴィーガンが食べられるメニューですよね。マクロビはあくまでもマクロビであってヴィーガンとは限らないですけれど、精進料理なんかはまさにヴィーガン。使わない手はない。

 

グーグルや口コミサイトでの検索以外にも、日本のヴィーガン・コミュニティが紹介している日本全国のヴィーガンのお店のリストや、日本にお住いのヴィーガンの方のブログでの紹介記事なども大変参考になります。

ランキングサイトなどに載っているブログばかりではなくて、今まで存在を知らなかった日本在住ヴィーガンの方のブログもいろいろと検索で引っかかってきます。

お店の紹介記事も内容が濃くて読んでいて面白いので、つい読みふけってしまったり。

 

一週間の滞在のためにどれだけ時間をかけるんだ、という気もしますが、まあ準備しないで望んだらきっとひもじい思いをすると思うので、ここが踏ん張りどころ。

 

 

いざという場合は、コンビニで冷奴と枝豆ともずく酢でも買って、ビールでも飲んでやり過ごそうかな。

 

 


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