食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

旅の楽しみ・旅の思い出

先日のオンタリオの義母訪問で、初めての街に足を踏み入れましたが、どこも似たような南オンタリオの田舎町でさえ、初めての街だと新鮮な気分と発見する楽しみを感じます。

私は知らない街へ行くのが結構好きです。好きな街を再訪するのも好きですが、初めて足を踏み入れる場所ってワクワクしますね。

 

先日、ネットサーフィンしていたら、現在利用しているインターネットのプロバイダーから「利用者の満足度についての調査にご協力ください」というメッセージウィンドウが開きました。

「閉じる」ボタンがなかったので、じゃあアンケートに「こういう邪魔なことしないで」って書こう、と思いつつご協力開始。

質問はほんの3つ4つでお終いになり、最後に「協力してくれた顧客の中から、特に選ばれたあなたにだけ、下記のプレゼントを差し上げますので、好きなものを選択してください」と。笑

二種類あったその「プレゼント」は、一つがiPhone 7一台とクルーズの旅2日間(短いクルーズですね)

もう一つは、アマゾン商品券500ドル分と、リゾート旅行券二枚(旅行券ってどういう仕組みなのかわかりませんが)

 

こういうのって、いわゆるフィッシングというやつで、物欲に駆られて個人情報を入力させて、、、っていう展開でしょうから、その画面を見た時点でブラウザ自体を閉じました。

 

私個人は、クルーズの旅もiPhoneも欲しくないし、アマゾンの商品券はあっても邪魔じゃないですが、まあどっちみち絵に描いた餅ですからねえ。

 

でもiPhoneとか旅行券とかってやっぱり万人ウケする賞品なんでしょうね。

 

それにしてもクルーズ、、、

 

ついその前日に、カリブ海方面でクルーズの旅7日間を楽しんできた友人とお話ししたところだったんです。

旅程を詳しく聞けば聞くほど、クルーズってやっぱり私は興味ないわ、と。

 

旅の楽しみは色々ありますけれども、自分の中で重要なのは、やっぱりその土地の地元の人たちの暮らしぶりを垣間見たり、その土地の食べ物を体験することなど。

もちろん、その土地の自然を満喫するというのもあります。

 
 

食べること以外での旅の楽しみは、地元の人たちとのちょっとした交流です。

私も夫も、旅先のカフェやバーなどでゆったりのんびり座って、隣のテーブルの会話を聞いたりだとか、バーテンダーの人と世間話したりだとか、そういうのが好きです。

あとは、市バスなどを使って移動することで、街の様子を車窓から眺めたり、その街のバスシステムを理解するために四苦八苦しながら、助けてくれる地元の人たちとちょっとお話ししたり、、、というのが楽しいんですよね。

 

最近はなんでも携帯で、アプリを使ってナビゲートして、、っていうのが簡単かもしれませんけれど、外国で地図を広げてあれあれ、あっちかな、こっちかな、ってやってると、必ず助けてくれる地元の人たちがいます。

 

助けてもらいながら、どこに行きたいのか、ああ、あそこは素晴らしいよね、楽しんでね、などと簡潔な会話をしたり、はたまた、ついでにもうちょっと突っ込んだ話ができることもあるし。

 

旅先で出会う人たちと、友達になりたいなんていう考えは全くありません。

所詮は赤の他人同士ですからね。

でも、他人同士で気軽に楽しく話せることって結構たくさんあります。

 

その土地の政治や歴史について質問すれば、その人なりの見解を解説してくれたり、逆にこちらが住んでいる国の政治や暮らしぶりについて聞かれたり。

 

バーなどだと、たまにちょっと酒が回って饒舌になった人好きなおじさんに引っかかってしまったりもしますが、それもまあ、面白いかな。

 

若い女性の一人旅だったらちょっと注意するべき、という場面もありえますけれど。

無防備な状態で一人で未知の空間にあまり深入りしないように気をつけるというのは大前提です。

「明日はどこへ行く予定なんだ、じゃあそこで待ち合わせしよう、案内してあげる」的なことを言い出す人とは関わらないようにしましょう。

 

他人と会話をしないまでも、バーやレストラン、バスや地下鉄などで、隣の席で繰り広げられてる会話に聞き耳をたてるのも結構楽しいです。

逆に、英語圏じゃない街で夫と会話してると、英語を理解できる人々(ヨーロッパの小さな国なんかだとほぼ全員が我々の会話を理解してます)が急に会話に入ってきたり我々が「どうなんだろうねえ」と言ってることの答えを教えてくれたりするので「あ、聞かれてたんだね」と苦笑いします。

 

日本では英語で話ししてるところへその辺にいた日本人が入ってきた、という経験は今のところありませんが、日本の人は控えめなので、英語がわかっていても他人の話には口出ししない、という人が多いんだろうと思います。

 

さて、旅の楽しみの「食べる」ことですけれど、これはヴィーガンになると、いわゆる伝統的なその土地の食べ物を全て楽しむことは出来なくなります。

いや、物によっては楽しめるんだろうけれど、観光客向けに紹介されているのはほぼ、肉、シーフード、など動物性食品が一押しされているものですからね。

そういうのじゃない、プラントベースの伝統的な食べ物ももっと紹介されていれば楽しみが増えます。

ここら辺は、伝統+近年の変化ということで、どんどん世界中でヴィーガン・ダイエットが広まって行ってくれることを期待していますね。

だって、やっぱりヴィーガン・ラーメンを食べさせる美味しい店がたくさんあるのは日本でしょうし、その土地の人の工夫が反映されますからね。

 

伝統的に肉食が重要だったけれど、ヴィーガンがかなり普及して定着していると言われている各国の都市をいつか訪問するのが楽しみです。

ありきたりですが、あとは時間とお金の問題ですね。

 

 


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ヴィーガン・オン・ザ・ロード・2017

イースター4連休の義母宅訪問、いって来ました。

ああ、疲れた。笑

 

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高速からの景色(というほどのものではありませんが。)水平線はオンタリオ湖です。いや、もっとマシな景色のポイントを過ぎたところで「写真とろ」と思いついたせいで、なんだかパッとしない絵柄です。

 

今回は、事情があってちょっと慌ただしく、出発前の荷造りなども大急ぎで片付け、持って行くのをうっかり忘れたものもありました。

が、そのぶん、訪問先での運というか、外食がだいたいいい感じだったので驚きでした。

これまで遭遇した外食経験はだいたい、田舎の本当にどうしようもない「ホワイトブレッド、ハンバーガー、フィッシュ&チップス、オニオンリングス」みたいな選択肢もしくはマクドナルドをはじめとするファーストフードチェーンばかり、、、という世界だったんですけれど、それが徐々に変わりつつあるような感じでした。

 

3ヶ月前に訪問した時には割と準備万端で外食しなかったんだろうと思います。

そのため、今回は田舎町の新鮮な驚き体験を楽しんで来ました。

 

今回は義姉妹や友人と外食する機会が何度かあり、外食するたびにいちいち「ヴィーガンでも行けるところにして、、」というのもいやらしいので、まあいいや、入った店でサラダを頼んで「チーズ、ベーコンビッツ、マヨネーズ、肉類、は入れないで」と頼めばいいや、と。

 

でもね、入ったお店にサラダのバリエーションが5種類くらいあって、それ以外にもアペタイザーで野菜のみに対応してもらえるものが何種類かあって、ウェイトレスが「ヴィーガン」という言葉に「ええ?なにそれ?」という反応をしない、という、そういう嬉しい経験が続きました。(なので、実際に湖の魚やフィッシュ&チップスが売りなお店にも入りましたが、サラダが豊富だったので全く困ることなく美味しく楽しみました。)

 

その上、ヴィーガン対応なヘルス・フード・ショップ&ちょっとしたカウンターで食べられる店、というのも、ものすごく小さな町(ダウンタウンがメインストリートの1ブロック分に収まるサイズ)の真ん中にあったのです。

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左が私が注文したチックピー・バーガーのサンドイッチ。右が夫のブラックビーン・バーガーのサンドイッチ。夫が頼んだ一品は美味しかったです。私が頼んだチックピーの方は、ちょっとドライな上、レタスの水切りがしっかりできてなくて、水っぽく、ソースが水に薄められてバンの間から滴り落ちるという、残念な結果でした。でもこういうお店を応援したいので、これくらいは目をつむります。近場に競合店が出たらそっちに行っちゃいますけどね、きっと。

 

まだまだ新しいお店みたいでしたので、応援の気持ちを込めてチップも弾み、お店で扱っていたオーガニックの野菜の種をちょっと買って見ました。

Happy Cow のappで見つけましたよ。

お店のサイトもあります。

http://www.sweetgreens.ca/

 

今までこういったコンセプトの店は大きめな街以外では本当に滅多に見かけなかったんですけれど、考えてみると不思議ですよね。

だって田舎にだって健康や動物愛護を考える人たちは住んでいるでしょうし、家族のことを考えてオーガニックのものを、なるべく植物性のものを、と思っているお母さんたちだってたくさんいそうですからね。

 

 

あとは、友人が住む地方都市で外食しました。

普通のパブでしたが、サラダをヴィーガナイズしてもらいました。

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ビーツ、アボカド、枝豆、コーン、ブラックビーン、トマト、玉ねぎ、レタス、、、あとはナッツ少々。ヴィーガナイズしないバージョンを義妹が注文したのですが、それにはターキーとゴートチーズがふりかけてありました。私の分のターキーとゴートチーズはサイドにしてもらい(別皿)テーブルの真ん中に置いてみんなで分けてもらいました。

 

帰りがけに寄った別の友人のお宅では、以前友人のパートナーが「私は姪が二人ヴィーガンだから、ヴィーガン対応するのには慣れてるよ」と言っていたんですが、今回訪問したら、ティーネイジャーの娘の一人がヴィーガンになって毎日ヴィーガンクックブックから何かを作っているとかで、ヴィーガンなブランチを作っていただきました。

 

着実にヴィーガン人口、増えてる感じがしますね。ワクワク。

 

さて、帰りの道のりではランチが必要、ということで、友人宅のブランチを後に、友人オススメのオーガニックショップでパンとバナナ、ジェリー、オリーブなどを買い(ピーナツバターは持参してありました)車中ではピーナツバター&ジェリーのオープンサンドと、パンとオリーブ、という、まあ手抜きですが美味しいピクニックをしましたよ。

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車中で食べると食べこぼしやクズが散らかりますので、ピクニックは新聞の上で広げます。知らない人の写真が写り込んでいますが、単なる新聞記事です。

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ピーナツバター&ジェリーは北米人の手抜きランチですが、塩味と甘味が融合し、しかもそのままだと喉にくっついて食べにくピーナツバターを食べやすくするので、私は好きです。日本の方にはあちこちで嫌われてるような印象ですね。私の夫は生まれてこのかたカナダ人ですが、彼もこれ嫌いなんですと。まあいいです。一人で楽しみますから。笑

 

 


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旅の途中で食べる弁当用にレンティル・ローフ

仕事を早めに切り上げて、帰宅したら速攻車に乗って出かけるという予定で挑んだ、週末のオンタリオ訪問です。

仕事を切り上げられるのはだいたい4時くらいで、帰宅できるのは4時半くらい。

ですので、夕飯の支度とかしてる時間はもちろんありません。

 

車中でががっと食べることもできるような夕食を持参しなければ。

 

ということで、サンドイッチ。

 

前日にレンティル・ローフを作って、アボカドと一緒にパンに挟んで持っていきました。

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これをスライスしてパンに挟みます。

 

夫は、肉やチーズも食べたい時には食べるのですが、多分オンタリオ滞在中には家族と朝食食べにいってソーセージやベーコン、、とか、肉の摂取をするでしょうから、車中ではヴィーガンに付き合ってもらいます。

 

私は、オンタリオで親戚と朝食に行くときは、夫と同じメニューで、卵抜き、肉抜きで、トーストにはバターを塗らないで、とお願いします。

ブルース・ブラザースのダン・エイクロイドの気分で「トーストはドライで」と。笑

 

でも白いパンじゃなくて全粒粉かライを頼みますけれど。

 

ナッツとドライフルーツもパックして、準備完了です。

 

 

レンティル・ローフ、去年もこの時期に作ってますね。

作り方はとても簡単で、サンドイッチの具にもなるので便利です。


基本レシピにナッツを入れたり、つなぎを変えたりして好みにあわせられます。今回は米粉を使ったのでもっちりと。

入れる野菜も、今回は冷蔵庫になかったセロリ、レッドッペッパーは入れず、ズッキーニとマッシュルーム、ドライゴジベリーとナッツ類を入れて見ました。

 


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ケベック州のテナントを守る法律

先週、職場でウェルフェア受給者や住宅補助受給者のためのワークショップをしてくださるNPOとのやり取りをしていたのですが、そのNPOのチラシを眺めていたら、自分が思い込んでいたことに若干間違いがあったことに気がつきました。

 

だいぶ前に書いた、室温設定の記事で、私の住んでいる州では室温設定が20度に保てない場合は、そうできるように対処しない大家は罰せられるんですよって書いたと思うんですけれど、間違っていました。

 

21度でした。(1度の違いですけど)

訂正いたします。

 

私が住むケベック州では、テナントの権利はかなり保証されているので、大家さんが一向に改善してくれない場合は出るところに出ると(州政府の住宅関係の事務所ですけれど)簡単な法廷みたいなところで双方の言い分を言い、違法な大家には、被害者のテナントに被害総額を支払えとか、被害総額に鑑みて、一ヶ月分の家賃を無料にしてやれ、とか、そういうお裁きが降ります。

 

寒冷地ですから、住宅をきちんと暖かくできないような設備で人に貸すのは下手すると命に関わりますからね。

住宅そのものも、暖房をけちったり断熱材をけちった家なんかで室内に氷が張るようなところだと、その氷が溶けて湿った壁や床がカビ、カビが広がって住宅のあちこちが痛み始めますし、カビ臭い不健康な空気の中で生活すると健康を害することもあります。

だから、こういう賃貸に引っ越してしまっても、我慢してちゃいけないんですよね。

 

7月1日はカナダではカナダ・デーですが、モントリオールでは引っ越しの日です。

この日に新しいアパートに引っ越す場合、だいたい4月中に大家にはリースを更新するつもりがないことを通知して次のアパートを探し始める必要があります。

外国人のアパート探しは常に、無知なことにつけ込もうとしてる相手とのやりとりの可能性を孕んでいますので、簡単なテナントの権利などについて書いてみようと思います。

 

 

テナントとして、もしくは部屋探しをしている人としての権利は、室温だけではなくて、他にも

 

  • 入居時にデポジットを要求するのは違法 (日本でいうなら敷金ですかね)
  • Social Insurance Number(SIN) を教えろと言うのも違法  
  • 前の住人が支払っていた家賃をリースに記入する欄があり、テナントは前の住人の家賃と自分に請求されている家賃の差額を知ることができる。
  • 物価の上昇率、そのユニットの暖房施設のエネルギー(電力、オイル、天然ガスなど)の値上げ率などにより、前の人の家賃と自分の家賃との値上げ率が制限されている。

 

それ以外にも色々と細かくテナントの権利が決められています。

 

そういう法律っていうのは、あるけれど自分がそれを大家に言ってもうまくかわされてしまう、ごまかされてしまう、というのが現状だったりしがちです。

でも、そこでモヤモヤしたまま泣き寝入りすることはなくて、この法律に則った対処をしてもらうように、テナントを保護するNPOやボランティア団体などが色々とあります。

自分の権利をしっかりと知って、それを大家に書面で伝えて改善を求め、それでダメな場合は次はどうすればいいのか、手順をきちんと教えてくれます。

 

私も随分前にアパートの入居を決める時に大家が「外国人だからよくわかってないだろう」と思っていたのか、SINを教えろと言われたり、前の家賃のことは教えてくれなかったり、という経験をしました。

 

違法なんだから嫌だ、と言ってしまうと、それなら君には貸さない、なんて言われるかも、、と思ったので、「外国人だから持っていない」と逆に外国人の事情に詳しくないだろう地元民の無知につけ込んだ嘘でごまかしましたが。(外国人に貸した経験の豊富な大家ならそういう嘘は通じないだろうから、嘘で誤魔化すのはおすすめしませんけれど。)

それ以外にも色々と問題のある大家だったので、州の機関(Régie du logement)に持ち込む展開になりましたが、まあ面倒なことは面倒でしたけど、正当な権利を主張しただけでしたので、楽勝でした。

https://www.rdl.gouv.qc.ca

 

ただ、こちらに正当な権利があるのかないのか、友人たちの言葉を鵜呑みにするのはやはり不安だったので、州のお役所に持ち込む前にあちこちに存在する賃貸住宅問題の解決を手伝ってくれるボランティア団体の一つを訪れて自分の状況を伝えてプロ(法律を学ぶ学生がボランティアしていたりもします)のアドバイスをいただきましたけれど(無料で。)

私の場合は事情を説明したら「君のケースは単純だから、州政府に行って手続きしたら、時間はかかるけどちゃんと勝つから心配ない、楽勝楽勝、はい、次の人」みたいな簡単な(3分くらいだったか)やり取りだけでしたが、本当にそのあとはすべてのプロセスを自分一人で進めていけたので、現在ひょっとしてテナントとして窮地に立たされている人たちは、自分の権利をしっかり把握してきっちりと法律を利用しましょう。

 

私が賃貸に住んでこういった事情に詳しかった頃と現在では若干法律が変化してる可能性もありますけれど、現在はそれこそインターネットでググレばいくらでも情報が手に入ります。

実際に法に通じてる人に相談したい場合は、tenants rights, legal guide, などいろいろなキーワードでググってみたら、いろんな相談に応じてくれる団体が存在します。

 

部屋探ししてる多くの人々が、揉め事のない、いいアパートを見つけられるといいですね。

 


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イースター・ウィークエンド、長距離移動の限界は、、?

週末はイースター、復活祭で連休です。

うちは再びオンタリオの義母を訪ねて長時間ドライブです。

この間訪れたのが1月半ばなので、三ヶ月ぶり。

 

単純な私は三ヶ月も経つと「わーいわーい、またちょっと遠出して非日常だ〜。義母に会える〜」と浮かれるのですが、向こうへ到着する頃にはやはり長時間ドライブの疲れで「うーむ、疲れた」と感じますね。

でも、それでも、たとえほんのちょっとの旅でも旅は好きです。 

 

大駐車場・トロント

しかし、、、うちから義母宅までの間には、カナダ最大規模の都市、トロントがあります。

 

トロント、日本の東京などからいらっしゃると、別に大した大都市ではないんですが、何せカナダでは最大の都市。

 

だだっ広いんです。

 

しかも、公共の交通機関がしっかりあるのにもかかわらず、やっぱり北米なので、車で移動する人がとても多く、午後3〜4時くらいから夕方のラッシュ時刻はものすごくて。

 

ハイウェイ401という、うちの町から義母の家のあるところまで行く際に使う高速道路が、このトロントの北側を通り抜けているのです。

 

で、トロントを通過する際に、渋滞に巻き込まれると最悪です。

まるで巨大駐車場に紛れ込んで動けない、、、という感じで。

トロントといえば、私は渋滞を思い浮かべます。

 

日本の都会では電車や地下鉄網が発達しているから、車で移動して渋滞に巻き込まれた、、という経験自体ほとんど記憶にないのですが、東京や大阪って渋滞、どんな感じでしたっけ?(日本の都会は電車に乗って移動した記憶が9割9分です。)

 

トロントを通過するときには、何しろ渋滞がなければ30分くらいのところを、駐車場に停めた車がのろのろと進むようなノリで行きますから、ものすごく時間がかかります。

 

こんな渋滞した道路を通勤や仕事での移動で日常的に使わなきゃいけない人たちって、すごいストレスなんでしょうね。(電車やバスで通勤して見たら?と思いますけれど、事情は人それぞれなんでしょう、、、ね、、、。でもこんな渋滞に巻き込まれるよりはマシじゃ?と思うのは私の勝手。)

 

たまに遠方からここを通過しようとして巻き込まれてしまう私たちにとってもかなりなストレスです。

 

そういう次第で、オンタリオの義母宅へ行く時の片道の運転時間は、最低でも8時間くらいはかかります。(これを避けるため、夕方出発するともうちょっと時間短縮できますが、夜中の2時くらいに到着ということになるのでちょっときつい。)

 

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トロントを通過してハミルトン方面へ向かう高速。お行儀が悪いですが、足を上げたりして姿勢を変えなきゃ、腰にきます。この高速には、カープールレーンがあって、私たちは二人乗りなのでこのレーンに入れますが、一人で運転してる車は右側で渋滞してるのです。一人で一台運転、そうしなきゃいけない場合もありますが、何人かで一台をシェアすればガス代もカーボンフットプリントもセーブできますからね。

 
馬鹿でかくない日本国内で遠距離移動した時の記憶 と、だだっ広いカナダで慣れた自分

以前日本に住んでいた頃、東京から福岡まで新幹線に乗って行ったことがあります。

あの頃(ヒカリだったと思います)5時間くらいかかったんですけれど、広島を過ぎたあたりから車内がかなり空いてきて、九州へ入る前にはもう、私が乗っている車両には3、4人くらい乗ってたかどうか、くらいの空き具合になり、東京から5時間も乗ってきてお尻が痛いわ本読んでてももう飽きてたまらなくなってくるわで、どうしようかと思った覚えがあります、、、が、

 

今では、5時間の移動くらいは大したことないと本気で思います。

 

電車でも、バスでも、自家用車でも、陸路で隣の都市やちょっと向こうの都市まで行くとなれば、5時間くらいかかることは珍しくもなく。

飛行機でも、バンクーバーまでのフライトがあっという間に感じたり(日本からの帰国だと長時間フライトの後なので気分的には限界に近かったけれど。)

 

それで気がついたんですけれど、

 

あの、東京ー福岡では驚異的に退屈で腰が痛くて足が痺れるような感覚だったのに、最近は8時間かかっても、あそこまで拷問のような辛さは感じないようになりました。

 

もちろん疲れます。

腰にも良くないですから、車中座りながらも腰をちょっと動かして血行や筋肉の伸縮を活発に、、、、なんて工夫もします。

けど、5時間くらいであんなに苦痛に感じてたんだなあ、と不思議に感じるほど。

 

人間って慣れるもんなんですね。

 

 

それでも、飛行機に乗って日本へ行く時は、うちの町の空港から乗り継ぎ空港まで国内線でピャッと飛びまして、そこから日本行きの便に乗りますと、だいたい最低でも12時間以上かかりますから、このメインのフライトで、かなり疲れます。

 

それこそどうしようもない程、足腰の痺れと退屈さを感じます。

離着陸の時を除くと、飛行中は景色を見るでもなく、気を紛らわすものが限られてるせいでしょうか。

 

でも、それでも昔のあの、東京〜福岡の時よりはやっぱりまだマシかなと。

なぜでしょうね、慣れってそこまで人間を変えてしまうんでしょうか?笑

(ちょっと恐ろしい気もします)

 

飛行機に乗って遠くへ行くのはわくわくするんですけれど、長いフライトの後はいつもげっそりして、もう当分乗りたくないわー、と思いますよね。

 

こないだの日本帰省でもかなり疲れましたし帰国後風邪ひきましたし。

 

ああ、それでもまたどこかへ旅行したい気持ちは湧いてくるのです。

性懲りも無く。

 

とりあえず、性懲りも無く沸き起こってくる、この何処かへ行きたい気持ちを、週末の義母訪問でなだめてまいります。

 

今回は仕事を早めに切り上げて夕方5時くらいに出発し、渋滞が終わった頃にトロント通過して、出来るだけ真夜中ちょっと過ぎに着くようにしたいという計画です。(でも世間はイースターの4連休でお出かけする人も多いでしょうから、混んでるかもしれないな、、、どう出るかな、、といったところ。)

 

食事休憩は10分くらいで、それ以外のトイレ休憩も2回くらいで。

だから夕飯は、サンドイッチ持参で車中で食べちゃうかもしれません。 

 


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